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西川善司,SIE社長アンドリュー・ハウス氏に早くも「PS4 Pro II」の可能性を聞く
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印刷2016/09/16 12:00

インタビュー

西川善司,SIE社長アンドリュー・ハウス氏に早くも「PS4 Pro II」の可能性を聞く

Andrew House氏(CEO,SIE)
 既報のとおり,北米時間2016年9月7日に,Sony Interactive Entertainment(以下,SIE)は,4K&HDR対応のハイエンド版「PlayStation 4 Pro」と,小型軽量化された新型「PlayStation 4」(型番:CUH-2000シリーズ)という2種類の新型PlayStation 4(以下,PS4)を発表した。
 米国ニューヨークで行われた発表イベントの翌日である9月8日に,筆者は,SIEの代表取締役社長兼CEOであるAndrew House(アンドリュー・ハウス)氏に個別インタビューをする機会を経た。そこで本稿では,ハウス氏に聞いた新製品の狙いと,これからのPlayStationプラットフォームに関する話題をレポートしよう。


据え置き型ゲーム機の更新サイクルを変えるPS4 Pro

次々世代の「PS4 Pro II」はありえるか?


4Gamer:
 薄くなった新型PlayStation 4(以下,薄型PS4)が国内で9月15日に発売となり,10月13日には「PlayStation VR」(以下,PSVR)が発売,そして11月10日にはPlayStation 4 Pro(以下,PS4 Pro)が発売と,2016年の後半は,怒濤の新製品ラッシュですね。

ハウス氏
 20年以上に渡るPlayStationの歴史でも,こんなことは初めてです。

4Gamer:
 ゲーマーの間では,「PS4 ProとPSVRをまとめて買いたいので,同時に発売してほしかった」という声もあるようです。いっそのこと,すべて同時発売ということはできなかったのでしょうか。

ハウス氏
 製造上の問題もありますが,なによりマーケティング上の戦略もあります。同時発売をやると,広報部とマーケティングチームが忙しくて死んでしまいますよ(笑)。

4Gamer:
 今回発表された,2つの新製品について,それぞれの狙いからお聞きします。まずは薄型PS4からですが,本製品のコンセプトは何でしょうか。

ハウス氏
 薄型PS4は,我々の20年以上に及ぶPlayStationビジネスの流れにおいて,皆様から期待されているとおりの商品です。
 性能や体験に妥協することなく,求めやすい価格と小型軽量化,そして消費電力の低減を実現した商品といえます。

4Gamer:
 そうなると,PS4 Proは,20年以上に及ぶPlayStationの歴史にはなかった提案となります。今回,ある意味ではイレギュラーな提案に至った理由というのは,どこにあるのでしょうか。

ハウス氏
PS4 Pro
PS4本体
 PCやスマートフォンが驚くべきスピードで進化している中で,据え置き型ゲーム機ビジネスが6〜7年おきに世代更新するというサイクルのままでいいのかどうか,自問自答しました。また,ゲーム開発者側からも,6〜7年も性能が据え置かれることに対して,「ハードウェアとソフトウェアがともにイノベーションを起こせるようにならないか」という提案を強くうけるようになってきたんです。これが,PS4 Proに至るきっかけとなりました。

 もうひとつ,タイミングの影響もあります。
 近年に「4K」(3840×2160ドット)と「HDR」(ハイダイナミックレンジ)という,映像技術の革新がありました。既存のPS4ユーザーのゲーム資産,そしてPS4プラットフォームのブランド力を守りつつ,映像方面でよりよい体験を提供するものとして,この2大要素は分かりやすいといえます。
 よりよい体験をゲーム内容そのものには広げずに,映像面だけに限定した理由は,ユーザーに定着しているPS4プラットフォームという存在を壊したくなかったからです。

 それに加えて,我々をPS4 Proの提供に向けて後押しした要素としては,PCゲームの盛り上がりがあります。近年の据え置き型ゲーム機のライフサイクルにおいて,とくにライフタイム後期には,ハイエンドゲーマーがPCゲームに移行してしまう動向が見られるようになりました。
 我々としては,(PS4 Proの提供で)これを引き留めたいと考えています。

