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Creative,新世代サウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3D」を国内発売
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印刷2011/11/30 12:24

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Creative,新世代サウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3D」を国内発売

PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion
画像集#002のサムネイル/Creative,新世代サウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3D」を国内発売
 2011年11月30日,Creative Technology(以下,Creative)の日本法人であるクリエイティブメディアは,新世代サウンドカードシリーズ「PCIe Sound Blaster Recon3D」を2011年12月中旬から順次発売すると発表した。製品名と発売予定時期,直販サイト「クリエイティブストア」における価格は下記のとおりだ。

  • PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion
    2012年1月発売予定,価格未定
  • PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio
    2012年1月発売予定,価格未定
  • PCIe Sound Blaster Recon3D
    2012年12月中旬発売予定,1万2800円(税込)

 9月2日の記事でお伝えしたとおり,CreativeはPCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion(以下,Recon3D Fatal1ty Champion)と「PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Professional」(以下,Recon3D Fatal1ty Professional),PCIe Sound Blaster Recon3D(以下,Recon3D)の3製品を世界市場に投入すると予告していた。対して日本では,Recon3D Fatal1ty Professionalに代わり,PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio(以下,Recon3D Professional Audio)が置かれるわけだ。

画像集#003のサムネイル/Creative,新世代サウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3D」を国内発売
PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio
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PCIe Sound Blaster Recon3D

PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Professional
画像集#005のサムネイル/Creative,新世代サウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3D」を国内発売
 しかし,上位2モデルの市場投入は年が明けてから。そこでクリエイティブメディアは,待ちきれないという人向けに,Recon3D Fatal1ty Professionalの英語版パッケージを,数量限定,かつ直販限定で,Recon3Dと同じ12月中旬に発売する予定だ。
 直販価格は1万6800円(税込)。もちろんドライバは日本語版を適用できるので,誰よりも早く上位モデルを手に入れたい場合には,直販を利用することになるだろう。


「機能を重視する人向け」と位置づけられるRecon3D

ウリはゲームやボイスチャット周り


Sound Core3D
画像集#006のサムネイル/Creative,新世代サウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3D」を国内発売
 PCIe Sound Blaster Recon3Dシリーズの概要は先の記事でお伝えしているが,あらためて整理しておくと,本シリーズで採用されるるDSP(Digital Signal Processor,ここではサウンドチップとほぼ同義)は,Creative自社開発の「Sound Core3D」。2005年以来,Creativeの主力DSPは長いこと「X-Fi Xtreme Fidelity」だったが,いよいよDSPが刷新されることになる。

 Sound Core3Dが持つ最大の特徴は,クアッドコアDSPであるという点だ。Creativeはここ1〜2年,Creativeの米国法人であるCreative Labsと,音響品質チェック企業であるTHXの協業によるソフトウェアスイートで,Creative独自の音響補正機能「CMSS-3D」をベースに,THXの監修を受けた「THX TruStudio Pro」を強く推しているのだが,Sound Core3Dでは,このTHX TruStudio Proのハードウェアアクセラレーションに対応。バーチャルサラウンド機能「THX TruStudio Pro Surround」などを,CPU負荷なしで利用できる。
 足音や手榴弾の転がる音など,とくにマルチプレイで重要性が増す音の周波数帯域を持ち上げる「Scout Mode」を,ハードウェアの機能として用意してきているのも特徴といえるだろう。

 さらにSound Core3Dでは,「CrystalVoice」と呼ばれる音声チャット周りのハードウェア処理も行えるようになっている。ユーザーは以下のような機能を利用可能だ。

  • CrystalVoice Noise Reduction
    フロアノイズなどのノイズ低減機能
  • CrystalVoice Smart Volume
    叫んだ大声やぼそぼそした小声も相手に破綻なく届けられるようにする,入力音量のノーマライズ機能
  • CrystalVoice Acoustic Echo Cancellation
    スピーカーから出力された音をマイクが拾ってしうことでエコー(≒ハウリングノイズ)が起きる問題を低減する機能
  • CrystalVoice FX
    入力した音声を,ロボットなど,異なるキャラクターのものに変更する機能
  • CrystalVoice Focus
    後述する専用マイクを利用するときに,マイクの集音域を調整できる機能

 そして,Sound Blasterと長くつきあってきた人ほど感動しそうなのが,専用コントロールパネル「Recon3Dコントロールソフトウェア」である。THX TruStudio Proの設定ツールをベースに拡張された本アプリケーションは,少なくとも以前のSound Blaster用設定ツールと比べて圧倒的に使いやすい。ここから,Sound Core3Dというか,Sound Blaster Recon3Dシリーズの機能をさまざまにカスタマイズできる。

