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XBOX Game Studiosは,Halo Studiosが開発した新作シューター「Halo: Campaign Evolved」を,2026年7月29日にリリースした。
プラットフォームはXBOX Series X|Sのほか,PC / PS5となる。これまでXBOXの顔のような存在だった「Halo」が,PSに初参戦である。
本作は「Halo」シリーズ1作目のリメイク作だ。つまり「Halo? 名前は聞いたことあるけど,何作も出てるんでしょ? 今からだと取っつきにくいなぁ〜」と思っている人が触れるにはベストな機会だろう。
なお,日本語読みはハロでもハローでもない。ヘイローだ。
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本稿では,「Halo」をまったく知らない人たちに向けて,その裾野を広げていこうと思う。とくに「夏休みに友だちと壮大なキャンペーン体験でも味わいてぇなぁ〜」などと思っているなら,これ一択だ。
ちなみに,シリーズ経験者や,本作がどうリメイクされたのかを深掘りして知りたい人は,以下の記事も参考にしてほしい。
かつてのXBOX専門誌で編集長を務めた松井ムネタツ氏が,同シリーズと長年関わってきた経験を生かして本作を解説している。
[プレイレポ]「Halo: Campaign Evolved」は,思い出がさらに美しく,楽しくなる新要素満載。しかし,それだけに気になる点も
2026年7月29日にリリースされた「Halo: Campaign Evolved」は,家庭用FPSの基礎を築き,XBOXを代表するタイトルとなった「Halo: Combat Evolved」のリメイク作だ。その詳細やプレイ感を,XBOX専門雑誌に関わった松井ムネタツ氏がレポートする。
Hello,Halo!
初めてのキミに贈るレジェンドシューター
前述のとおり,本作はシリーズ1作目のリメイク版だ。タイトル名の「Halo: Campaign Evolved」は,2001年発売(日本では2002年)の初代「Halo: Combat Evolved」を踏襲したものとなる。
なお,本作の最大の売りは「ストーリー体験型FPSの壮大なキャンペーン」にある。以前からその傾向が強いシリーズであったが,今回はさらに特化したかたちだ。協力プレイは最大4人に対応しているため,友人同士でひと夏のSF大冒険を味わうには,本当にもってこいである。
難度設定も豊富なため,初心者から上級者まで間口も広めだ。
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さて,そもそも「Halo」とは,どういう世界のどういうお話なのか。まずはそこから解説していこう。
舞台は,人類が宇宙に進出した近未来世界。人々は星の海の先で,狂信的な宗教的情熱で団結する異星人の連合「コヴナント」と遭遇した。しかし彼らは人類を敵と見なし,以後,宙をまたぐ戦争に突入した。
そんななか,巡洋艦「ピラー・オブ・オータム」がコヴナントの襲撃を受けた。艦長命令により,艦内にコールドスリープ状態で保管されていた物語の主人公,UNSC 特殊機甲部隊“SPARTAN-II”の最上級兵曹長,通称「マスターチーフ」が目覚める。
ここからプレイヤーはマスターチーフとなり,ピラー・オブ・オータムからの脱出を試みることになる。
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ピラー・オブ・オータムから脱出したマスターチーフとその仲間たちは,リング状の謎の天体“Halo”に不時着する。
そこでマスターチーフは,ほかにも不時着した仲間との合流を目指すべく動き出すことになるが……というのが本作の導入部だ。
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ここから,シューターとしての内容を見ていこう。
ゲームプレイは,一人称視点で移動やアクションを操作し,ストーリーに沿って敵を倒しながら,目的地を目指して進んでいく。
その際,武器は“現地調達”だ。事故によって装備がほぼ持ち込めなかったから仕方ない。弾薬が尽きた銃はその場で投げ捨てて,敵から銃を奪ったり,拾ったり持ち替えたりするサバイバルスタイルだ。
武器は2つまで所持でき,いつでも切り替えられる。そのときどきでさまざまな武器を握り,戦局を打開していく遭遇戦の連続が,疾走感に高揚感に爽快感にと,密度の高い体験を生み出している。
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武器種は遠近さまざまで,実弾銃のほかに「プラズマガン」「プラズマライフル」といったエネルギー系統の銃器も存在する。
これらは残弾数が「〇〇%」表記で表示され,リロードも存在しない。しかし,連射しすぎるとオーバーヒートして数秒間撃てなくなる。そのため,適度に「撃たない時間」をはさむ必要がある。
実弾銃はオーバーヒートしないがリロードあり,エネルギー兵器はリロードの必要がないが連射に気を付けるべし,といった具合だ。
