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世界対抗戦は完全勝利なるも,RWCの日本連覇はならず。日本代表が準優勝を飾ったRWC2013観戦レポート
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印刷2013/11/26 00:00

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世界対抗戦は完全勝利なるも,RWCの日本連覇はならず。日本代表が準優勝を飾ったRWC2013観戦レポート

ラグナロクオンライン
 2013年11月24日,ガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下,ガンホー)は東京・ベルサール渋谷ガーデンにて,MMORPG「ラグナロクオンライン」(以下,RO)のオフラインイベント「RWC2013&11thアニバーサリー・フェスタ」を開催した。
 このオフラインイベントでは,ラグナロクオンラインにおける世界一の対人戦ギルドを決定する大会「Ragnarok World Championship 2013」(以下,RWC2013)と,日本代表の5ギルドと各地域代表がチームとなって戦う団体戦「世界対抗戦」が行われた。
 RWC2013に参戦した日本代表ギルドは「Ragnarok Japan Championship 2013」で初優勝を飾り,今大会がRWC初出場となる「Northern_Code」だ。

 今大会は,RWC初の試みとしてリーグ戦が採用されており,前日の抽選によって各代表ギルドはA,B二つのリーグに分かれて戦った。その結果,Aリーグからは日本代表,Bリーグからはタイが勝ち進み,両ギルドによる決勝戦が行われ,圧倒的な強さでタイ代表が勝利を飾り,昨年の雪辱を晴らしてRWC2013王者に輝いた。日本代表ギルドは,決勝では完敗状態ながら準優勝となった。本稿では,日本代表ギルドの戦いを中心にRWC2013の試合の模様をお伝えしていこう。

ROオフラインイベントでは恒例となったコスプレステージ。今回はなんとフィリピンからもコスプレイヤーが参加
ラグナロクオンライン

スペシャルライブステージでは,飛蘭さんがRWC2013のイメージソング「BELIEVE」を熱唱し,会場を大いに盛り上げた
ラグナロクオンライン
 RWC2013開幕に先立って登壇したGravity CEOパク・ヨンチョル氏が日本語で
「今回で8回目となるRWCですが,パートナーであるガンホーと共催となるRWC2013はとても意味深い大会になると思っています。各地域から集まった選手の皆さんたちが,素晴らしい大会を見せてくれると信じております」と挨拶を述べた。
 続いて,お馴染みとなった修羅のコスプレで登壇したガンホーCEO森下氏は「ゲームを通じて世界中のプレイヤーが地域を越えて友情を深めている姿を見ると,ゲームを作ることが素晴らしいことだと実感できます。本日のRWC2013のように,世界中の方々が楽しめるようなゲームをこれからも作っていきたいです。今日は皆さんに楽しんでもらって,素晴らしい1日になってもらえればなと思います」と挨拶し,RWC2013開催宣言を行った。

Gravity CEO パク・ヨンチョル氏
ガンホー・オンライン・エンターテイメント CEO 森下一喜氏


日本代表チームが圧倒的な強さを見せた世界対抗戦

そして惜しくも頂点に手が届かなかったRWC2013本戦の模様をレポート


 ここから日本代表の試合を中心に紹介していくことになるが,改めてRWC2013のルールを簡単におさらいしておこう。RWC2013,世界対抗戦ともに試合は7vs7で行われ,3ラウンド中2ラウンド先取(RWC2013の決勝戦のみ5ラウンド中3ラウンド先取)したチームが勝利となる。試合時間は7分(RWC2013の決勝戦は10分)で,タイムアップまでもつれ込んだ場合は,残りキャラクターの多いチームが勝利となる。

 RWC2013はリーグ戦が導入され,A,Bリーグそれぞれ3ギルドが総当たり戦を行い,各リーグでもっとも勝利数の多いギルドが決勝戦へ進む。世界対抗戦は,日本代表の5ギルドと,各地域代表の韓国,中国,台湾,タイ,フィリピンの5ギルドがそれぞれチームとなった団体戦形式で行われ,勝利数の多いチームが勝利となる。

