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コナミグループ,2025年3月期 第1四半期の決算短信を発表。営業利益が46%増など好調で,売上高と利益は過去最高を記録
発表によると,2025年3月期 第1四半期連結業績(2024年4月1日〜2024年6月30日)は,売上高は900億3900万円(前年同期比24.0%増),事業利益は251億4900万円(前年同期比46.6%増),営業利益は251億4500万円(前年同期比46.6%増),税引前利益は265億4600万円(前年同期比44.3%増),四半期純利益は191億6000万円(前年同期比43.3%増)を記録した。
・売上高:900億3900万円(前年同期比24.0%増)
・事業利益:251億4900万円(前年同期比46.6%増)
・営業利益:251億4500万円(前年同期比46.6%増)
・税引前利益:265億4600万円(前年同期比44.3%増)
・四半期純利益:191億6000万円(前年同期比43.3%増)
主にデジタルエンタテインメント事業の主力コンテンツが堅調に推移した結果,売上高と利益は共に過去最高を記録している。
デジタルエンタテインメント事業の売上高は642億200万円(前年同期比33.4%増),事業利益は238億1500万円(同57.7%増)を記録している。
同四半期においては,家庭用ゲーム機やPC,モバイル向けに配信中の「eFootball 2024」で,引き続き機能追加やゲーム内イベントを実施した結果,各国リーグ戦終盤の盛り上がりもあって好調な推移となった。
また,モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA」ではイチロー氏とのコラボレーション施策「イチローセレクション」を展開し,同じくモバイルゲーム「実況パワフルプロ野球」では大谷翔平選手が登場するイベントやキャンペーンを開催して大きな注目を集めた。一方,「遊戯王オフィシャルカードゲーム」では25周年記念プロジェクトを引き続き展開しており,グッズの販売や各種キャンペーンの実施が好評だったとのこと。こうした施策が今回の好調の要因と思われる。
同事業の新しい取り組みとしては,家庭用ゲーム「パワフルプロ野球」シリーズ30周年記念作品となる「パワフルプロ野球2024-2025」を7月18日に発売している。また,「プロ野球スピリッツ」シリーズ20周年記念作品となる「プロ野球スピリッツ2024-2025」を9月19日に発売,サイコロジカルホラーゲーム「SILENT HILL」シリーズの最高傑作とされている「SILENT HILL 2」のリメイク作品を10月8日に発売する予定となっている。
このほか,自社開発のNFT提供ソリューション「リセラ」の機能を,web3サービス検討中の企業・団体に開放し,利用可能としていくとのことだ。
アミューズメント事業の売上高は49億1500万円(前年同期比44.4%増),事業利益は7億7500万円(前年同期比300.9%増)を記録した。
好調の要因については,「桃太郎電鉄 〜メダルゲームも定番!〜」が販売台数を伸ばしたほか,前期に発売した新作音楽ゲーム「ポラリスコード」の稼働が堅調に推移した結果としている。
また,同事業の新しい取り組みとしては,コナミの人気IPをモチーフにした「パワフルプロ野球 開幕メダルシリーズ!」を7月8日に発売している。加えて,「DanceDanceRevolution」シリーズの最新作「DanceDanceRevolution WORLD」が6月12日に稼働を開始した。
ゲーミング&システム事業については,売上高は96億9800万円(前年同期比3.0%減),事業利益は12億7800万円(前年同期比35.2%減)を記録。スポーツ事業については,売上高は118億3600万円(前年同期比1.2%増),事業利益は2億4300万円(前年同期比66.4%減)を記録した。
詳細は,コナミグループ公式サイトのIR資料室を確認してほしい。
「コナミグループ」公式サイト IR資料室
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