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ときには「武器が2つとも残弾数ゼロになっちゃったうえ,近くに武器が転がってないんですけど……」という非常事態に陥る。
そんなときは,シリーズ伝統の必殺“近接攻撃(メレー)”だ。
右スティック押し込みでお見舞いできるパンチは,かなり強力に設定されている。端的に言うと「めちゃつよ殴打」であり,硬めの敵に対しては,助走をつけて殴ったほうが話が早いこともある。
その強力さには虜(とりこ)になるファンが多く,気付けばパンチマスターチーフと化していることも。本作には搭載されていないが,対戦プレイでも大いに活躍した。このシリーズにおける近接攻撃は,悪あがきの最後っ屁ではない。騎馬兵の突撃に近しいなにかなのである。
ただし,近接攻撃は連発できない。また,強力な近接武器を持ったコヴナントに対して不用意に接近すると,逆に瞬殺されることもあるので注意しよう(近接武器は本当の一撃必殺でヤってくるぞ……)。
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交戦中は,敵もただ黙って撃ち合ってくれるわけではない。
プレイヤーに向かって接近してくる敵や,横移動しながら撃ってくる敵はかなり多く,シューターの基本「引き撃ち」「偏差撃ち」「ジャンプで射線をズラす」といったアクションで対応する必要も出てくる。
逆に言うと,こうした行動を練習するのにちょうどいい教材でもある。シューターに苦手意識がある人も,相手がCOMということで気楽に戦いやすく,遊んでいるだけで自然と立ち回りが身につくはずだ。
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個人的には,なんといっても「シールド」の存在がうれしい。
マスターチーフは体力ゲージに加えて,シールドゲージを備える。シールドがあるうちは,一定ダメージをシールドが肩代わりし,限度を超えると体力にダメージが入るという仕組みだ。
しかし,しばらくダメージを受けずに時間が経過すると,シールドが復活する。しかも減った体力まで回復するのだ。
これにより,敵の猛攻を受けて瀕死になっても,ジッとしていれば完全復活! 特定のシーンで何度もやられてリトライの嵐……ということも起こりにくい(ここは難度設定によるが)。
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また,本作にはさまざまな「ビークル」(乗り物)が登場する。主に遠距離移動用の足ではあるが,これらで走りながら敵にぶつかってガンガン蹴散らすこともできるので,無双タイムを楽しめる。
ビークルのなかには,同乗者が重火器を連射できる車両,フワフワ宙に浮いてエネルギー弾を連射するSF兵器などがある。
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ここであらためてだが,本作は長時間のキャンペーン体験をメインとしているだけあって,ストーリーの牽引力も見逃せない。
不時着することになったリング状の天体“Halo”。ここはそもそもどういう場所なのか。コヴナントたちとの予期せぬ戦いを繰り返しながら,この地の謎が少しずつ明らかになっていく展開からは,まるで自分がSF映画の主人公になったかのような満足感を得られる。オリジナルが2001年のゲームとは思えない,色褪せない不朽の物語がある。
敵勢力のコヴナントも,パッと見は異形の凶悪な異星人なのだが,銃で撃たれているのに「いてっ」で済ましたり,状況によっては「ニゲロー」と言いながらワチャワチャして逃げ回っていたりと,どこか憎めないというか,かわいらしさすら感じる瞬間がある。
基本はシリアスな世界だが,そうしたおちゃめなコミカルさがあって,殺伐とした体験にはならない。これが本作の不思議な魅力である。それにだ。もしここから続編の物語を調べていったなら,思わずやりたくなること間違いなしのあらすじなどを目にすることだろう。
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ストーリー体験型のFPSとあって,キャンペーンを1周して遊びきったら終わり,などと考えている人もいるかもしれない。
しかし,「Halo」もそんな弱点は百も承知。ゲームを繰り返し楽しんでもらうためにと,「スカル」と「ターミナル」を設けている。
これらはゲーム中の各所に散りばめられている,いわゆるイースターエッグ要素だ。スカルはその名のとおり見た目も頭蓋骨で,ゲーム進行上,立ち寄ることのなさそうな場所にひっそりと置かれている。
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スカルは全42種が存在し,そのうち39個はミッション中の収集要素として配置されている。
一例としては無限弾薬をはじめ,乗り物が壊れなくなる,出現する敵勢力のランダム化,プレイヤーカメラをTPS(三人称視点)に変更,“伝統の花火”などなど,体験の質を大きく変えるものが多い。
スカルの楽しいところは,難度以外の制限でキャンペーン体験をガラリと様変わりさせてくれることだ。状況をあえて不利にするものも多く,自分なりの組み合わせを適用すれば,やり込み派は無限に走れる。
そもそも,スカルは入手すること自体が特殊なプレイ条件を求めるパターンもあるため,収集と設定変更だけでひと夏が終わるかも?
