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  • Black Salt Games
  • 発売日:2026/04/02
  • 価格:月額900円(税込)
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DREDGE+
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過酷な海で味わう,迫り来る夜の恐怖。不気味な海域で漁をしながら進めていく漁業アドベンチャー「DREDGE+」(今日から始めろApple Arcade #69)
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印刷2026/05/04 11:00

プレイレポート

過酷な海で味わう,迫り来る夜の恐怖。不気味な海域で漁をしながら進めていく漁業アドベンチャー「DREDGE+」(今日から始めろApple Arcade #69)

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 「Apple Arcade」は,Appleが月額900円(税込)でiPhone / iPad / Mac / Apple TV / Apple Vision向けに提供している,ゲームのサブスクリプションサービスだ。
 この連載では,広告やゲーム内課金なしでプレイできる200種類以上のタイトルの中から,4Gamerがチョイスした作品を紹介していく。

 第69回では,広大な海を舞台に不穏なストーリーが展開するオープンワールドスタイルのアドベンチャー「DREDGE+」を紹介しよう。


「DREDGE+」


リリース日:2026年4月2日
配信元:Black Salt Games
開発元:Black Salt Games
対応端末:iPhone / iPad / Mac / Apple Vision
ゲームパッド対応:○
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オススメポイント
1.複数の海域を移動,探索して漁をし,捕れた獲物で資金を稼ぐ
2.昼夜の概念があり,夜の海上では不可解な現象が発生。謎の怪異の存在も!?
3.船をカスタマイズしてさらなる遠洋に向かうことで,ストーリーが展開



 ニュージーランドのデベロッパBlack Salt Gamesが手がけ,2023年に発売された漁業アドベンチャー「DREDGE(ドレッジ)」が,後に配信されたDLCなどを含む“完全版”的な仕様で,「DREDGE+」(タイトル表記は「DREDGE COMPLETE EDITION」)としてApple Arcadeに登場した。

 漁師であるプレイヤーは,自前のトロール船で移動中に原因不明の事故に遭い,複数の諸島が点在する海域へと流れ着く。
 海域の中心にある「グレートマロー」島の町長の計らいで船を修理してもらったプレイヤーは,その修理代金を漁業で稼いで返しつつ,自分の家へ帰ることを目指し,広大な海原を巡っていくことになる。

釣り人募集の広告を見た主人公は,目的地に向かう最中に事故に遭ってしまう
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最初の拠点となる町「グレートマロー」。町長は親切に船の修理代を貸してくれる
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 ゲームは,自機となるトロール船を後方から見下ろす三人称視点で展開する。船を下りて徒歩で行動することはなく,島の住民との会話や海域調査もすべて船上から行われる。
 各島の要所には町があり,そこで人々と会話し,依頼を受けることで少しずつ物語が進行していく仕組みだ。

三人称視点で大海原を移動し,漁をしていく。ゲームパッドがあればより遊びやすい
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 海域には泡の立つ場所があり,水面下に魚影が見えるところが漁場となる。
 漁場で竿を下ろすと円形のゲージが表示され,タイミングを見計らって画面をタップし,成功すれば魚を釣り上げられる。釣りや漁の知識はとくになくても遊べるが,魚のサイズや生息場所に応じて専用の道具をそろえる必要があり,それらも漁で得た資金で購入していくことになる。

釣り鉤のアイコンが出たらそこで漁ができる。対応する漁具がないと釣れない魚もいる
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漁の画面。左の丸いゲージの中を動くラインがグリーンのエリアに入ったらタイミングよく画面をタップする。魚がいなくなるまで釣りは可能
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 本作で面白いのは,釣った魚がパズルピースのような複数の四角形で構成されており,それらをマス目状になった船倉へ収納していく点だ。

 船のエンジンやライト,漁具なども同じ要領で船倉内に設置しなければならないため,漁にあたっては魚のサイズや形状にも気を配る必要がある。
 ゲームを進めて船をアップグレードすれば,それぞれの設置スペースや船倉の広さを増やすことも可能だ。

