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クラウドファンディングの成功から約10年,アクションRPG「Radio the Universe」のデモ版がついにSteamで公開
「Radio the Universe」公式サイト
このゲームは,約10年前となる2012年12月,Kickstarterで実施されたクラウドファンディングキャンペーンの成功を受けてスタートしたプロジェクトだ。荒涼とした迷宮のような都市で目を覚ました主人公の女性が,生き残りをかけてさまざまな敵や手強いボスと戦うことになる。レトロゲーム風の大きなドットと,ざらついた感じのアートワークが特徴で,ゲームは主として見下ろし型視点で進んでいく。
デベロッパの6E6E6Eは,Sixeと名乗るアメリカ在住の個人ゲーム開発者で,2013年に掲載されたPolygonの記事によれば,開発者は本作を「古典的なゼルダとダークSFの融合」だと述べている。影響を受けたタイトルとしては「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」や「ホットライン・マイアミ」「DARK SOULS」,そして「ゆめにっき」などを挙げており,これらのゲームのファンがバッカー(支援者)としてクラウドファンディングに協力したようだ。Kickstaterでは,目標金額1万2000ドルのところ,8万ドル以上の資金を集め,すべてのストレッチゴールを達成している。
「ようやく……」というバッカーの声も聞こえているが,中断することなく,10年以上の歳月を経てようやくデモ版にたどり着いた本作。発売日はいまだに分からないが,興味のある人は試してみよう。
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Radio the Universe
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