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印刷2011/09/02 12:05

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Creative,新世代サウンドカード「Sound Blaster Recon3D」を発表。新開発のDSP「Core3D」は“PC以外”もターゲットに

 シンガポール時間2011年9月1日,Creative Technology(以下,Creative)は,Sound Blasterファミリーの新作サウンドカードシリーズ「Sound Blaster Recon3D」を発表した。
 詳細情報は,Sound Blasterの公式Webサイトである「SoundBlaster.com」で向こう数週間以内に公開されるとされ,今回の発表では概要が明らかになっているのみだが,ひとまず,その内容をまとめてみよう。

Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion。詳細は後述
Sound Blaster


新開発のクアッドコアDSP「Sound Core3D」を採用

HD Audio CODEC内蔵で「OEM」「PC以外」を狙う


 Sound Blaster Recon3Dシリーズで共通して採用されるDSP(Digital Signal Processor,ここではサウンドチップとほぼ同義)は,Creative自社開発の「Sound Core3D」。Creativeは,2005年8月の発表以来,「X-Fi Xtreme Fidelity」を主力DSPとして位置づけ続けてきたが,ついに,DSP自体の刷新が入ったことになる。

Sound Core3D
 低消費電力で高い性能を得られるよう設計されたというSound Core 3Dは,4基の独立したプロセッサコアからなるクアッドコアDSPというのがポイント。
さらに,最大6ch出力に対応した24bit・102dBのD/Aコンバータと,最大4ch入力に対応した24bit・101dBのA/Dコンバータをも内蔵するというのも,Creativeの戦略上では,大きな意味を持っている。
 そのあたりは,今回の発表にあたって,CreativeのボスであるSim Wong Hoo会長兼CEOがリリース文中で語っている内容を見れば一目瞭然だ。いわく,Core3Dは「PCだけでなく,あらゆるデジタルエンターテイメントにおける我々のリーダーシップをより強固なものにする」「よりSound Blasterを多目的に使えるようにする」「我々のOEMパートナーがPCや家電で使える柔軟性を提供する」存在とのこと。最近ではX-Fi Xtreme Fidelityチップをマザーボードメーカーに対してOEM供給する例が目立っていたが,今後はPCに限らず,さまざまな製品に対して,Core3Dを展開していくということなのだろう。
 D/A&A/DコンバータはHD Audio CODEC互換だそうだが,こういう実装になっているのは,「サウンドカード以外のデバイスに搭載するとき,基板の実装面積的に,D/AコンバータやA/Dコンバータを内蔵しておいたほうが有利」という判断が働いた結果だと思われる。Core3Dは,Creativeの歴史上初めて,“PC以外”を見据えたDSPであるといえそうだ。

 なお,Core3D内蔵のD/A&A/Dコンバータだと,既存のPCI Express Sound Blaster X-Fiと比べてダイナミックレンジのスペックは落ちることになるが,実際にどういう音が出てくるのか,まだ発表されていない上位モデルで,外部のD/A&A/Dコンバータを搭載してきたりするのかなどといった部分は,実際に製品が登場するのを待つ必要があると思われる。

Sound Blaster Recon3Dのイメージ。かなりすっきりした基板になっているのが分かる
Sound Blaster


発表時点でのラインナップは3モデル

THX TruStudio Proのアクセラレーションに対応


 発表時点におけるラインナップは下記のとおり。3モデル中2モデルが「Fatal1ty」の名を冠しており,PC用としてはゲーマー向け製品として強く訴求されることがよく分かる。

  • Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion
  • Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Professional
  • Sound Blaster Recon3D

 3モデルはいずれも,THXと,Creativeの米国法人であるCreative Labsの協業によるソフトウェアスイート「THX TruStudio Pro」に対応。THX TruStudio Proは,簡単にいうと,Creative独自の音響補正機能「CMSS-3D」をベースに,THXの監修を受けたソフトウェア群ということになるが,Sound Core3Dを搭載したSound Blaster Recon3Dシリーズでは,THX TruStudio Pro処理のハードウェアアクセラレーションが可能というのが,Sound Blaster X-Fiシリーズとの大きな違いになる。
 また,マイク入力時のエコーキャンセリング機能やノイズ低減機能,音量を一定に保つスマートボリューム機能,各種エフェクト適用機能を総称した「CrystalVoice」も利用可能になっている。

入出力インタフェースはミニピン×5,光角形×2で,5つのミニピンは,おそらく5.1chアナログサウンド出力とヘッドフォン出力,マイク/ライン入力ではないかと思われる。ヘッドフォンアンプは「統合型」(integrated hedphone amplifier-out)とされているので,アナログ段に実装されているのではなかろうか
Sound Blaster
 最上位モデルとなるSound Blaster Recon3D Fatal1ty Championは,指向性の強い(beam-forming)マイクが付属しており,「CrystalVoiceと組み合わせることで,史上初めて,スピーカーによるサウンド出力を行いながら,マイクが利用できるようになった」と謳われているのが面白いところ。ゲーム中にスピーカーとマイクを併用しようとして,スピーカーから出力された音をマイクが拾ってしまい,ボイスチャット相手に多量のノイズを送りつけて怒られるという経験がある人もいるのではないかと思うが,それが本当に解決するなら,ヘッドセットを不要にするかもしれない技術として注目を集めそうだ。

 このほか,マルチチャネルスピーカーとヘッドセット/ヘッドフォン用のサウンド出力設定を簡単に切り替えるソフトウェア的な機能,ヘッドセット接続用のミニピン端子やボリューム調整機能などを備えたI/Oドライブがセットになっている点も,Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Championの特徴として謳われている。

 なお,下位モデルとなるSound Blaster Recon3D Fatal1ty Professionalは,I/Oドライブが省かれる以外,マイクも含めて同じ仕様とのこと。Sound Blaster Recon3Dの“無印”だと,マイクが省かれ,さらに,上位モデルでカード全体を覆うカバーが外されるという。

 出荷時期は,“無印”が一番早くて2011年内,Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Championが2012年第1四半期とされている。Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Professionalのスケジュールは公表されていないが,その仕様を考えるに,Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Championと同時期ではなかろうか。価格はいまのところ明らかになっていない。

Creativeのニュースリリース(英語)

  • 関連タイトル:

    Sound Blaster

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