対戦表
ラグナロクオンライン

 出場選手が使用する7人の職業の組み合わせは「構成」と呼ばれていて,これらをどう組み合わせるが勝敗を左右する。本稿では,過去の記事の通りメインで使用されるロイヤルガード,修羅,アークビショップ,ソーサラー,ミンストレルの5人を「基本構成」と呼び,残りの2職業についてはその都度紹介していくことにする。

大会で多用される職業とその特徴
ラグナロクオンライン ラグナロクオンライン ラグナロクオンライン
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 それではまず,RWC2013のリーグ戦の模様から紹介していこう。なお,スキルなどの詳細は過去の記事を参考にしてもらえると幸いだ。

●Aリーグ 第1回戦
ラグナロクオンライン
日本代表「Northern_Code」vs 台湾代表(2-1)

 日本代表,台湾代表ともに基本構成にメカニックとシャドウチェイサーを加えた編成だ。
 1ラウンドめは,台湾代表がマップの上方で待ちの状態になり,日本が攻め込むという形となった。セルフディストラクションの撃ち合いになった際に,日本代表が修羅を倒されてしまい,決め手を失う。そのまま乱戦にもつれ込み,日本代表が凍らされる場面が増え,徐々に数を減らされてしまう。最終的には日本代表が1人,台湾代表が3名でタイムアップ。栄えあるRWC2013の最初の試合は,台湾代表の勝利となった。
 2ラウンドめは台湾代表がメカニックをルーンナイトに替えてスタート。1ラウンドめと同様に,それぞれマップの上下に分かれ有利なポジションを探る両ギルド。やがてドラゴンブレスを押し出して台湾代表が攻め込むが,それにカウンターを合わせるように日本代表のセルフディストラクションが決まり,台湾代表4人を撃破。残った3人を日本代表が落ち着いて倒していき,1勝を取り返した。
 双方2ラウンドめと同じ構成で始まった3ラウンドめ。ここでも日本代表のセルフディストラクションを台湾代表にうまく決めたが,ルーンナイトのドラゴンブレスに苦しめられる。だが,日本代表はそれに耐え,ほかの相手を先に倒して周り,最後にルーンナイトを撃破して勝利し,リーグ戦1勝を手にした。

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●Aリーグ 第2回戦
ラグナロクオンライン
日本代表「Northern_Code」vs 中国代表(2-0)

 日本代表は基本構成にメカニックとシャドウチェイサー。それに対して中国代表は基本構成にルーンナイトとウォーロックという編成で対決した。
 1ラウンドめは,日本代表が積極的に攻めていき,中国代表を凍らせたところにセルフディストラクションで3人を倒す。その後,中国代表の修羅の呪縛陣を喰らい,日本代表が動けなくなってしまうが,中国代表からの追撃がなく,行動不能を解除した日本が逆に中国代表に迫って各個撃破し,そのまま押し切って日本代表が勝利した。
 2ラウンドめは,中国代表がメカニックとシャドウチェイサーに切り替えての戦いとなった。今度は中国代表が積極的に攻め込み,衝突した際にお互いにセルフディストラクションが炸裂。痛み分けという形だったが,修羅が残る日本代表が,中国代表を凍結させて動けなくなったところを狙い打ち,勝利する。

ラグナロクオンライン

 この時点で日本の決勝戦の進出が決定。その後,Bリーグでも早々にタイが2勝をしたことで決勝戦の組み合わせが決定した。そのため,A,Bリーグの3回戦はともに中止するという異例の決定が下された。

 そのRWC2013の決勝戦の前に,日本チームの圧倒的な強さで完全勝利を飾った世界対抗戦の模様を紹介していこう。

ラグナロクオンライン

●世界対抗戦 第1試合
ラグナロクオンライン
日本代表「それはないける」 vs 台湾代表(2-1)