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もちろん,難しいのが好きでなければ,有利な効果のスカルだけオンにすれば快適だ。難度設定も「ビギナー」「ノーマル」「アドバンス」「レジェンド」と用意されているので,調整幅も広めである。
最初はひとまず,ソロやマルチでストーリーを楽しみながら挑戦して,2周目以降は難度を上げたり,スカルを探したりアレンジしよう。
身近になった「Halo」ユニバースの入口
この夏はヘイローに入(へえ)ろう
ついでに,豊富な特典がギッシリドッシリの「Halo: Campaign Evolved - プレミアム エディション」もオススメしておこう。
プレミアムエディションには,ゲーム本編に加えてマスターチーフの外見スキンや,デジタルアートブックにデジタル短編小説,デジタルゲームマニュアルが収録されている。通常版を購入した人でも「Premium Edition Upgrade」を購入すれば,追加で入手可能だ。
なお,価格に関しては機種ごとに少々異なるが,通常版が約7900円,プレミアム版が約1万900円。約3000円差と覚えておこう。
★アバターパーツ(外見スキン5種,武器スキン6種)
「Alpha Halo Armory Pack」
![]() ●「スプリンタード ウォーデン」 |
![]() ●「ロカゴス」 |
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![]() ●「ティンバーウルフ」 |
![]() ●「ゲシュタルト」 |
![]() ●エナジーソード「スバニーズ ファング」 |
![]() ●ハンドガン「コールド アイアン」 |
![]() ●バトルライフル「ラコニアン ランス」 |
![]() ●スナイパーライフル「サベッジ トゥース」 |
![]() ●ロケットランチャー「プロトタイプ SPNKR」 |
![]() ●ロッドガン「コロッサス ロッドガン」 |
★デジタル アートブック
「Art of Halo: Campaign Evolved」
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★デジタル短編小説
「Halo: Hungry Buzzards」
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★デジタル ゲームマニュアル
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単純に映像が美麗になり,細かな改良でより遊びやすくなった今回のリメイク版。XBOXとPCのみの展開だった「Halo」がPS5にも登場したことで,プレイヤー層の拡大も期待される。
壮大な物語とFPSとしての手触りも,伝説の名にふさわしい仕上がりであった。この調子で2作目以降も幅広いプラットフォームでリメイクしていってくれることを願いたいものだ。個人的には「フォトモードが欲しいな〜,アプデで追加されないかな〜」と思っている。
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そして,このストーリー体験型FPSの壮大なキャンペーンを,友人同士で攻略していく楽しみを,この機会に知ってほしいとも思う。
昨今主流のチーム対戦型シューターとはひと味違う方向性で,仲間と難局を打開していく面白さ。シリーズが24年間(北米では25年間)も続いている理由が,このゲームにはみっしりと詰まっている。ひと夏の大冒険はここにあるのだ。ぜひ一度,みんなで宇宙を救ってみてほしい。
本作を知らない友人を誘うのも,たったひと言で済むはずだ。
「Haloって,なんて読むか知ってる?」




























































