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[E3 2005#202]コーエー松原氏に聞く,最新オンラインゲーム3作の行方
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印刷2005/05/30 23:37

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[E3 2005#202]コーエー松原氏に聞く,最新オンラインゲーム3作の行方

 コーエーのブースで展示されていた作品は,ほとんどがコンシューマ機用のタイトルだが,PC専用のタイトルの展示もしっかりと行われていた。そんな作品の一つが「Uncharted Waters」,そう,「大航海時代 Online」である。
 日本語版がそのままプレイアブルな形で置かれており,メディアや業者へのアピールとして展示しているというよりは,欧米のゲーマーに触れてもらって,その反応をうかがいたいという目的で動かしているようであった。
 実際に,コーエーでオンラインゲームを取り仕切っている松原健二氏は,期間中にいろいろと興味深い意見を直接耳にすることができたという。
 ここでは,ブースで捕まえた松原氏から聞けた話をお伝えしよう。


■海外での「大航海時代 Online」の反応は?

4Gamer:
 「大航海時代 Online」に対する,欧米のゲーマーの反応はいかがでしたか?

松原健二氏:
 驚いたのは,この作品のベースになっている"大航海時代シリーズ"を知っている人が想像以上に多かったことです。
 アメリカにもスーパーファミコン(SNES)版があったので,PC版ではなくSNES版の大航海時代のことを覚えている人がいて,「なぜあれ以降,新作を出さなかったんだ!」というお叱りも受けましたよ(笑)。また,とあるアジア方面のメディアからは,「このオンライン版は大航海時代IIベースなのか,それとも大航海時代IVベースなのか」なんていうコアな質問を受けました。
 現在はアジア方面への展開の作業中で,もうすぐはっきりとした発表ができると思います。その後はアメリカやヨーロッパ方面への展開を行っていきたいですね。

4Gamer:
 そのときは,いわゆるカルチャライズみたいなことも必要だと思いますか?

松原健二氏:
 キャラクターモデルはかなり日本&アジア向けなっていますので,変更する必要はあるかもしれません。ゲーム内世界は,以前もお話ししたように「日本から見たヨーロッパ」になっています。この部分がネックになるかもしれないと想像していました。ですが,別の見方もあるかもしれません。
 例えばアメリカやヨーロッパの人達から見れば,アジアというのは一つの固まりに見えると思います。でも実際に日本人である我々からすれば,中国や韓国,日本といった各地域のカルチャーはまったく違うものなわけです。
 同様に我々から見ると,アメリカやヨーロッパはほぼ同じ固まりに見えますが,そこに住んでいる人にしてみれば,やっぱりリージョンによって嗜好やカルチャーはまったく違う。となると,すべてのリージョンのプレイヤーが違和感を持たないでいられるものへのカルチャライズというのは,相当難しい。そうなると,「これはこういうものです」と日本から見た大航海時代を描いたゲームを提案するのも,アリなのかもしれません。

4Gamer:
 現在公式サイトでは,ゲーム本体と携帯電話間でのメール送受信サービスがアナウンスされていますが,このような携帯電話を使ったサービスは今後も増えていくのでしょうか?

松原健二氏:
 相場の情報などが携帯電話で見られるようになれば便利ですよね。あとはまだアイデアレベルなのですが,船の自動航行機能などもつけられればと考えています。メールでその日遊ぶ約束をしたら,待ち合わせ場所に自分のキャラクターを移動させておく,という使い方ですね。
 ただネットワークゲームの場合,新しい機能を追加すると予想外の落とし穴に遭遇することがありますので,細かく制限を設けるなど,実装は慎重に行っていきます。


■「真・三國無双 BB」は,どのようなゲームになるのか

4Gamer:
 さて,せっかくなので,2006年サービス開始予定の「真・三國無双 BB」についても聞かせてください。まず肝になる,Yahoo! BBの会員でないとプレイできないという部分ですが,通信速度はそこまでして死守しなければならない部分なのでしょうか。

松原健二氏:
 真・三國無双 BBのセールスポイントは,立ちふさがる敵をざくざくと切り倒していく爽快感です。これを実現するには,可能な限り細かく情報のやりとりを行う必要があります。これは,死守しなければいけない部分ですね。コマンドを出して,ワンテンポ遅れて技が出ていたら,幻滅するでしょう。
 60fpsの描画で考えると,1フレームあたりは16.7ミリ秒。そのレベルで遅延のないやりとりを行うには,Yahoo! BBの持つインフラとガッチリ組むのが適していると判断したわけです。

4Gamer:
 これまでに発表されている情報だけでは,いま一つゲームシステムが見えない部分があるのですが,具体的にはどのようなプレイスタイルになるのでしょう。

松原健二氏:
 広報担当者にも怒られるので,まだ具体的なお話はできませんが,「一騎当千の爽快感をオンラインへ」のコンセプトのもと,無双シリーズの持つ「お手軽/お気軽さ」を損なわないオンラインゲームにしていくつもりです。

4Gamer:
 なるほど。ところで,これまで松原さんの関わってきた作品には,「信長の野望 Online」にしろ「大航海時代 Online」にしろ,そしてこの「真・三國無双 BB」にしろ,プレイヤー同士の戦い(PvP)の要素が盛り込まれていますね。対人戦に対するこだわりのようなものをお持ちなのでしょうか。

