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Razer,「トップストリーマー向け」と謳うUSB接続型マイク「Seiren Elite」を世界市場で発売
従来のRazer Seirēnシリーズが汎用性の高さを追求していたのに対し,今回の「Elite」モデルは,「Razer Seirēn Pro」(以下,Seiren Pro)の特徴であったハイパスフィルタを採用しつつ,ゲーム実況などの配信には過剰と判断される機能を省略し,より実況向けスペックになったのが見どころだ。
Razer直販サイトにおける価格は199.99ドル(税別,約2万1762円)となっている。現在のところ,国内販売の予定は明らかになっていない。
Razer Seirēnシリーズは,2014年12月に登場した初代の「Razer Seirēn」を皮切りに,デザインや基本機能は初代を継承しながら,機能を追加した上位モデルSeiren Proと,シンプルなデザインと機能に絞った廉価版「Razer Seirēn X」(以下,
初代SeirenやSeiren Proは,マイク本体に3基のコンデンサカプセルを内蔵して,4種類の指向性モードから用途に合わせて選択できるようになっていた。集音仕様は最大24bit解像度,192kHzサンプリング周波数だ。
一方のSeiren Xは,その明らかなエントリーモデルとして,コンデンサカプセルは1基だけとなり,指向性モードも,マイクの正面にいる話者の声を拾いやすいCardioid(カージオイド)型のみ,集音仕様は最大16bit解像度,48kHzサンプリング周波数となっていたわけだが,今回のSeiren Eliteは,そんなSeiren Xをベースとしつつ,最上位モデルのみが持っていたハイパスフィルタを追加した製品と言うことができるかもしれない。
マイク自体にもリミッターが内蔵されており,入力音声がしきい値を超えた場合に,調整して音が割れたり歪んだりすることを防げるとのことである。
初代SeirenやSeiren Proは,現行製品ではあるものの,国内における在庫は少ないようで入手性はよくない。その点,Seiren Eliteは,初代Seirenより20ドルほど高価ではあるものの,国内販売が行われれば,入手性の問題も改善する可能性はあるだろう。世界市場からあまり時間を置くことなく国内販売が始まることに期待したい。
●Seiren Eliteの主なスペック
- 基本仕様:USB接続ワイヤードタイプ
- サンプリング周波数:44.1〜48kHz
- ビットレート:16bit
- 周波数特性:20Hz〜20kHz
- 感度:未公開
- インピーダンス:未公開
- S/N比:120dB
- 指向性:カージオイド(Cardioid)
- 接続インタフェース:USB×1,3.5mmミニピンヘッドフォン出力×1
- 搭載ボタン/スイッチ:マイク入力音量調節ダイヤル,ヘッドフォン出力音量調整ダイヤル,マイクミュートボタン
- 本体サイズ:未公開
- 重量:未公開
- ケーブル長:3m
- 主な付属品:デスクスタンドベース,ウインドスクリーン,USB Micro-Bケーブル
- 対応OS:Windows 10/8.x/7,Mac OS X 10.8以降
RazerのSeiren Elite 製品情報ページ(英語)
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