THX TruStudio ProやCrystalVoiceの設定ボタンを押すたびに待たされ,しかも別ウインドウが開く……なんてことはなく,非常に使いやすくなった。ちなみに「シネマチック」からはDolby Digital Liveの有効/無効,「高度な機能」では,アナログとデジタルの同時出力有効/無効切り替えが可能だ。また,今後のドライバアップデートで,再生中のサウンドとマイク/ライン入力した音をミックスして録音する「再生リダイレクト」にも対応するという
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D/AおよびA/Dコンバータを搭載しないため,Sound Core3D周辺は非常にすっきりした印象になっている
画像集#011のサムネイル/Creative,新世代サウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3D」を国内発売
 一方,これも先の記事で指摘したとおりなのだが,Sound Core3Dは,最大6ch出力に対応した24bit・102dBのD/Aコンバータと,最大4ch入力に対応した24bit・101dBのA/Dコンバータを内蔵している。そして,これらD/AおよびA/Dのスペックは,“旧世代”となるPCI Express Sound Blaster X-Fi Titaniumの同24bit・114dB,24bit・102dBと比べると,いずれも低いのだ。
 つまり,ダイナミックレンジ――最小値と最大値の比率を示したもので,値が大きいほど,より情報量が多い――のスペックは,新世代モデルのほうが旧世代モデルより低いことになる。

Recon3Dの基板上で目立つチップは,Sound Core3DとOPAMPを除けば,PCI Expressブリッジか何かだと思われる,Creativeのシルク印刷入りのものくらいである
画像集#012のサムネイル/Creative,新世代サウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3D」を国内発売
 その点についてクリエイティブメディアは,「最上位モデルとして『PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium HD』を継続販売するので,オーディオファンはそちらを選んでほしい」というメッセージを発している。要するに,単D/AおよびA/D変換のスペックでは,外部コンバータを搭載する旧世代モデルのほうが高い。ただし,音楽CDのダイナミックレンジである96dBは大きく上回っており,必要十分なスペックは確保できているので,最下位〜最上位モデルのどれでも変わらず利用できる入出力関連の機能群を,使いやすいユーザーインタフェースで利用してほしい,というわけである。
 ある意味で,ハイエンド志向の要望を切り,総合的な使い勝手に振ったともいえるが,果たしてこの戦略が市場からどういう評価を受けるかのは,なかなか興味深いところだ。

 なお,Sound Core3Dに外部D/AおよびA/Dコンバータを接続できるかどうかは,Creativeに確認中。詳細が判明したら,あらためてお伝えしたい。


いずれも基本機能は変わらず

ビームフォーミングマイクが選択のカギか


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通常モデルとなる3製品。左からRecon3D Fatal1ty Champion,Recon3D Professional Audio,Recon3Dである
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サウンド入出力インタフェース群。物理的には3.5mmミニピン×5,光角形×2となる
 というわけで,冒頭で紹介した4モデルはいずれもSound Core3Dを搭載し,統合型D/AおよびA/Dコンバータを利用するため,基本仕様に違いはない。ライン出力×3.ヘッドフォン出力×1,ライン/マイク入力兼用×1の各3.5mmアナログミニピン端子に,光角形デジタル出力×1,同入力×1を用意し,光デジタル出力時に「Dolby Digital Live」によるマルチチャネル信号のリアルタイムエンコード機能を利用できる点も共通だ。

 では何が異なるかというと,本体を覆うカバーと,イメージカラー,そして付属品となっている。

 本体を覆うカバーは,最下位モデルとなるRecon3Dを除く全モデルが採用。イメージカラーはFatal1ty仕様が赤,それ以外が青で,Sound Core3Dチップの装飾部と内蔵LEDの色がイメージカラーで統一されている。
 最後に付属品だが,まずRecon3D Fatal1ty Championは,5インチもしくは3.5インチベイへ取り付けられる「Sound Blaster I/Oドライブ」を同梱。Recon3D Professional Audioだと,3.5mmミニピン−アナログRCA変換ケーブルと光角形デジタルケーブルが各1本,そして音楽管理用ソフト「Creative Media Toolbox」のフルバージョンを同梱する。そして注目したいのが,Recon3Dを除く全モデルに付属する,CrystalVoiceの段で後述するとしたマイク「Sound Blaster Beamformingマイクロフォン」(以下,ビームフォーミングマイク)だ。

Sound Blaster I/Oドライブ。3.5mmミニのヘッドフォン出力とマイク入力,RCA×2のAUX入力を備える。なお,マイク入力とAUX入力はカード側のライン/マイク入力端子と排他だ
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上位モデルに付属するビームフォーミングマイク
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 ビームフォーミングマイクは,机上などに置いて使うのが想定されたマイクで,Recon3DコントロールソフトウェアのCrysitalVoice Focus以下,「ウェッジアングル」スライダーから,集音する角度を調整できるのが大きな特徴。たとえば「ナロウ」側に寄せると,マイクの真っ正面の音しか(理論上は)拾わなくなるため,スピーカーからゲームサウンドを再生させながら,ヘッドセットを使わずにボイスチャットできるようになる。
 一般的な机上設置タイプのボイスチャット用マイクで同じことをすると,スピーカーの音を拾い,それがまたスピーカーから再生され,ハウリングノイズとしてチャット相手に送られ,ほとんどノイズ攻撃のようになってしまう。その点,本製品を使えば,ヘッドセット不要でボイスチャットができるようになる(かもしれない)のである。

Recon3D Professional Audioに付属するケーブル2種
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 そのほか4モデルの主なスペックはのとおり。基本仕様が同じなので,ビームフォーミングマイクが必要かそうでないかが,取捨選択のカギとなりそうだ。ただ,ビームフォーミングマイク単体も2012年1月に3980円(税込)で発売予定となっているので,まずは最下位モデルを試してみるというのもアリだろう。

※1 同時出力は非対応
※2 ハードウェアアクセラレーション非対応
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