 「それはないける」は基本構成にメカニックとウォーロック,台湾代表は基本構成にメカニックとシャドウチェイサーという編成。
 1ラウンドめは積極的に攻め込んだ「それはないける」がセルフディストラクションで台湾代表の主力を潰し優位に立つ。その後は残った相手を追撃し,危なげなく緒戦を制する。
 2ラウンドめも冒頭から速い展開となり,台湾代表のウォーロックを倒す「それはないける」。さらにセルフディストラクションを使って攻め込むものの,逆に凍結されてしまい大ピンチに。台湾代表のシャドウチェイサーの動きが非常によく,ジャックフロストや妨害系のスキルで次々と不利な状況に追い込まれ,そこをつけ込まれた日本代表が敗北した。
 3ラウンドめ,ラウンド開始早々に日本代表の修羅が台湾代表の中心部に突っ込んで呪縛陣を使い,一気に動きを止める。そこへ間髪入れずに飛び込んだメカニックがセルフディストラクションを発動させ,台湾チームの大半を倒す。その後,ストーンカースなどで動きを止めて1人ずつ倒していき,あっという間に台湾代表を全滅。「それはないける」が勝利を決め,まずは日本チームが1勝を手にする。

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●世界対抗戦 第2試合
ラグナロクオンライン
日本代表「うさぎとかめ」 vs 韓国代表(2-1)

 「うさぎとかめ」は,基本構成とメカニックとシャドウチェイサー,韓国代表は基本構成にルーンナイトとウォーロックという編成。
 試合早々に正面衝突となった1ラウンドめ。より果敢に攻め込んだのは韓国代表だが,「うさぎとかめ」はカウンターでロイヤルガードと修羅を撃破する。その乱れた隙に韓国代表を凍結させ,さらにシャドウチェイサーの妨害スキルで駄目押し,戦力が低下したところを1体ずつ倒して「うさぎとかめ」が勝利する。
 2ラウンドめも速い展開となり,双方のロイヤルガードと修羅が早々と戦線離脱した。攻め手を欠いた「うさぎとかめ」はシャドウチェイサーを軸に奮戦するものの,韓国代表のルーンナイトの攻撃をさばききれずに敗北しイーブンとなる。
 運命の3ラウンドめだったが,ラウンド開始直後にトラブルが発生して試合が中断。その後,再試合に向けて調整を進めていたものの,どこかで折り合いが付かなかったらしく,韓国代表が試合放棄。よって「うさぎとかめ」の勝利となり,少し締まらないが日本チームが2勝めを手にした。

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●世界対抗戦 第3試合
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日本代表「Northern_Code」 vs タイ代表(2-0)

 「Northern_Code」が基本構成にメカニックとシャドウチェイサー,タイ代表が基本構成にメカニックとウォーロックという編成での対決。
 試合開始直後にセルフディストラクションを決めた「Northern_Code」。これでタイ代表のロイヤルガードほか数名を倒し,優位に立つ。その後,タイ代表の大半の凍結に成功し,動けなくなったところを1人ずつ確実に撃破。そのまま危なげなく「Northern_Code」が勝利する。
 2ラウンドめも「Northern_Code」がタイ代表を果敢に攻め,またもセルフディストラクションを決める。しかし,今度はタイ代表からもセルフディストラクションを決められる。4対3と人数的には有利なものの,修羅が倒されてしまい攻め手に欠く。だが,うまく連携を決め,相手の数を減らしていく「Northern_Code」。最後の1人となった修羅に呪縛陣を決められるが,追撃があろうはずもなく,逆に呪縛陣で動きを止め返したところを阿修羅覇皇拳で狙い打ち「Northern_Code」が勝利。同時に日本チームの勝利も決まったが,この戦いがRWC2013決勝戦の行方を大きく左右することとなる。

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●世界対抗戦 第4試合
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日本代表「10Second」 vs フィリピン代表(2-0)

