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国産ゲーマー向け眼鏡「G-SQUARE」にFPS向けと格闘ゲーム向けの新レンズが登場。普段使いにも適した新フレームも来年に
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印刷2016/10/03 16:28

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国産ゲーマー向け眼鏡「G-SQUARE」にFPS向けと格闘ゲーム向けの新レンズが登場。普段使いにも適した新フレームも来年に

国際メガネ展のニデックブース。展示のメインは眼鏡に関連した様々な業務用機器である
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 2016年10月3日から5日の間,東京ビッグサイトで,「第29回 国際メガネ展」という眼鏡関連製品の見本市が開催されている。その会場にて,目に関連する医療用機器や眼鏡店用機器のメーカーであるニデックは,ゲーマー向け眼鏡「G-SQUARE アイウェア」(以下,G-SQUARE)の新製品として,FPS向けと格闘ゲーム向けという2種類のレンズを発表した。価格は未定だが,発売は10月下旬の予定とのことだ。
 イベント会場で取材した新製品の実物とその特徴,そしてニデックブースで行われた,プロゲーマーと来場者の格闘ゲーム対戦イベントの様子をレポートしよう。

G-SQUAREの既存製品と新製品
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LoLをターゲットに開発したというG-SQUARE。レンズはやや赤紫がかって見える
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 そもそもG-SQUAREとは,2016年4月に販売を開始したニデック製のゲーマー向け眼鏡ブランドだ(関連記事)。度なしだけでなく,度付きレンズも用意されている。
 ディスプレイから発する強い青色光,いわゆるブルーライトを軽減する「ブルーライトカット」機能を備えた眼鏡は珍しくないが,ブルーライト軽減のためにレンズを染色すると,映像の色味が若干変わって見えるというのが難点だ。そこでニデックは,プロゲームチームのDetonatioN Gamingと共同開発を行い,MOBAタイプのゲーム,とくに「League of Legends」(以下,LoL)用に,ゲーム画面を見ていて違和感の少ない色のレンズを選び,ゲーマー向け眼鏡を商品化したのである。
 なお,G-SQUAREの開発に至る経緯や特徴の詳細は,G-SQUARE発表時の記事を参照してほしい。

G-SQUAREのレンズに関する説明パネル(左)。上位モデルにあたる「PROFESSIONAL MODEL」は,染色だけでなく光の透過を抑えるコーティング「ネッツペック」も施している。新製品は,このPROFESSIONAL MODELのみで,現行のMOBA用もSTANDARD MODELは終息する予定とのことだ。フレームも単なるデザインだけでなく,視野を広くとれるレンズや,柔軟でヘッドセットを着用していても違和感を感じにくいテンプルといった工夫が凝らされている(右)
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フレームは柔軟で,通常の状態(左)から右写真くらいまで曲げても問題ない
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耳にかける部分はシリコンラバー製とのことで,着用者が自分で耳に合わせて変形させられる(左)。DetonatioN Gamingの選手によるプロモーションビデオも流れていた(右)
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 今回発表されたFPS向けと格闘ゲーム向けの新レンズを見てみよう。写真を見るとよく分かるが,FPS向けは,通常の眼鏡レンズに近い自然な色見に見えるものとなっている。一方,格闘ゲーム向けのレンズは,やや黄色がかった色見となっていた。

FPS向け(左)と格闘ゲーム向け(右)の新レンズを装着したG-SQUARE。FPS向けはほぼ透明だが,格闘ゲーム向けは黄色みがかっているのが分かるだろう
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 FPS向けは「Battlefield 4」と「Overwatch」,格闘ゲーム向けはストリートファイターシリーズやスマッシュブラザーズシリーズを前提に,DetonatioN Gamingの選手と共同で,適したレンズを選んだものであるとのこと。
 とくに筆者が気になったのは,透明に近いFPS向けのレンズだ。会場は実際のゲームでじっくり試せるような環境ではなかったため,あくまでもレンズを通して見た印象というレベルだが,FPS向けは色味が変わって見えることもなく,通常のレンズと変わらない感覚で使えそうに思えた。ニデック側も,FPS向けはゲーマーだけでなく,クリエイターのように色味の忠実さを重視する人にも適するとアピールしている。