 このやりくりがあることで,見つけた魚を片っ端から釣り上げることはできず,限られたスペースの中で何を持ち帰るかを考える,計画的な漁が求められるのである。

右が船倉で,空いたマスに獲物を配置する。このタラは3マスのL字の空間が必要だ
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船倉がいっぱいになるまで漁は可能だが,時間が経過すると傷んで価値が下がる
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 本作最大の特徴となるのが,昼と夜で海域のシチュエーションが大きく変化すること。
 昼は明るくのどかで遠くまで見渡せる海も,時間の経過とともに周囲は暗くなり,不穏な空気が船を包み込んでいく。
 暗い海にかかる赤い霧や,不気味な“何か”と出会うことでプレイヤーは錯乱し,その状態は画面上に開く目玉の「パニック度」として表される。

真っ暗な夜の海。ライトを点けないとほぼ何も見えない。最初に買うべき装備はライトだ
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夜にしか捕れないヤリイカ。こうした釣果を求めてくるクエストもあるので,避けては通れない
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画面中央上側に目玉が開いたら要注意。最大値になると目が赤くなり,港で睡眠を取らないと昼間でも回復しなくなる
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 これが最大の状態になると,見えないはずの幻覚が現れ,周囲には怪奇現象が発生する。
 ライトが消える,いるはずもない船が現れるといった現象はまだ序の口。移動中,目の前に突然岩礁が現れて事故を起こしたり,目が赤く光る鳥や巨大魚などが船に襲いかかり,獲物や資材を奪われたり,船体がダメージを受けたりと,予測不能なハプニングが次々に襲ってくる。

海上に現れる赤い霧。近寄ると船にまとわりつき,パニック度が上がる
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船が近づいてきたかと思ったら複数の光る目を持つ怪魚になった!
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黒い鳥の群れ。船倉の獲物を奪っていく
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 とくに船体ダメージは海上での行動において深刻で,通常の岩礁などにぶつかっただけでも損傷し,蓄積すると船倉にも影響が出る。最悪の場合は船が沈没してゲームオーバーになってしまうこともある。
 満身創痍の状態で夜の海から帰港する緊張感は凄まじく,画面上の目が赤くなったときには「頼む! これ以上何も起こるな!」と祈りたくなるほどだ。

ダメージを負った船体には×印がつき,修理するまでその場所に物が置けなくなる
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 夜が来るまでの時間は,移動時はもちろん漁の最中もリアルタイムで過ぎていく。夜の時間帯でないと捕れない魚や特殊な生き物もいるため,漁そのものをないがしろにすることもできない。
 いつまで漁を続け,どのタイミングで帰港するか。その見極めこそが,この海で漁師生活を送るうえで最大のポイントとなる。

船体のアップグレードには資材が必要。漁と同様に特定の場所でサルベージを行うと資材が手に入る
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アップグレードをすれば買った装備を取り付けて船を強化でき,長距離移動も可能となる
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 本作でプレイヤーの精神をじわじわと追い込んでいく恐怖の演出は,H・P・ラヴクラフト作品を思わせるもの。
 海の底からやってくる異形の何か,夜の恐怖でプレイヤーの正気を削るゲームシステム,閉鎖的でどこか様子のおかしい島の住人たちなど,明らかに普通ではない要素を「漁業アドベンチャー」という異色のジャンルに落とし込んでいるギャップが実に面白い。

最初に訪れるグレートマローを中心とした海域マップ。かなり広いので船のアップグレードは必須だ
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クエストを依頼してくる住人。人々と関わることで,アドベンチャーゲームとしての物語の深みも増していく
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海を走っていると,なんと漂流者を発見した。思わぬ出会いがプレイヤーに何かをもたらすこともある
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道中で手に入る本は,時間経過で読み進めていくとパッシブスキルを得られる。こういう独自のシステムは本作ならでは
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 メッセージはすべてローカライズ済みで,アドベンチャーゲームとしてのストーリーもしっかりと作り込まれているようだが,iPhoneでプレイするには少し文字が小さいようにも感じた。
 恐怖をしっかりと味わいたいのであれば,iPadかMacでプレイすることを推奨したい。また,「DREDGE」はPCやコンシューマゲーム機でも発売済みなので,Apple Arcade版でゲームの手応えを試してみて,ほかの機種へ移るのもありだろう。
 得体の知れない恐怖が待つ海域で繰り広げられる,異色のゲームシステムと物語を存分に味わってほしい。


Apple Arcade:月額900円(税込) / 年額6000円(税込)
Apple One:月額1200円(税込)
※「iCloudプラス(50GB)」「Apple TV+」「Apple Music」「Apple Arcade」を利用可能


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