 「10Second」は基本構成にウォーロックとルーンナイト,フィリピン代表はウォーロックとシャドウチェイサーという編成。
 1ラウンドめは,それぞれ相手を探るようにゆっくりとした展開から始まった。有利なポジションを巡って動く両代表だが,「10Second」 がフィリピン代表の背後を突くことに成功する。フィリピン代表のシャドウチェイサーが,フェイントボムからジャックフロストのコンボで迎撃しようとしたが,突っ込んできたところを逆に倒されてしまう。それで勢いに乗った「10Second」が一気呵成に攻め込み,フィリピン代表をを全滅。見事な戦いで1勝を挙げた。
 続いての2ラウンドめは,両代表がランドプロテクターを挟んで膠着状態となった。隙を見て「10Second」がセルフディストラクションでフィリピン代表の修羅を倒すが,その隙に「10Second」は凍結させられてしまいピンチに陥る。だがなんとか立て直して反撃を行い,見事に逆転を果たして勝利を掴んだ。

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●世界対抗戦 第5試合
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日本代表「CounterLogicGaming」 vs 中国代表(2-0)

 「CounterLogicGaming」,中国代表ともに基本構成にメカニックとシャドウチェイサーという編成での勝負。
 1ラウンドめは中国代表が攻め,裏を取られた「CounterLogicGaming」が受けるという形になる。中国代表を凍らせるなどしてなんとか盛り返し始めた「CounterLogicGaming」だったが,逆に凍らされてしまい一転してピンチに。そこを中国代表に攻め込まれ乱戦模様となるが,要所要所を締めた「CounterLogicGaming」がうまい具合に相手の数を減らしていき,そのまま押し切って勝利する。
 2ラウンドめは,1ラウンドめと違って両ギルドの正面衝突となった。速攻で中国代表を一気に減らしていき,気が付けば中国代表の修羅だけが残った状態となっていた。一矢報いようと突撃を試みる中国代表の修羅だったが,飛び込んだところを凍らされてしまい,あえなく敗北。「CounterLogicGaming」が2連勝で勝利を飾る。

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 そしてこの「CounterLogicGaming」の勝利により,世界対抗戦は日本チームの完全勝利となった。


世界対抗戦の結果が勝敗を分けた!?

RWC2013決勝戦と両代表ギルドのインタビューを紹介


 いよいよ世界一のROギルドが決まるRWC2013決勝戦。世界対抗戦では「Northern_Code」が勝利したが,決勝戦でも「Northern_Code」が勝つのか,それともタイ代表の反攻が見られるのか,会場のみならずインターネットを通じて世界中のROファンの注目が集まった大一番がスタートした。

●日本代表「Northern_Code」 vs タイ代表(0-3)

ラグナロクオンライン

 「Northern_Code」は世界対抗戦と同様に基本構成にメカニックとシャドウチェイサー。タイはリーグ戦で使っていた基本構成にルーンナイトとウォーロックという編成だ。
 1ラウンドめ,タイ代表はスタート地点から少し上のエリアで陣を張り,そこで待ち受ける形に。日本代表もスタート地点近くで動きを待つが,しびれを切らしたのか橋を渡ってタイ代表のもとへと進む。マップの左上で激突した両代表だが,タイ代表のドラゴンブレスの洗礼を浴び,日本代表が大きくたじろぐ。セルフディストラクションで形勢逆転を狙うものの見事に対応されてしまい,不発に終わる。そこから次の手を繰り出せず,逆にタイ代表に押し切られた形で敗北し,タイ代表が1勝目を挙げた。

 ここで「Northern_Code」はメカニックをルーンナイトに替えて2ラウンドめに挑む。タイ代表は1ラウンドめとまったく同じ場所で籠城を開始。1ラウンド取られた「Northern_Code」は攻め入るほかはなく,ルーンナイトを先頭に突っ込んでいく。ここでドラゴンブレスの撃ち合いとなり,戦いの流れを掴もうとする「Northern_Code」だったが,ルーンナイトの使い方が一枚上手だったタイ代表に一歩及ばず連敗してしまう。

