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ソニーグループ,2022年3月期の決算短信を発表。ゲーム&ネットワークサービス分野の売上高はHWが増収に貢献
決算短信(IFRS)によれば,2021年4月1日〜2022年3月31日までの連結経営成績は,売上高が8兆3967億円(金融ビジネス収入込みで9兆9215億円,前期比10.3%増),営業利益1兆2023億円(前期比25.9%増),当期純利益は8884億円(前期比14.9%減)となっている。
ゲーム&ネットワークサービス分野では,アドオンコンテンツを含む自社制作以外のタイトルを中心としたゲームソフトウェアの販売減少などがあったものの,為替の影響やハードウェアの売上増加により,売上高は前年度比835億円(3%)増加し,2兆7398億円の増収。営業利益は,43億円増の3460億円となった。これは,主に製造コストを下回る価格を戦略的に設定しているプレイステーション5の損失縮小によるものとのこと。
2022年度の見通しとして,売上高についてはゲーム&ネットワークサービス分野(およびI&SS分野)における大幅な増収を見込んでいるとのこと。営業利益についてはソフトウェア系の増収を見込んでいるが,Bungieを含む2022年度に取引完了を想定している企業の買収にともなう約440億円の費用計上があり,全体としては減益となることが見込まれている。
ソニーグループの投資家情報「2021年度 業績説明会」ページ
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