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「Xbox Series X」に向けた新たなユーザーインタフェースのデザイン公開。PCとコンシューマ機,モバイルデバイスを統合したサービスの実現を目指す
The New Xbox Experience: Connecting You to Fun, Wherever You Want to Play
記事によれば,エコシステムの拡大により,より統一的なユーザー体験やサービスが求められることになることを想定し,Xbox Series Xの持つパワーやスピード,そして互換性などを新たなスタンダードとするデザインの見直しが行われてきたという新しいホームスクリーンを一見すると,新しいスキンを用意しただけのような親近感のあるデザインだが,公開された映像でクリス・ノヴァック氏は「とくにプレイヤーが最も多くの時間を過ごす,『ホーム』と『ガイド』そして『ストア』の使い勝手を大きく改善しました」と話している。
ナビゲーションがスピードアップした「ストア」については,その詳細が8月3日の「Xbox Wire」で紹介されているが,ストアだけでなく全体のスピードも向上しており,起動してからホームスクリーンに到達するまでの時間は従来の半分ほど,ゲームを終えてホームスクリーンに戻る時間も3分の1ほどに短縮されるとのこと。その一方で,UIのメモリー占有量は従来の40%程度だ。
Xbox Series X,PCのXbox Game Pass,そしてスマートフォンなど,異なるプラットフォームでのデザインや機能の統合化も進められており,コミュニティの気軽なコミュニケーションを促進するソーシャル性も向上する。例えばXbox Series Xで一緒にプレイしていた仲間の1人が外出しなければならなくなった場合,そのプレイヤーとアプリを通して引き続き会話をしたり,録画したゲームの映像をスマートフォンにアップロードし,SNSで共有したりできるという。
新たなホームスクリーンはすでにXboxインサイダープログラムでプレビューが行われており,今後数週間で段階的に公開しながら,Xbox Series Xのローンチで完全版に移行する予定だという。「Xbox Series Xを中心としたエコシステム」というサービス形態を模索するMicrosoftにとって重要な改良であり,完全版の公開後も,ユーザーの声によってさらに使いやすくなっていくだろう。
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