 あとのない「Northern_Code」は,再びメカニックとシャドウチェイサーという編成に戻して決戦に挑む。三度,同じ場所で籠城を決め込むタイ代表に正面から勝負を挑んだ「Northern_Code」だったが,確実にセルフディストラクションを止めてくるなど,すべてにおいて的確に対応されてしまい,勝機を見いだせない。逆に,対応からの素早い反撃でなすすべもなく「Northern_Code」のメンバーが減らされていき,そのまま押し切られて全滅。圧倒的な力を見せたタイ代表がストレートで「Northern_Code」を下し,2年ぶり5度めの優勝に輝いた。

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優勝が決まった瞬間,大きな雄叫びを挙げるタイ代表。会場からも大きな祝福の声と拍手が挙った
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RWC2013優勝 タイ代表

RWC2013準優勝 日本代表「Northern_Code」

 表彰式のあと,森下氏は「日本代表に勝ってほしかったんですが」と本音をチラリと漏らしつつも,優勝したタイ代表の圧倒的な強さを賞賛。そして,今大会を通して世界中の人たちが楽しめるゲームの可能性を実感し,ますます創作意欲が増してきたと述べ,RWC2013は幕を閉じた。

 大会終了後,優勝したタイ代表と準優勝した日本代表「Northern_Code」へのインタビューを行う機会があったので,その様子をお届けしよう。世界対抗戦と決勝戦の2回に渡って戦った両ギルド。その差はどこにあったのか,そしてタイ代表の異様ともいえる対応力の秘密を聞くことができたので,RJCやRWCへの参加を考えているギルドは必見だ。


RWC2013準優勝 「Northern_Code」インタビュー


――準優勝おめでとうございます。まずは,今の心境をお願いします。

Northern_Code:
 完敗ですね。くやしいです。決勝戦のマップは練習していたものの,苦手意識があったせいか,力を発揮しきれなかったのが残念です。

――Aリーグの1戦目,台湾代表との戦いで1ラウンド落としてしまいましたが,そのときどんな気持ちでした?

Northern_Code:
 正直,負けたなと(苦笑)。以前のインタビューで自信満々に語っていたこともあって,ちょっとプレッシャーがかかりましたね。

――世界対抗戦でタイ代表と戦うときにはすでに決勝カードが決まってましたが,このときに手の内を隠そうとか,逆に探ろうという気持ちはありましたか?

Northern_Code:
 隠そうという気はありませんでしたが,ルーンナイトを入れた構成は見せないようにしようとは考えてましたね。

――世界対抗戦とRWC2013での大きな違いはどこにありましたか?

Northern_Code:
 タイ代表のルーンナイトとウォーロックの練度が異様に高い感じがしましたね。あとは地形の使い方がすごくうまかったです。たぶん,あそこで戦うことを最初から決めていたんだと思います。あとは,分析力の高さでしょうか。世界対抗戦から決勝戦までの間に対策を立てられてしまったのだと思います。僕らにはその余裕がなかったし,手の内を隠されていたんじゃないかとも思います。

――決勝戦では2ラウンドめにルーンナイトに変更しましたが,あれはタイ代表に対抗するためだったんでしょうか?

Northern_Code:
 1ラウンドめはメカニックとシャドウチェイサー,2ラウンドめはルーンナイトとシャドウチェイサーといったように,結果がどうあれ,戦う前からラウンドごとの編成を決めていたんです。

――なるほど。タイ代表と同じ構成で戦う日本代表ギルドはいなかったんですか?