 ブルーライトカット機能付きの眼鏡は,筆者もときどき使用しているのだが,ブルーライトカット率の低いものであっても画面の色味がやや黄色みがかって見えるので,写真を扱う仕事中は使えないし,ゲームでの利用にも及び腰になる面があった。だが,色味が変わらずにブルーライトを軽減できるなら,仕事でもゲームでも常用できそうで期待できる。
 当然ながら,着色レンズに比べればブルーライトのカット率は低くなるとの説明だったが,色味を気にする人や用途には,FPS向けのほうが適するだろう。

 G-SQUAREの展示コーナーでは,レンズだけでなく,来年発売予定という新しいフレームも展示されていた。既存のG-SQUAREで使っている「フルリム」タイプのフレームは,それ自体がかなり目立つデザインとなっているが,「ナイロール」と呼ばれるタイプの新フレームは,フルリムタイプほどは目立たないのが特徴であるという。普段使いにも向いたフレームとして訴求していきたいとのことだった。

ナイロールタイプのフレームを採用するG-SQUAREの新製品
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テンプル部分にG-SQUAREのロゴが入った特製フレームを採用する点は,フルリムタイプと変わらない(左)。左写真はブルー,右写真はレッドのカラーバリエーションで,ほかにブラックも用意される
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板橋ザンギエフ選手
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 ニデックブースでは,PlayStation 4とディスプレイ,アーケードスティックを用意して,来場者がDetonatioN Gaming所属の板橋ザンギエフ選手と「ストリートファイターV」で対戦できるイベントを1日2回(※4日と5日は3回)行っていた。

 もちろん,普通に戦ったのでは,プロゲーマー相手に来場者が勝利するのは困難なので,「スタート後,10秒間は何もしない」「パンチボタンのみで戦う」「キックボタンのみで戦う」という3種類のハンデを板橋ザンギエフ選手が受けて戦うというハンデマッチとなっている。ハンデ付きでも,勝利すれば賞品がもらえるし,もし「ハンデなし」を選んで勝利すれば,G-SQUAREがもらえるという大盤振る舞いだ。

3日11時にスタートした対戦イベントの冒頭では,DetonatioN GamingのストリートファイターV部門で活動する板橋ザンギエフ選手と立川選手(左写真の左)が対戦プレイを披露。眼鏡の展示会で格闘ゲームの対戦会という異色のイベントに,多くの来場者が足を止めて見入っていた(右)
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 ハンデ付きとはいえ,相手はプロゲーマー。眼鏡の展示会に来る来場者では,なかなか太刀打ちできるはずもない。
 とはいえ,2人めの挑戦者として名乗りを上げた「ケン」のプレイヤーは,「ストリートファイターVをプレイしている」というだけあって,「10秒間は何もしない」というハンデを選ぶと,一気に攻め込んでは次々と技を決めて,会場をどよめかせた。実際,コンボの昇龍拳が決まっていれば,板橋ザンギエフ選手から一本取れたのではないかというほど健闘したほどだ。
 しかし,思わぬピンチからもきっちりと立て直せるのがプロゲーマー。この勝負も板橋ザンギエフ選手が制して,結局,午前の部で勝利を得る人は現れなかった。

 対戦イベントは,4日と5日も行われる予定なので,国際メガネ展に足を運ぶ予定のある人は,挑戦してみてはいかがだろうか。

対戦プレイ中のひとこま(左)。「10秒間はなにもしない」ハンデ付きなので,右の板橋ザンギエフ選手は両手を挙げている。対戦イベントは4日と5日も開催の予定だ
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ニデック直販サイトのG-SQUARE製品情報ページ

G-SQUARE 公式Twitter


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