ノルウェー戦後史の暗部をテーマにした社会派シミュレーション「My Child Lebensborn」，リマスター版の制作を発表

　「My Child Lebensborn」のリマスター版となる「My Child Lebensborn Remastered」（マイ・チャイルド・レーベンスボルン Remastered）の制作が，本日（2023年5月20日）開催されたオンラインイベント「INDIE Live Expo 2023」で発表された。
　発売は2023年で，対応機種はPC（Steam）および，PlayStation 5，Xbox Series X|S，PlayStation 4，Xbox One，Nintendo Switch，iOS，Androidが予定されている。


　2021年6月に発売された「My Child Lebensborn」は，第二次世界大戦後に過酷な人生を歩んだ子供たちを描くシミュレーションゲームだ。
　ナチスが実施した「レーベンスボルン（生命の泉）計画」とは，ノルウェーの女性たちにナチス党員の子供を産ませ，ドイツ人として育てるものだった。ナチスの敗戦後，子供たちはノルウェーに送り返されたが，多くはレーベンスボルンと呼ばれて差別の対象になったという現実の歴史をモチーフにしている。


　プレイヤーは養親の1人として，カリンやクラウスを育てていくのだが，深刻ないじめなど，敵対的な環境の中で子育ては次第に難しくなっていく。テーマはシリアスだが，メディアやプレイヤーから高い評価を得た作品だ。リマスター版の詳細については明らかになっていないので，続報に期待したい。

「INDIE Live Expo」公式サイト

4Gamer
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