Northern_Code:
 10Secondさんが同じ構成でした。彼らと練習で戦った経験はありましたが,タイ代表にあそこまで完璧に対応されるとは思いませんでした。

――来年に向けての抱負と応援してくれた日本のファンにメッセージをお願いします。

Northern_Code:
 まずは一緒に練習をしてくれたギルドの皆さんに感謝を。そして,優勝できなくてごめんなさい! 来年についてはこれから反省会をやって,RJCに備えようという感じですね。

――どうもありがとうございました。



RWC2013優勝 タイ代表ギルドインタビュー


――優勝おめでとうございます。まずは,今の心境をお願いします

タイ代表ギルド:
 世界対抗戦で負けていたのでプレッシャーがありました。その分,決勝戦で勝てて喜びもひとしおです。

――決勝戦で勝てた勝因はなんでしょう?

タイ代表ギルド:
 チームワークとプランニングですね。そこをしっかり決められたのがよかったと思います。

――日本代表と戦った感想は?

タイ代表ギルド:
 世界対抗戦で日本代表に攻められたときは,攻撃が速すぎてタイミングが合わず,負けてしまい悔しかったです。でも,負けたあとに対策を話し合うことで,どのタイミングでカウンターを仕掛けるかなどを検討しました。決勝戦のマップも練習を重ねていて,どう仕掛けられるかも分かっていたのが大きかったのかもしれません。

――もし,世界対抗戦で「Northern_Code」と戦っていなかったら,決勝戦はもつれたということでしょうか?

タイ代表ギルド:
 僕らにはルーンナイトを使ったプランがいくつかあるんです。世界対抗戦で負けたことと,お金がなくなってきたことでプランの変更を余儀なくされましたが,それがはまったという感じですね。

――なるほど。しかし,それらを考慮しても(日本代表の攻撃への)対応スピードは目を見張るものがありました。何か特別な練習でもあるんでしょうか?

タイ代表ギルド:
 ディフェンスのための練習として,7vs7ではなくコンピュータに2キャラクターを操作させて9vs7と,こちらの数が少ない状態での練習を積んでいるからじゃないでしょうか。

――すごい練習ですね。

タイ代表ギルド:
 追加した2キャラクターのうち,1人がメカニックなので,RWCの実戦ではありえないメカニック2人構成ということになります。相手の数が多いうえに,この2人にも目を光らせなくてはならず,その結果として判断力や対応力が身に付いたんだと思います。

――来年の抱負をお願いします。

タイ代表ギルド:
 来年のRWCに出場するには,まずタイ国内の予選を通過しなくてはなりません。タイはレベルが非常に高く,過去にRWCで4度の優勝経験のある二つのギルドの混成チームである僕らでも勝ち抜くのは大変なんです。まずはそこからですね。

――ありがとうございました。


 RWC2013準優勝,世界対抗戦5戦全勝と日本代表が見事な戦績を残したRWC2013。すでにRJC本戦出場クラスのギルドならば,世界各地域の代表と等しい力を持っているといえそうだ。
 だが,その頂点への壁は,まだ少し厚いらしい。もし「Northern_Code」とタイ代表ギルドが世界対抗戦で当たっていなければ……などと,つい考えてしまうが,勝負の世界に「たられば」はない。実際に世界対抗戦では「Northern_Code」が圧勝していることもあり,タイ代表ギルドに大きく実力が劣っているとは思えない。しかし,大会後のインタビューを通じて,実戦で使える戦術の構築や練習方法など細かなレベルでの「発想力」が今一歩足りないのではないか,との印象を受けた。例えば,タイ代表ギルドのディフェンス練習,メカニック2人を含めた9vs7で戦っても勝てるように練習するなど,ルール外の発想だ。もしかしたら,これ以外にもルールから外れた練習を行っているのかもしれない。
 むろん,システム的な問題もあって,すぐに日本で同じ練習法を導入できるわけではないが,こういったルールに囚われない自由な発想が,今後の日本が強くなるポイントになるのではないだろうか。今回の敗北を糧に,大きく飛躍するであろう来年のRWCでの日本代表の活躍に期待したい。

「ラグナロクオンライン」公式サイト

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