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NVIDIA,「GeForce Partner Program」の終了を発表
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印刷2018/05/07 10:43

業界動向

NVIDIA,「GeForce Partner Program」の終了を発表

 北米時間2018年5月4日,NVIDIAは「GeForce Partner Program」(以下,GPP)の終了を発表した。
 これはGeForceのパートナーマーケティングを担当するJohn Teeple氏が明らかにしたもので,いわく,「GPPによって,ゲーマーは(自分が)何を買おうとしているのかを知り,明確な選択ができるようになるというシンプルなゴール設定に対し,非常に多くのことが言われている。噂や憶測,わざと誤解させるような紹介の量は度を超えており,我々としては誤った情報と戦うよりもGPPプログラムのキャンセルを選択した」(※)とのことだ。

※原文は「A lot has been said recently about our GeForce Partner Program. The rumors, conjecture and mistruths go far beyond its intent. Rather than battling misinformation, we have decided to cancel the program.

GPP had a simple goal - ensuring that gamers know what they are buying and can make a clear choice.」


 Teeple氏は以前,GeForceというブランドがパートナー企業(=グラフィックスカードメーカー)側のブランドと一致している前提において,GPP参加企業はオンラインやオフラインでNVIDIAと共同プロモーションを行うことができ,NVIDIAの最新技術情報にアクセスでき,NVIDIAのエンジニアリングチームと緊密に連係できるものだと説明していた(関連リンク)。
 だがその実態は,グラフィックスカードメーカー各社が抱える既存のゲーマー向け製品ブランドからRadeonを排除する反競争的なプログラムというのが,世間の一般的な受け止め方だった。実際にAMDは4月中旬の時点で婉曲的に批判する声明を出していたほどだが,今回の発表でNVIDIAは,さまざまに寄せられている疑念や批判の何が「噂や憶測,誤解を生む紹介」なのかは語らないまま,GeForce,そしてNVIDIAというブランドの被るダメージがこれ以上大きくなるのを回避する方向で決断を下したという理解でよさそうだ。

 このダメージコントロールがNVIDIAにとって最善なのか否かはまだ分からないが,ひとまず市場の混乱が最小限で済みそうであること,それ自体は歓迎していいのではないかと思う。
 あとは,「AREZ」ブランドを立ち上げたASUSTeK Computerなど,GPPに呼応する形で動いていたと思われるグラフィックスカードメーカー各社の動向が気になるところだが,どうなるだろうか。

NVIDIA公式blogのポスト「Pulling the Plug on GPP, Leaning into GeForce」(英語)


AMDが「我が社はパートナー企業に反ゲーマー的条件を付けません」と発表。このタイミングでアピールする理由とは?

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