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国体eスポーツ「グランツーリスモSPORT」部門の茨城県特別選考予選大会をレポート。茨城県特別代表として本大会に出場する4名が決定
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印刷2019/04/01 18:12

イベント

国体eスポーツ「グランツーリスモSPORT」部門の茨城県特別選考予選大会をレポート。茨城県特別代表として本大会に出場する4名が決定

画像(001)国体eスポーツ「グランツーリスモSPORT」部門の茨城県特別選考予選大会をレポート。茨城県特別代表として本大会に出場する4名が決定
 2019年9月28日から10月8日に開催される第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラムとして実施されるeスポーツイベント「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」の「グランツーリスモSPORT」部門における茨城県特別選考予選大会が駿優教育会館(茨城県水戸市)にて3月31日に実施された。

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「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」の「グランツーリスモSPORT」のページ


 この茨城県特別選考予選大会は,国民体育大会開催県である茨城県から47都道府県代表とは別に選出される“茨城県特別代表”を決めるもので,少年の部(6歳以上18歳未満)と一般の部(18歳以上)それぞれ2名ずつ,計4名が茨城県の特別代表として国民体育大会本大会への出場権を獲得できる。

 今回の茨城県特別選考予選大会には,少年の部と一般の部で事前エントリーと当日エントリーを含め,約80名のエントリーがあったという。参加者の年齢層も下は6歳から60歳と幅広く,学校の春休み期間の日曜日に開催されたこともあり,少年の部では参加者本人だけでなく,家族連れで応援に駆けつけるなど,会場は多数の来場者で溢れていた。

お父さんがシート位置などの調整をサポートしているシーンも見受けられ,参加者とご家族の“本気”も感じられた
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 会場には,10台の競技台と2台の試遊台が設置されており,システム構成は,画面はソニー製55インチテレビ,PlayStation本体はPlayStation 4 Pro,コクピットはPlayseat Challenge,ステアリングコントローラはThrustmaster T-GTが採用されていた。
 なお,コントローラは用意されているPlayseat Challenge+Thrustmaster T-GTまたはPS4純正コントローラDUALSHOCK 4を使用し,コントローラの持ち込みは認められていない。

普段とは異なるプレイ環境(競技台)に素早く慣れることができるかというところも重要な要素になるだろう
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コントローラやプレイ視点は人それぞれで面白い。DUALSHOCK 4を使う場合は椅子でプレイする。DUALSHOCK 4のモーションセンサーとコクピットビューで,しかも速いという選手も
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 予選大会の流れは,少年の部と一般の部のそれぞれでタイムトライアル予選を行い,ベストタイム上位20名がレース予選へ進出できる。レース予選は,10名ずつ2つのグループに分かれてレースを行い,上位5名がレース決勝へと進出し,レース決勝で優勝,準優勝した選手が茨城県特別代表になれるのだ。

 タイムトライアル予選では,オフラインのシングルタイムトライアルにて,鈴鹿サーキットを5周し,そのベストタイムで競う。使用車種はGr.3クラスで,タイヤはレーシングハードを使用。マシンセッティングは禁止されているが,トラクションコントロールなどのアシスト機能やコースガイドなどは利用できる。また,ステアリングコントローラのボタン類への機能割り当て変更なども可能になっている。

 単独走行となるタイムトライアル予選は,競い合う相手のタイムは見えないため,自分との戦いとなる。タイムを刻むために無理をしてコースアウトしたり,ショートカットしすぎてペナルティを受ければタイムを落としてしまう。慎重に走りすぎても上位20名に食い込めない可能性も出てくる。

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 このタイムトライアル予選結果に基づき,少年の部,一般の部それぞれで奇数順位と偶数順位により10名ずつ2つのグループに分けられ,予選タイムがそのままスターティングポジションになる形でレース予選が行われた。その予選レースでの上位5名,計10名によりレース決勝が行われた。

 レース予選&決勝は,使用コースが富士スピードウェイとなり,周回数や使用できる車種,タイヤなどはタイムトライアル予選と同様だが,レース形式になることで,スタート方式はローリングスタート,スリップストリームはリアル,ブーストは無効という設定が追加されている。

 また,レース予選&決勝からは,レースの模様をSUPER GTやスーパーフォーミュラなど実際のレースで実況を担当されているレースアナウンサーの中島秀之氏が実況を,ポリフォニー・デジタルのYAM氏が解説を担当。まるで本物のレース中継を見ているかのような雰囲気に,来場者は2台設置されていた90インチのライブモニターに釘付けになっていた。

(左)実況を担当した中島秀之氏(右)解説を担当したYAM氏
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 とくに5位以上にならないとレース決勝に進めないレース予選では,少年の部,一般の部ともに白熱の5位争いが繰り広げられていた。1キロメートルを越すロングストレートでのスリップストリームの使い合いや1コーナーへブレーキング競争,さらにテクニカルエリアでのサイド・バイ・サイドの攻防など,接触ギリギリで繰り広げられる手に汗握る順位争いに会場は何度も沸いていた。

レース決勝に進めるかがかかる熾烈な5位争い。非常にレベルが高く相手を押し出すなどの走りは一切なく,クリーンな熱いレースバトルが繰り広げられた
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 実は不運なトラブルもあった。一般の部のタイムトライアル予選をトップで通過し,レース予選をポールポジションからスタートした嵯峨鷹選手は,レース途中でステアリングコントローラに不具合が発生しレース予選での離脱を余儀なくされた。このレースにおいては,もう1人の選手にも機材不具合が発生する波乱のレースになってしまった。

 これについて,レース終了後にレースレギュレーション5の3項に基づき,レーススタート前に発生した機材の不具合に関しては交換対応がされるが,レースがスタートしてからについては,3名以上の不具合が発生した場合はレースを一時中止して再スタートとなり,2名以下の場合はレースは続行されるとのことがオフィシャルから発表され,レース結果はそのまま採用されることが確定された。

