テーブルトーク風なゲームを満喫できるストラテジーRPG「Vagrus - The Riven Realms」のクラウドファンディングキャンペーンが開始

　Lost Pilgrims Studioが，ストラテジーRPG「Vagrus - The Riven Realms」（PC / Mac）のクラウドファンディングキャンペーンを開始し，その最新トレイラーを公開した。


　同スタジオは，テーブルトークRPG好きな仲間達が集まって2017年に立ち上げたという，ハンガリーのブダペストを拠点にするデベロッパだ。「Vagrus - The Riven Realms」では，神に見放されたヴェグラス（Vagrus）の地で，交易によって生き残りを図る武装キャラバン隊の危険な旅が描かれる。ストーリーの詳細は明かされていないが，オープンワールドのダークな世界観が特徴で，プレイヤーの選択によってストーリーが変化していく。


　戦闘はおなじみのターン制バトルになっており，細かく設定できる種族やスキル，アビリティやアイテムによって，異なるシナジー効果が得られるという。プレイヤーキャラクターとして，スカウトマスター（偵察将校），クウォーターマスター（需品係将校），ガードキャプテン（護衛隊長）などが用意されている。


　クラウドファンディングのキャンペーンはFigで行われており，同サービスが行う新たな取り組み「Open Access」を利用する最初のプロジェクトになるとのこと。これは，クラウドファンディングの期間を設けず，開発が完了するまで投資の募集が行われるだけでなく，当初からα版やβ版を公開していくことにより，出資者にもより能動的にゲーム開発に参加してもらおうというものだ。実際，本作のバッカーになると，α版に即日参加できるという。

　テキストベースのストーリーテリングに大きな比重が置かれているようで，現時点では日本語化の予定がアナウンスされていないのが残念だが，その新しい試みには注目しておきたいところである。

「Vagrus - The Riven Realms」公式サイト