「VALORANT」日本最強高校生チームは九州・沖縄エリア“そるじーふぁみりー”に決定。NASEF MAJOR VALORANT 2022 決勝トーナメントレポート

　2022年11月13日，NASEF JAPAN（北米教育eスポーツ連盟 日本本部）主催による高校生世代に向けた「VALORANT」の大会，NASEF MAJOR VALORANT 2022の決勝トーナメントが行われた。本稿では同大会の結果をお伝えする。

　本大会は，NASEF JAPANが定期的に開催している，高校生向けのeスポーツイベント。過去には「ロケットリーグ」「リーグ・オブ・レジェンド」「フォートナイト」等の大会が行われており，今回は「VALORANT」が種目として選ばれ，全国から66の高校生チームがエントリーした。
　この日の決勝トーナメントには，10月下旬から11月初週にかけて行われた地域ブロック予選・決勝を勝ち抜いてきた8チームが出場。シングルエリミネーション，BO1（決勝のみBO3）という1発勝負のトーナメントで激突し，日本最強高校生チームの座をかけて戦った。

決勝トーナメントまで勝ち上がってきた8チーム

決勝トーナメントのルール。1試合13ラウンド先取制だ

大会の実況，解説を担当したキャスターのyue氏（写真左）とyukishiro氏（写真右），ゲストとして参加した「VALORANT」のプロプレイヤー，Flax選手（写真中央）

今大会は地域予選から決勝トーナメントまで，すべてオンラインで実施。決勝トーナメントの配信会場となったLFS池袋には，実況，解説を担当した3人と運営スタッフ，観覧希望の高校生が若干名来場していた

　決勝戦はともに手堅く勝ち上がってきた，関東Bブロック代表“AKINO”と，九州・沖縄ブロック代表“そるじーふぁみりー”が激突した。
　試合はシーソーゲームになったGAME1を13-11でもぎ取ったAKINOが勢いに乗るかと思われたが，GAME2の中盤（11ラウンド目）に入ると，そるじーふぁみりーの面々の個人技が爆発する。5-5のイーブンから8ラウンドを連取して13-5でGAME2を制すると，GAME3でも撃ち合いでAKINOを圧倒していく。
　12-5で優勝へ王手をかけてからは足踏みするも，最後は冷静さを取り戻し，22ラウンド目を勝ってそるじーふぁみりーが13-9でGAME3を獲得。AKINOの猛追を抑え込み，そるじーふぁみりーがNASEF MAJOR VALORANT 2022の頂点に立った。

決勝戦に進出した両チームには，大会賞品としてチーム名と個人名が刻印されたオリジナルステンレスボトルとトロフィーが授与される

大会開催と同時に募集が行われていた，ロゴデザインコンテストの結果も発表

　なお，決勝戦の模様と，準決勝までの一部試合はNASEF JAPANのTwitchチャンネル（外部リンク）で視聴できる。試合のより細かいディテールを知りたいという人は，そちらをチェックしてみてほしい。

「NASEF MAJOR VALORANT 2022」公式サイト

「NASEF JAPAN」Twitchチャンネル