イベント
[TGS 2016]「バイオハザード7」のステージイベントレポート。歴代シリーズを継承する本作の魅力,新体験版,そしてCERO「Z」版などが紹介
ステージでは,バイオハザード7の概要やその魅力について,シリーズプロデューサーを務めるカプコンの川田将央氏と,今作の神田 剛氏がプレゼンテーションを行ったほか,既報のとおり,バイオハザード7のCERO「Z」版となる「グロテスクVer.」が発表されたりもした。本稿では,そんなステージイベントの模様をお伝えしよう。
バイオハザードシリーズプロデューサー・川田将央氏 |
バイオハザード7プロデューサー・神田 剛氏 |
関連記事:
- [TGS 2016]PS VR版「バイオハザード7」をプレイ。分かっていても恐ろしい,かつてない没入感が恐怖を増幅する
- [TGS 2016]「バイオハザード7 レジデント イービル」,より過激な表現に特化したCERO「Z」版「グロテスクVer.」を発表
バイオハザード7のテーマは「ホラー」であり,これを表現するためのコンセプトは「脱出」「没入」「追求」の3つだ。
まず脱出だが,これはバイオハザードシリーズが持つ「館からの脱出」というイメージを前面に打ち出すことを意味する。実際にプレイヤーは本作で,アメリカ南部・ルイジアナ州にある,悪意に満ちた影のうごめく,朽ちた邸宅からの脱出を試みることになる。
没入というコンセプトは,「アイソレートビュー」(一人称視点)でのプレイによって体現されている。アイソレートビューにより,一人でプレイする孤独感や,自分自身で物事を選択する部分を強調し,プレイの没入感を高めているのだそうだ。
そして追求したのは「フォトリアリズム」である。これまでバイオハザードシリーズの開発で追求してきた埃や錆などの“汚れ”の表現は,邸宅内の不穏な空気をより一層高める。
ちなみにこれらのビジュアル表現は,VRで(つまりVR HMDなどを通して見ている状態で)近づいても,破綻しない完成度だという。こうしたリアルな空気感までも写実的に表現することを可能にしたのが,カプコンが今作のために独自開発した「REエンジン」というわけだ。
ここでステージは体験版の話題へ。
E3 2016でバイオハザード7が発表されると同時に配信の始まった体験版「バイオハザード7 ティザー 〜ビギニング アワー〜」(関連記事)は,シリーズ歴代最速で全世界300万ダウンロードを突破したとのこと。
そして9月15日には,同体験版の「トワイライトVer.」の配信が,PlayStation Storeで始まっている。こちらは,PS4ユーザーであれば誰でも無償で入手可能。体験版に関しては,今後も“さらなる展開”を予定しているそうだ。
ちなみに東京ゲームショウ2016に出展されたプレイアブルデモはgamescom 2016にてプレス向けに出展された「ランタン」(関連記事)と同じ内容だが,VR版は今回が初お披露目であるという。
ランタンを体験すると提供されるバッグも紹介された。プリントされているイラストは,ゲームの大きなヒントとなっているらしい |
また今回のステージでは,本作の最新トレイラー「TAPE-2 “ベイカー”」が上映された。この映像では,前述の“食べ物”を含む,狂気の食卓を囲んだ謎の家族を確認できた。
そしてステージの終盤では,よりグロテスクな表現に特化した,バイオハザード7のCERO「Z」(18歳以上のみ対象)版となる「グロテスクVer.」が発表。本作の予約特典やイーカプコン版,デジタル版「デラックスエディション」のリリースが明らかにされたのもここだ。
ステージのエンディングでは,川田氏が「2017年1月26日の発売日に向けて鋭意開発中です」とコメント。そして神田氏が「今後は発売日に向け,より『バイオハザード』らしさをアピールしていきたい」と意気込みを見せて,ステージを締めくくった。
「バイオハザード7 レジデント イービル」公式サイト
カプコンの東京ゲームショウ2016特設サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2016特設サイト
- 関連タイトル:
バイオハザード7 レジデント イービル
- 関連タイトル:
バイオハザード7 レジデント イービル
- 関連タイトル:
バイオハザード7 レジデント イービル
- この記事のURL:
キーワード
(C)CAPCOM CO., LTD. 2017 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2017 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2017 ALL RIGHTS RESERVED.