4Gamer:
 分かりやすい理由ですね。ただ,いうまでもないですが,PS4 Proが出たところで,PCは進化をやめません。そうなると,PS4 Proを産んだ3つの要素が今後も継続されるのであれば,PS4 Proを超えたPS4 Pro,たとえば「PS4 Pro II」が,数年後には出てくるということになりませんか。

ハウス氏
 それは気が早すぎます(笑)。

4Gamer:
 SIEが,据え置き型ゲーム機のビジネス戦略を大きく転換したのであれば,そういう可能性もあるのではないかと,誰もが考えると思います。

ハウス氏
 そうですね。PCのように継続的,連続的にハードウェアの仕様を変えることを,我々は得策と思っていません。我々の「PS4プラットフォームを守っていきたい」という姿勢は,PS4 Pro発売以降も変わらないものです。あくまでも,ゲームプラットフォームとしての基準は標準仕様のPS4ですから。
 そのため,現在は基本のPS4ゲーム体験を楽しめる標準仕様のPS4と,映像面でよりよい体験が楽しめるPS4 Proという構成としたわけですが,それ以降のことについて,今はお話しする段階ではありません。
 なので「今のところ,PS4 Proを超える上級機の提供計画はない」とだけ申し上げておきましょう。


4Kのゲーム映像配信はできないが4Kのスクリーンショット撮影は可能


4Gamer:
 4K Blu-rayことUltra HD Blu-ray(以下,UHD BD)への未対応については,だいぶ物議を醸しています。

ハウス氏
 我々は,PlayStationプラットフォームをゲーム機として考えていますが,映像プレイヤーとしても重視しています。
 ただ,映像サービスは,いまやストリーミングが主流なんですよ。今後の映像サービスは,ディスクメディアではなく,今以上にストリーミングが主体になっていくと,我々は考えています。そのため,新型PS4とPS4 ProにはUHD BDのサポートが必要とは考えませんでした。

4Gamer:
 しかし,Sony Pictures Entertainment(以下,SPE)は,UHD BDの映像ソフトを発売し続けていますよね。

ハウス氏
 そうかも知れませんが,同時にSPEは映像のストリーミングサービスも行っています。端的に言えば「ユーザーの選択」ということではないでしょうか。

4Gamer:
 その映像ストリーミングサービスですが,PS4 ProではNetflixやYouTubeの4K映像コンテンツを視聴できるようになるそうですね。

ハウス氏
 はい。NetflixおよびYouTubeの4K映像ストリーミングに対応した専用アプリの開発を進めており,然るべきタイミングで提供する予定です。フレームレート的には,4K/60fpsにも対応できる予定です。

4Gamer:
 一方で,ゲーム映像の4K配信はできませんよね。PS4 ProはH.265コーデックに対応しましたが,搭載しているのはデコーダーのみです。

ハウス氏
 ゲーム映像の配信は,1080p/60fpsが上限です。ゲーム映像の保存は,標準PS4では720p/30fpsが上限でしたが,PS4 Proでは1080p/30fpsが上限になります。
 スクリーンショットのほうは,4Kでの保存が可能になりました。

4Gamer:
 それはさりげないバージョンアップですね。喜ぶユーザーも多そうです。
 ところで,話は変わりますが,PS4 Proや薄型PS4の筐体右側面には,「□△○×」の刻印がありますが,これをよく見ると,「○」の刻印にだけ穴があいてます。これは何かの端子ですか。

左はPS4 Pro,右は薄型PS4の右側面。溝の中に「□△○×」の並びで刻印があるのだが,この「○」は穴になっている
PS4本体 PS4本体

ハウス氏
 よく気が付きましたね。これは,ディスクの強制イジェクトボタンが奥に隠れているのです(笑)。

4Gamer:
 そうだったんですね。これは他人に自慢できる豆知識じゃないですかね。さっそく日本に帰ったらみんなに自慢しようかな。

ハウス氏
 取扱説明書に載せますよ。

4Gamer:
 ……なんてこったい。

関連記事:ソニー,「PlayStation 4 Pro」を正式発表。噂の4K対応PS4は4万4980円(税別)で2016年11月10日発売

関連記事:西川善司の3DGE:PS4 Pro,そして新型PS4はいかなるゲームマシンなのか。現地取材で分かった新型機の深い話

PlayStation公式Webサイト


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