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連続空中ダッシュで駆け抜ける爽快感。2Dアクション「Near The Sun」イベント用デモ版の試遊レポートを掲載[OIGS2026]
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印刷2026/10/05 09:30

イベント

連続空中ダッシュで駆け抜ける爽快感。2Dアクション「Near The Sun」イベント用デモ版の試遊レポートを掲載[OIGS2026]

 2026年10月3日と4日の2日間にわたり,大阪梅田で開催されたインディーゲームの祭典「OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2026」。Phoenixxブースでは,同社がパブリッシングする作品が複数展示されていたのだが,そのうちの1つが,国内の開発サークル・Nonlinear(ノンリニア)が手掛ける2Dアクションアドベンチャー「Near The Sun」の試遊デモだ。

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 本作は,PC(Steam)でのリリースが予定されているタイトルだ。イベント直前の9月30日にSteamストアページにてデモ版が一般公開されたばかりだが,今回の会場に用意されたのは,イベント向けにチューニングされた専用のものだった。

画像ギャラリー No.012のサムネイル画像 / 連続空中ダッシュで駆け抜ける爽快感。2Dアクション「Near The Sun」イベント用デモ版の試遊レポートを掲載[OIGS2026]


滅びゆく地下世界,妹を背負った少年の旅路と“前世界”の少女


 本作の舞台は,地上を焼き尽くした災厄が迫り,崩壊の一途をたどるポストアポカリプスな地下世界だ。主人公の少年「カルーア」は,背中に小さな妹「アマヤ」を背負い,世界の崩壊を食い止めるため,危険な機械がうごめく暗闇へと足を踏み入れる。

 荒廃した駅,忘れ去られた廃坑,真紅に染まる宗教施設――地下世界を進む少年は,すでに滅び去ったはずの“前世界”の少女「アルネブ」と出会う。彼女はなぜ失われた時代に取り残され,少年の前に現れたのか。

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 地下世界に存在する3つのエリアは好きな順番で探索が可能となっており,どの場所を最初に訪れ,どの情報を先に知るかによって,展開するシナリオや出来事の意味合いが変化していく。各地に残された記憶と記録をつなぎ合わせ,世界の真実と少女を救う方法を解き明かしていく重厚な物語が魅力だ。

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危険に飛び込み道を切りひらく“連続空中ダッシュ”の快感


 本作最大の特徴であり,唯一の武器となるのが「エアダッシュ」アクションだ。
 ステージ上には,狂気に満ちた機械生命体「アニマトロン」が徘徊している。彼らの視界をかいくぐるステルス要素を備えつつも,本作の真骨頂は“自ら敵の懐へ飛び込む”点にある。
 ダッシュでアニマトロンに体当たりを仕掛けることで,一時的にマヒさせることができ,さらにマヒに成功するとダッシュ回数が即座に全回復する。つまり,ダッシュできる範囲にアニマトロンがいる限り,うまく操作すればどこまでもダッシュできるわけだ。
 ただし,赤で縁取られたアニマトロンは体当たりの影響を受けないので,素早く視界から離れる必要がある。

ステルスとはいいながらも,今回のプレイ内容では赤いアニマトロンであってもダッシュで素早く通り過ぎれば問題はなかった。視界に入ってもすぐ見つかるわけではなく,自身の周囲に丸いゲージが表示されているあいだはステルス状態を維持できるので,ダッシュができない場合でも慌てず視界外まで急いで移動すればいい
画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / 連続空中ダッシュで駆け抜ける爽快感。2Dアクション「Near The Sun」イベント用デモ版の試遊レポートを掲載[OIGS2026]
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 会場の試遊デモは,ストーリー部分をカットし,限られた時間でどこまで遠くへ進めるかを競うアクション特化仕様となっていた。
 実際にプレイしてみると,これが実に気持ちいい。敵から敵へと連続で空中ダッシュをつないでいくテンポの良さは,パルクールアクションのような疾走感がある。
 敵に接触した際にほんの一瞬だけ発生する絶妙な「ヒットストップ」が,次に飛ぶべき方向や着地点を見極める思考の猶予を生み出しており,操作と判断が噛み合った瞬間の気持ちよさは抜群だ。

先にチュートリアルに触れてから,実践編がスタートする。制限時間は3分。途中に1分追加のアイテムがあったりと,到達距離を競ういわゆるディスタンスモードとして,しっかりとした作りだ
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 飛び先はスティックの傾きで変わるが,何も考えずにダッシュを連発していると,狙っていたかのように,壁に設置された即死トラップに激突してミスとなることもあった。ただ,チェックポイントは細かく設置されており,リトライ性が高く,操作の上達をダイレクトに実感できる設計で,思わず何度も挑みたくなる中毒性を備えている。

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イベント専用のチャレンジ要素が製品版に入るかも? 正式リリース版は「ほぼ完成」


 試遊後,本作のパブリッシングを担当するPhoenixx ビジネス推進本部 本部長・CMOの山田茂人氏から,今回の出展仕様の狙いや,気になる開発進捗について話を聞くことができた。

 山田氏によると,会場で稼働していたデモ版は,イベント向けに用意された特別仕様だという。Steamで9月30日から一般公開されているデモ版はチュートリアルや第1ステージをじっくり追うストーリー仕立てとのこと。イベント会場で遊ぶには長くなりすぎてしまうため,純粋にアクションの爽快感を味わってもらうディスタンス形式を用意したとのことだ。

 来場者の手応えも上々で,山田氏は「平均すると1000m前後まで進まれる方が多かったですが,なかには2000mや3000mという驚異的な距離まで到達された方もいました」と振り返る。会場での反響が非常に大きかったことを受けて,このチャレンジ要素を製品版に組み込む可能性もあると話していた。

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 また,本作のキモである操作感について山田氏は,「(ダッシュ体当たり時の)ヒットストップがあるので,そこで重く感じるかもしれませんが,操作に慣れてラインが見えてくると,一気に爽快感,面白さが増していきます」と手応えを明かす。
 今回のデモはアクション性が前面に出ていたが,本編ではダッシュアクションが使えず,息を潜めて切り抜ける純粋なステルスシーンも用意されており,緩急のあるプレイ体験が待っているとのことだ。

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 そして,ファンがもっとも気になる現在の開発状況について聞いたところ,山田氏から「当初予定していた2026年春からは延びてしまいましたが,実を言うと現在は『ほぼ完成』している状態です。ようやく完成のゴールが見えてきました」と,心強い言葉が返ってきた。
 正式な発売日の発表については,そう遠くないことを期待したいが,それまでは配信中のデモ版に触れながら続報を待とう。

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