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「Catalyst 13.12」公開。久しぶりのWHQL版は,ここ3〜4か月のβリリース集大成に
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印刷2013/12/19 12:09

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「Catalyst 13.12」公開。久しぶりのWHQL版は,ここ3〜4か月のβリリース集大成に

 北米時間2013年12月18日,AMDは,同社製GPUおよびAPU,チップセット向けドライバスイートの公式最新版となる「Catalyst 13.12」を公開した。公式最新版が登場したのは,北米時間9月18日リリースの「Catalyst 13.9」以来,3か月ぶりとなる。

 すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。また,どこからどうダウンロードすべきか確認したい人は4Gamerの最新ドライバリンクページをチェックしてもらえればと思う。
 なお,「Display Driver」のバージョンは13.251.0.0000(1312111721-13.251-131206a-165817C-ATI)で,Catalyst 13.11シリーズの最終版として北米時間12月3日に公開となった「Catalyst 13.11 Beta9.5」の「13.250.18.0000」(1312021342-13.25.18-131129a-165578E-ATI)と比べると,若干の引き上げを確認できる。

32bit版Windows 8.x・7用Catalyst 13.12(153MB)
64bit版Windows 8.x・7用Catalyst 13.12(203MB)

32bit版Windows Vista用Catalyst 13.12(151MB)
64bit版Windows Vista用Catalyst 13.12(208MB)

32bit版Windows 8.x・7・Vista用Catalyst Mobility 13.12確認ツール(944KB)
64bit版Windows 8.x・7・Vista用Catalyst Mobility 13.12確認ツール(1.1MB)

32/64bit版Catalyst 13.12チップセットドライバ(49.7MB)

4Gamerの最新ドライバリンクページ

 AMDによると,今回の13.12ドライバは,13.11 Beta9.5をベースに,MicrosoftのWHQL(Windows Hardware Quality Labs)を通過させたものとのことだ。4Gamerでは13.11 Beta9.5が登場したとき,その内容から,そろそろ公式最新版が出るのではないかと予測したが,果たしてそのとおりとなったわけである。

 実際,英文リリースノートを見ても,そのアップデート内容は,「Catalsyt 13.8 Beta」以降,細かく刻まれてきたβ版リリースの集大成という印象が強い。その意味では,β版ドライバを導入しないポリシーの人にとって,待望の公式最新版とまとめることができそうだ。修正が進んだ「Frame Pacing」機能について,現行のFrame Pacingが解像度2560×1600ドット以下を対象としていることが明らかになった点も大変興味深い(※4GamerがCatalyst 13.11 Beta9.5で行ったテストでも,4K解像度でFrame Pacingは機能していなかった)。
 同時に,ビデオ再生周りには,13.8 Beta以降のリリースでは言及のなかったバグ修正もレポートされているので,まったく同じというわけでもない。最新ドライバを積極的に試すタイプの人にとっても,意味のあるリリースになっているとも言えるだろう。

 ドライバのアップデート作業は自己責任となるが,AMD製品を使っているユーザーに広く勧められるバージョンになっているとまとめておきたい。


## 以下,英文リリースハイライトまとめ(※新要素および修正内容として明らかになっているもののうち,これまでの公式βドライバで実装済みのものは,項目の頭に【 】でバージョン番号を入れた) ##

●Catalyst 13.12の対応製品
  • Radeon R9 290・280・270シリーズ
  • Radeon R7 260・250・240シリーズ
  • Radeon HD 7900・7800・7700シリーズ
  • Radeon HD 6000シリーズ
  • ATI Radeon HD 5000シリーズ
  • Radeon HD 8000Mシリーズ
  • Radeon HD 7000Mシリーズ
  • Radeon HD 6000Mシリーズ
  • ATI Mobility Radeon HD 5000Mシリーズ


●Catalyst 13.12の新要素
・CrossFireの拡張
  • 【13.11 Beta9.2,13.10 Beta】「Call of Duty: Ghosts」のマルチプレイモード,「Tom Clancy's Splinter Cell: Blacklist」「Saints Row IV」「Metro: Last Light」に向けたCrossFireプロファイルの追加または刷新
  • 【13.10 Beta2,13.8 Beta】DirectX 10&11タイトルで,最大解像度2560×1600ドットまでのシングルディスプレイ構成に向けたFrame Pacing機能をCatalyst Control Centerから有効/無効切り替え可能に(関連記事1関連記事2関連記事3

・Enduroの拡張
  • 【13.11 Beta9.4,13.10 Beta2】「XCOM: Enemy Unknown」「NEED FOR SPEED RIVALS」「Total War: Rome 2」「Battlefield 4」「Saints Row IV」「Tom Clancy's Splinter Cell: Blacklist」「FIFA 14」に向けたEnduroプロファイルの追加または刷新


●Catalyst 13.12で解決した問題
  • 【13.11 Beta9.4】Radeon R9 290シリーズ搭載環境の一部で,画面が時折真っ暗になったり,ディスプレイが認識されなくなったりする問題(※が「直るかもしれない」とされている。原文は「May resolve intermittent black screens or display loss observed on some AMD Radeon R9 290X and AMD Radeon R9 290 graphics cards」
  • 【13.11 Beta9.2】Radeon R9 290シリーズ搭載環境で,「AMD PowerTune with Boost」の不具合によりファン回転数がバラつき,結果として古いDirectX 9タイトルがクラッシュすることのある問題
  • 【13.10 Beta】CrossFire構成時にセカンダリGPUがPCI Express x1接続となる問題
  • Catalyst Control Centerに表示されるHDMI Audio Driverの情報が誤っている問題
  • Catlyst Control Centerで「AMD Steady Video」のオプションがグレーアウトする問題
  • 【13.11 Beta9.5】Radeon R9 270X搭載環境で画面がちらつくことのある問題
  • 【13.11 Beta9.5】「StarCraft」で画面表示がおかしくなる問題(※リリースノートには「Starcraft」としか書かれていないので,初代のことだと思われるが,正確なところは分からない。原文は「Resolves graphics corruption issues found in Starcraft」)
  • 【13.10 Beta2】Autodesk製の3D設計ツール「Investor 2014」で画像表示がおかしくなる問題
  • 「World of Warcraft」で水がちらついて見える問題
  • 【13.10 Beta2】Enduroをサポートするシステムで,S3もしくはS4ステートに入っている最中に(あらかじめ接続されていた)ディスプレイを取り外すと,スリープステートからの復帰後,(ノートPC側の)画面に何も表示されなくなることのある問題
  • 【13.11 Beta8】Windows 8環境で「Battlefield 4」を実行するとアプリケーションがクラッシュすることのある問題
  • 拡張ディスプレイ環境で,Windows Media PlayerからAVI形式の高解像度ビデオを再生すると,画面が緑色になる問題
  • Windowsストアアプリからインタレース方式のビデオを再生するとフレーム落ちが発生する問題
  • Windows Media PlayerからWMV形式のビデオを再生するとビデオの表示がおかしくなる問題
  • 関連タイトル:

    AMD Software

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