セガは2022年7月17日,
「ぷよぷよeスポーツ」(
PS4 /
Nintendo Switch /
PC)の公式プロ大会
「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON5 STAGE2 決勝トーナメント」を,東京ジョイポリス(東京・台場)にて開催した。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により,開催スケジュールの変更やオンラインによる無観客開催を余儀なくされていたが,このたび
約2年半ぶりとなる有観客オフライン大会が実現した。本稿ではその模様をレポートしていく。
特設ステージが設けられた東京ジョイポリス。事前に入場整理券が発行され,観戦スペースの入場人数は限定されていた
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当日は日曜日ということで,会場の東京ジョイポリスには,一般の入場者も大勢来場していた。また
「ぷよぷよ×eスポーツフェス in JOYPOLIS」としてイベントも開催。物販コーナーや試遊台の設置,プロ選手のサイン会,カーバンクルのフォトグリーティングなどが実施され,プロが解説する大会のパブリックビューイングの席なども設けられた。
当日惜しくも決勝に進出できなかったプロによるパブリックビューイング会場。隣には体験コーナーも設置された
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台湾のAcliv選手(左)と韓国のpuyota選手(右)が,両地域向けの中継配信も行った
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決勝トーナメントの出場者は,前回STAGE1の四天王4名と,事前に行われた予選リーグを勝ち抜いた12名だ。準々決勝までは2勝2セット先取,準決勝以降は5勝2セット先取のルールで行われた。
決勝進出者が16名に絞られたことで,1回戦から決勝を思わせるような好カードが連発。とくにトーナメント表右上は,全員がチャンピオンシップ優勝経験者で,
ファイナルズ優勝者が2人存在するという激戦区だ。このブロックを勝ち上がったのはともくん選手。1回戦でfron選手をストレートで破り,今シーズンプロに返り咲いた“最強戦士”マッキー選手にも1−1の状態から2連勝を果たし,準決勝に進出する。
有観客ということで,選手のメンタルにも多少の影響があったはず
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STAGE1優勝者のdelta選手は,1回戦でSAKI選手に敗退し,早々に脱落。そのSAKI選手も今シーズンプロデビューしたリッキー選手に惜敗するなど,
トーナメントは混戦の様相を呈する。調子の良さを見せていたのはせたなぎ選手。1回戦のへーょまは選手と準々決勝のざいろ選手に対し,ともにセットカウント1−1から2連勝して準決勝に進んでいる。
準決勝までのトーナメント表はこちら
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準決勝第1試合は,
せたなぎ選手と
リッキー選手の対戦。リッキー選手は最年少ながら,ヨダソウマ選手とSAKI選手を相手に勝利してきた。序盤の連鎖の打ち合いでせたなぎ選手の手数を上回り,1−5と大きく差を付けてセットカウントを先取する。せたなぎ選手もそれにひるむことなく,2度の全消し戦を絡めて3連勝。その後リッキー選手の猛攻に3連勝を許し,3−3の状況になるも,激しい打ち合いを制して,セットカウントをタイに持ち込む。
せたなぎ選手(左)とリッキー選手(右)
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最終セットは,リッキー選手の本線11連鎖に対して,9連鎖目にぷよ20個を同時に消して返し客席を沸かせたせたなぎ選手がペースを掴み,常にリードをする形で4−2のセットポイントに。最後は本線の11連鎖に対してリッキー選手の後打ちが間に合わず,
せたなぎ選手が決勝へと進出した。
解説陣や客席を沸かせたせたなぎ選手の9連鎖クアドラプル。画面の半分以上のぷよが連鎖の最後に一気に消えた
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準決勝第2試合は
live選手対
ともくん選手。盟友でありながら過去の大会で激戦を繰り広げてきた2人による好カードだ。序盤はlive選手がリードしていたが,ともくん選手も食い下がり,3−3のタイに。その後live選手の10連鎖ダブルに対し,13連鎖を返したともくん選手が2連勝を果たし,セットカウントを先取した。
live選手(左)とともくん選手(右)
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2セット目は完全にともくん選手のペースとなり,先打ちではlive選手の対応を上回り,逆に相手の先打ちには確実な対応,パーフェクトな立ち回りで大差を付けて勝利。相手に付け入る隙を微塵も見せず,解説のTOM氏は
「恐怖を感じる」と評した。
覇王live選手を相手に完璧な対応で隙を見せず,決勝に進出
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決勝に臨むせたなぎ選手(左)とともくん選手(右)
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決勝戦注目の初戦,中盤に連鎖の応酬を仕掛けるせたなぎ選手が操作ミスで1本を逃すと,ともくん選手はすかさず畳みかけを見せる。特に,本線を発火して14連鎖を決めたともくん選手に対し,せたなぎ選手が13連鎖で返すも,セカンドをしっかり組んでいたともくん選手が7連鎖で追い打ちをかけた場面は客席を大いに沸かせる。1セット目はともくん選手が5-1で制した。
ともくん選手が送り込むおじゃまぷよが,せたなぎ選手の盤面を圧迫していく
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後がないせたなぎ選手だったが,すかさず速攻主体に切り替えたことでペースを掴み返す。全消し戦2本も含め,ともくん選手に1本も取らせない5連勝で2セット目を取り返し,イーブンに持ち込んだ。
1本も取れずにセットを落としたともくん選手だったが,気持ちを切り替えて最終セットに挑んだ
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最終セットはお互いにポイントを取り合う拮抗した勝負となり,とうとう
フルセットまでもつれ込む。最後は両者が本線を組む中で,ともくん選手が放った2連鎖からの2連鎖ダブルがせたなぎ選手の盤面に刺さり,あっさりゲームセット。2年半ぶりの有観客オフライン大会は,
ともくん選手が優勝を飾った。
最終セット,おじゃまぷよを受ける前に2連鎖を2本打って勝負を決めた
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激戦を制して笑顔のともくん選手。客席からは大きな拍手が贈られた
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SEASON3 STAGE2以来のチャンピオンシップ優勝を果たしたともくん選手は試合後,終始笑顔を見せていた。解説のmomoken氏も
「全試合決勝戦のような地獄のブロックを勝ち上がって,ここまで来るのは本当に凄い」とその活躍を讃える。本人も
「(負けたら)いつ帰ろうかとも考えていたが,勝ち上がるうちに自信が出てきた」とコメントしており,せたなぎ選手との最終戦は緊張を感じず,冷静に判断できたと語っていた。
賞金100万円を手にしたともくん選手と入賞者3名はSTAGE3の出場権を得た
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この夏から秋には,全国都道府県対抗eスポーツ選手権の本戦や,チャンピオンシップSTAGE3なども行われる。次回以降も熱い戦いが期待できそうだ。