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Valveの新型VR HMD「Index」の画像が公開。5月からのプレオーダーで発売は6月中か?
実際には,Valveが間違えて一般公開にしていた専用ページを,Steamユーザーが偶然に発見したのが公開の発端と思われるが,「Upgrade your expecience. May 2019」と記されていた画像に多少の変更が加えられてはいるものの,現在でもIndexのティーザー画像は公開されたままになっている。
画像を見る限りでは,ゴーグルのフロント部分に少なくとも2つの大きなカメラセンサーを搭載しているようで,ゴーグル底面部分にはレンズ間距離を調整するスライダーがあり,画像を補正してみると,ベースステーション用センサーらしい円が複数見られるのが見どころだ。
また,こちらは非公開化されてしまったものの,ティーザー画像と同時に製品情報ページも一時的に公開されていたことがあり,ヘッドフォンを側面に一体化した画像も存在していた。
これに加えて,プレースホールダー(埋め合わせの仮情報)的ではあるものの,DisplayPort 1.2とUSB 3.0でPCと接続することや,幅広と幅狭の2つのフェイスガスケット(顔面向けパッド)を用意すること,そしてPCの推奨スペックが「GeForce GTX 1070」になるといった情報もあり,IndexがPCを必要としないスタンドアロン型ではないことが窺える。
フロントカメラの形状から,AR用途に対応する可能性はあるものの,その詳細については非公開になった製品情報ページでは述べられていなかった。
加えて,これまで「Knuckles」というコードネームで知られていた新型のVRコントローラ(関連リンク)は,「Valve Index Controllers」という正式名称になるようだ。
なお,気になる発売日だが,非公開になった情報によると,2019年6月15日になる見込みである。Valveは,Index用のベースステーションとモーションコントローラの別売りも行うという。
HTCがハードウェアを開発して登場した「Vive」と異なり,Valveという社名を冠した製品名になっているのは特筆すべき点で,今後はValve自身がVRハードウェアに関するイニシアチブを強化していくことが示唆されていると言えよう。
Facebookのスタンドアロン型VR HMD「Oculus Quest」や,PC接続タイプの新型VR HMD「Rift S」も同時期に登場することになるわけで,VRゲーム市場がさらに白熱してくるのは間違いなさそうだ。
SteamのIndexティザーページ
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