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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第4回はPSP用のRPG「Dungeon Siege:Throne of Agony」を紹介
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印刷2007/08/01 20:24

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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第4回はPSP用のRPG「Dungeon Siege:Throne of Agony」を紹介

 PCゲームと関連のあるNintendo DS/PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載「PCゲームを持ち出そう!」。4回めとなる今回紹介するのは,PlayStation Portable(以下,PSP)用のRPG「Dungeon Siege: Throne of Agony」(以下,Throne of Agony)だ。


■はじめにPC版のDungeon Siegeシリーズを紹介

※画面写真は「マイクロソフト ダンジョン シージ 2」のものです
 PC版のDungeon Siege(ダンジョン シージ)シリーズは,とくに海外で大きな支持を獲得したRTS「Total Annihilation」で知られる,クリス・テイラー氏が手がけたハック&スラッシュタイプのファンタジーRPG。
 フル3Dで描かれた,当時としてはクオリティの高いグラフィックスや,シンプルな操作性,ユーザビリティの高さなどから,世界的なヒットを飛ばしたシリーズだ。

 以前4Gamerでは,シリーズ第2作である「Dungeon Siege 2」(邦題 マイクロソフト ダンジョン シージ 2)のレビュー記事を掲載している。同シリーズに関心を持った人は参考にしてほしい。

 今回紹介するThrone of Agonyは,これまで紹介してきたタイトルと同じく,日本国内では正規に販売されていない。そのため本作を入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店などで並行輸入品を購入する必要がある。
 なお,編集部で試した限りでは国内版のPSPでも動作した。とはいえ,4Gamer編集部やソニー・コンピュータエンタテインメントでは国内版PSPでの動作を保証しかねるので,あらかじめご了承を。また,本作は英語版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,マニュアルなどはすべて英語なので,注意してほしい。


■Throne of Agonyはシリーズの外伝的作品

 それでは前置きはこれくらいにして,Throne of Agonyのゲーム内容を紹介しよう。
 Throne of Agonyは,タイトルからも分かるように,1作めまたは2作めを移植/リメイクしたものではない。本作はシリーズの外伝的な作品といっていいだろう。
 元々同シリーズのストーリーはヒロイックファンタジーにありがちなもので,どちらかといえば物語性よりも,ユーザビリティに力が注がれていた。このことはThrone of Agonyにも当てはまり,ストーリーは直線的で,それ自体にさほど深みはない。

 ゲームの大まかな流れは,敵キャラクターと戦いながら,各所のNPCから請け負ったさまざまなクエストをこなしていくというもので,基本的にはPC版Dungeon Siegeと同様だ。
 ゲーム開始時に,プレイヤーキャラクターの容姿や能力をカスタマイズすることはできず,あらかじめ用意された3種類のいずれかを選択する。続いて,共に冒険する「Follower」と呼ばれるキャラクターを選ぶ。プレイヤーキャラクターごとに2種類用意されているFollowerは,とくにゲーム序盤で心強い存在だ。
 選択するプレイヤーキャラクターとFollowerの組み合わせ次第で,さまざまなプレイスタイルを楽しめるだろう。

 NPCがFollowerに加わったりしてその人数は増えていくが,二人以上のFollowerを従えている場合も,共に行動できるのはそのうちの一人とだけ。つまりPC版と異なり,画面に登場して冒険するのは,常に二人までのキャラクターだ。



■グラフィックスやサウンドはかなりのクオリティ

 グラフィックスのクオリティはほかのPSP用ゲームと比較して高いほうで,Dungeon Siegeシリーズの世界が,PSPでよく再現されていると感じた。各種エフェクトも派手で,見た目にとても楽しめるゲームに仕上がっている。
 ただ,画面に表示される範囲はさほど広くないため,キャラクターの周囲の状況が把握しづらいのが難点。残念ながら,ズームイン/アウトやカメラ位置の移動は行えない仕様なので,マップの構造や敵の場所を確認するために,つい画面上のミニマップにばかり気をとられてしまうのだ。
 Dungeon Siegeの良さは,世界の広がりを感じさせてくれるグラフィックスにあると思っている。PSPの画面解像度を考慮すれば,あまりズームアウトし過ぎるとキャラクターがこじんまりしてしまうことは想像がつくし,情報量が増えると処理速度の面でも不利なのかもしれない。とはいえ,Throne of Agonyの美しい世界を,より広い範囲で見てみたかったと思うのだ。