松原健二氏:
 PvPは,ゲームの面白さの一つだと考えています。プログラムはどうしても同じような動きしかできませんが,人間は違います。信長の野望 Onlineであれば"合戦"の部分がPvPですが,人間が相手になるために"必勝法"みたいなものが生まれにくい。そこが楽しい部分ですね。
 大航海時代 Onlineでは"プレイヤーによる海賊行為"がありますね。こちらは動きの読み合いではありませんが,海賊がいるという事実は,あの時代/あの世界にマッチしていますし,やはりゲームをより面白くするために重要な要素だと思っています。
 ただあまりにも無秩序な状態を作り出してしまわないように,こういったPvP要素に対しては,今後も慎重に調整を行っていきます。海賊についてはつい先日もパッチでルールを変更した部分がありました。


■まったく情報の出てこない「三國志 Online」について

コーエーのシンガポール現地法人,KOEI ENTERTAINMENT SINGAPORE PTE. LTD.設立発表会での様子。襟川代表取締役会長兼CEO(左)と,Teo Ming Kianシンガポール経済開発庁長官(右)だ。この場で,初めて「三國志 Online」(仮称)の名前が出た
4Gamer:
 では,2007年サービス開始予定の「三國志 Online」(仮称)についても,ぜひ。この作品については,まだほとんど何も分からないので,とても気になっています。シンガポールで開発を行うとのことですが,やはり現地の人材のセンスを生かしたアジアンテイストを持つものに仕上がるのでしょうか?

松原健二氏:
 もちろんユニークな発想を持った人はたくさんいますが,物作り(ゲーム作り)の方法については,日本で研修を行っています。日本からもベテランの開発者を送り込んでいますし,私などが行ったときにも,開発の現場で使う言葉は日本語が中心です。ですので三國志 Onlineについては,異国テイストなどは含まず,これまでのコーエー作品のような"日本人が作ったゲーム"に仕上がるはずです。
 ゲームシステムは,大航海時代 Onlineと信長の野望 Onlineで比べるなら,どちらかというと後者に近いものになるでしょうね。もちろん似通ったゲームを作るつもりはなくて,とくに"戦い"の部分で違いを出していきます。

4Gamer:
 ひょっとして,有名な武将をプレイできたりするのでしょうか?

松原健二氏:
 信長の野望 Onlineでもそうでしたが,有名人物はNPCとして登場します。それ以上は……そうですね……,三國志において武将の存在は,とても重要な要素です。三國志 Onlineは,プレイしていて自分と武将との関わりがより強く感じられるようなものになる予定です。今言えるのは,ここまでです(笑)。

4Gamer:
 うーん,残念。続報を楽しみにしていますね。では最後に,すでに聞き飽きている質問かもしれませんが,やはり旬(?)ということで,このことについて。Sony Online Entertainmentが「Station Exchange」のことを発表してからRMTに関する話題がホットになっていますよね。これについての見解を,ぜひ聞かせてください。

松原健二氏:
 心配なのは,オンラインゲームがお金稼ぎの手段になってしまう可能性があることです。そうなると,ゲームが健全に楽しめなくなる可能性がある。誰かにレベルを上げてもらいたいとか,良いアイテムを現金で買えるものなら買いたいという要望があることは認識してますが,だからといってすぐに容認できるものでもありません。
 例えば,レベルを少しずつ上げていく過程で,さまざまな知識を吸収したり,他プレイヤーとのコミュニケーションをとったりしていく,そういうものをまとめて一つのゲーム体験ですよね。ですがそういう経験ナシでいきなりレベル20や30のキャラクターを使っている人がいると,ゲーム世界を壊してしまうことにもなりかねない。それ以外の,ゲームを純粋に楽しみたい人が楽しめなくなってしまうかもしれない。ですので,我々自身がRMT行為をサポートすることは考えていません。
 一方,アイテム課金などのビジネスモデルを否定するつもりはありません。RMTについては,今後も業界全体で考えていかないといけないと思います。現在のところ,コーエーで運営しているタイトルに関しては規約にあるとおりですし,私自身はRMTには反対の立場です。コーエー自体もそうです。

4Gamer:
 なるほど,分かりました。本日はどうもありがとうございました。


 E3というお祭りムードに助けられたのか,あるいは広報担当者がその場にいなかったことが功を奏したか(?),予想外に先のタイトルの内容についてまで聞くことができたのは幸運だった(まぁここには書けないオフレコ話もたくさんあったのだが)。
 しかし「真・三國無双 BB」にせよ「三國志 Online」にせよ,まだまだ情報が少ない。たまたま今回はブースで捕まえて話を聞いたが,幸い松原氏は日本人であり,E3に関係なく,いつでも話を聞ける相手である。今後もちょくちょく捕まえて(?),情報を探っていくつもりだ。(ライター:星原昭典)

  • 関連タイトル:

    大航海時代 Online

  • 関連タイトル:

    真・三國無双 Online Z

  • 関連タイトル:

    三國志 Online

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