一般の部のタイムトライアル予選ではトップタイムを叩き出した嵯峨選手。ポールトゥウィンを飾るのかと思われたが,機材トラブルで無念の予選落ちになってしまった
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 レース決勝の結果だが,少年の部では,箕輪卓也選手(17歳)が優勝,小林陽樹選手(11歳)が準優勝で本大会への出場権を獲得した。

 整備士の父の影響でグランツーリスモSPORTを始めたという箕輪選手は,この予選に合わせて毎日2時間の練習を続けてきたそうだ。高校でサッカー部に所属する傍ら,休日にはレーシングカートも楽しんでいるという。

 箕輪選手が決勝レースで選んだ車は,ポルシェ 911 RSR (991) '17で,「普段楽しんでいるレーシングカートに挙動特性が似ていて運転しやすかったため」という。実際にタイムトライアル予選では,一般の部も含めこの日の鈴鹿サーキットの最速タイム1'59.833を叩き出しており,レース予選&決勝でもポールポジションから安定した走りで,危なげなく優勝を掴み取っている。

箕輪卓也選手
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 そんな箕輪選手に匹敵する走りを見せていたのが,準優勝を飾った小林選手だ。「コースアウトやペナルティを受けないよう,油断しないようにしました」という小林選手は,11歳とは思えない落ち着いた走りで,常に安定したラップタイムを叩き出しながら走行していた。このプロレーサーばりの走りを見た実況の中島氏は「普段実況している世界選手権と何ら変わりない走り」と会場を盛り上げていた。ちなみに,小林選手の夢は「中島氏のようなレースアナウンサーになること」とのことだ。

前を走る箕輪選手を追いたい小林選手だったが,後方からプッシュされているため差を縮めることができない
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 レース予選では,レクサス RC Fを選んだ小林選手だが,レース決勝ではアストンマーティン V12 ヴァンテージ GT3 '12に変えてきた。この選択について「1コーナーで抜きやすいため」とレース展開を見越して車種を変えてきたことも功を奏したようだ。恐るべき11歳の本大会での活躍に期待したいところだ。

小林陽樹選手
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 いっぽうの一般の部では,綱島優太選手(22歳)が優勝,植木俊輔選手(20歳)が準優勝し,本大会への出場権を手にした。

 今年,新社会人になる綱島選手は,FIA公認の世界大会「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ」において,3月に開催された「ワールドツアー パリ」にBMWチームのメンバーとして出場し,チームを4位に導いた日本を代表するトップドライバーの1人だ。

 タイムトライアル予選,レース予選&決勝でのほかの選手を寄せ付けないタイムとミスのない走りは,これまでの経験が十分に活かされた結果といって間違いないだろう。とくに印象的だったのがレース決勝だ。綱島選手は2番手スタートだったが,ポールポジションからスタートした植木選手が,1コーナーでバランスを崩したのを見逃さず,迷うことなく並びかけてトップに躍り出たシーンは,トップドライバーとしての上手さが光った瞬間だった。

綱島優太選手
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 しかし,トップに躍り出た綱島選手だったが,綱島選手のシボレー コルベット C7 Gr.3の背後には常に植木選手のアウディ R8 LMS '15が貼り付いていて,トップ独走を許さない形で最終ラップまで白熱のレースは続いた。2周目の最終コーナーの立ち上がりで,コンマ3秒に詰めた植木選手は,ロングストレートでスリップストリームを使って1コーナーの飛び込みで仕掛けるが,頭1つ飛び出した植木選手に対し,インを空け渡さない綱島選手とのサイド・バイ・サイドの走りに会場は大いに盛り上がった。

スリップストリームを抜け出して,アウトから綱島選手を抜きにかかる植木選手。しかし,イン側を綺麗にキープした綱島選手の前に出ることはできなかった
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最終ラップの最終コーナーで差を詰めてきた佐藤彰選手が植木選手に迫る。トップ3がコンマ数秒の差のままストレートへ。会場の温度も一気に上がる
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 ゴールするまでコンマ数秒という緊迫の戦いは続いた。最終的に綱島選手を捉えることはできなかった植木選手だったが,「普段は暇さえあればグランツーリスモSPORTをプレイしています。綱島選手がオフラインのイベントで活躍をされていますが,自分もそんな舞台に立てるように頑張りたい」と語っていた。

植木俊輔選手
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 今回の茨城県特別選考予選大会において,綱島選手を初め4名の選手がいち早く本大会への出場権を獲得した。本大会では,予選大会以上の激戦が繰り広げられると思うが,彼らの活躍を楽しみにしたいところだ。

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 また,本日から4月21日まで,グランツーリスモSPORTゲーム内のスポーツモードにて,都道府県ごとのオンラインタイムトライアル形式のオンライン予選が実施されている。こちらも少年の部,一般の部からそれぞれ上位20名の予選通過者が決定され,5月よりエリアごとに行われる都道府県代表決定戦(オフライン予選)への出場権が得られる。そして,都道府県代表決定戦においてレースを行い,上位2名ずつが都道府県代表として本大会への出場権が獲得できる。

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 今回の茨城県特別選考予選大会で,実力を出せなかった選手や,不運なトラブルで結果を残せなかった嵯峨選手もまだ本大会出場への可能性は残されているので,都道府県予選で再挑戦してほしい。また,腕に自信のある人は,ぜひ都道府県別オンライン予選に参加して,国民体育大会ならびに日本のeスポーツを盛り上げていきたいところだ。

「グランツーリスモSPORT」公式サイト

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」の「グランツーリスモSPORT」のページ

  • 関連タイトル:

    グランツーリスモSPORT

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