 Throne of Agonyではそのほかに,BGMも特筆すべき点といえる。荘厳さを感じさせるBGMは,美しいグラフィックスと相まって,Throne of Agonyの世界をより魅力的なものにしている。本作を遊ぶときは,ぜひヘッドフォンや外部スピーカーを使ってBGMを聴いてみよう。



■シンプルさがウリのDungeon Siegeを
■PSP向けにさらに遊びやすくアレンジ


 PC版では,キャラクターをクリック(またはドラッグ)して選択し,移動先や,攻撃対象となるキャラクターをクリックしてとるべき行動を指示する。
 マウスではなく,ボタンやアナログパッドで操作するPSPでは,当然ながらそれに合う操作方法が採用されている。Throne of Agonyは,アナログパッドを使ってプレイヤーキャラクターを直接操作する仕組み。Followerは自動的にプレイヤーについて移動し,自分の判断で攻撃を行うため,プレイヤー自身がFollowerを操作する必要はない。
 さらに,移動時にプレイヤーキャラクターとFollowerとの差が開いた場合,Followerはプレイヤーキャラクターのそばへ瞬時に移動するという親切設計なので,プレイヤーは,自分のキャラクターの操作に専念できるわけだ。

 Throne of Agonyでは,煩雑な操作を行わなくても遊べるように工夫されており,例えば,Lボタンを押すだけで即座にポーションを使えたり,武器の持ち替えや,攻撃モードの切り替えなどが方向キーに割り当てられていたりする。

 難度がやや低めに調整してあり,Followerもサポートしてくれるため,サクサクと戦いを進めていけるだろう。Throne of AgonyではPC版と同様に,プレイヤーキャラクターがいる場所にかかわらず,いつでも好きな場所でセーブできる。もともと遊びやすさをウリとするDungeon Siegeを,外出先などでも気軽に楽しめるタイトルといえるだろう。



■Throne of Agonyの「再現度」は?

 今回紹介したDungeon Siege: Throne of Agonyの再現度は,30%とする。数字が低めになったのは,ストーリーが異なる点や,操作方法やゲーム性をPSP向けにアレンジしている点を考慮した結果だ。そのアレンジはうまくいっており,PSPにマッチしたRPGに仕上がっていると思うし,Dungeon Siegeの持つ魅力もよく再現されているのではないだろうか。

 ただ残念だったのは,動作が不安定になる場合があること。敵と戦っているときなどに,わずかな時間ではあるが読み込みが発生し,動きがぎこちなくなったり,そのままフリーズしてしまったりといったことが何度か起きた。また窪みや,物と物との間に挟まって抜け出せなくなったこともある。
 先ほども述べたように,いつでも好きな場所でセーブできるので,いつゲームが止まってもうろたえないよう,こまめにセーブすることをおすすめしたい。(山)

Dungeon Siege: Throne of Agony

再現度:30%

「再現度」とは……紹介するNintendo DS/PSP用ゲームが,ベースとするPCゲームをいかに忠実に再現したものであるかを独断で判定したもの。この数字が100%であれば,PC版となんら変わらない完璧な移植であることを意味し,逆に0%であれば,PC版との共通点が一切見出せないほど異なるゲームにアレンジされていることを意味している。そのゲームの面白さ,ゲームとしての出来を示すものではないので注意してほしい。

対応機種:PlayStation Portable
メーカー:2K Games(Take-Two Interactive Software)
発売日:2006年10月30日
価格:39.99ドル
公式サイト:http://www.2kgames.com/throneofagony/

(C)2002-2006 Gas Powered Games Corp. All rights reserved. Gas Powered Games, the GPG logo and Dungeon Siege are the exclusive trademarks of Gas Powered Games Corp. 2K Games, the 2K logo and Take Two Interactive Software are all trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. Developed by SuperVillain Studios, Inc. SuperVillain Studios, the SuperVillain Studios logo and SVSGames are all trademarks of SuperVillain Studios, Inc. "PlayStation", "PS" Family logo and "PSP" are registered trademarks of Sony Computer Entertainment, Inc. Memory Stick Duo may be required (sold separately). Certain limitations apply to Wi-Fi compatible connectivity. See manual for details. Player responsible for Wi-Fi compatible fees. The ratings icon is a trademark of the Entertainment Software Association. All other marks and trademarks are the property of their respective owners. All rights reserved.

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