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Detroit: Become Human

Detroit: Become Human
公式サイト https://www.jp.playstation.com/games/detroit-become-human/
発売元 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
開発元 Quantic Dream
発売日 2018/05/25
価格 パッケージ通常版:6900円+税/Premium Edition:8900円+税 ダウンロード通常版:7452円(税込)/Digital Deluxe Edition:8532円(税込)
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このゲームの読者の評価
83
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読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
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  • Pages: 1
  • アンドロイドは機械か、それとも生命か 85
    良い点
    ・綺麗なグラフィック
    ・臨場感溢れるBGM
    ・リアルな挙動
    ・膨大な選択肢
    ・深いストーリー
    悪い点
    ・時々起こる、操作とコマンドの暴発
    ・やり直しがスムーズにできない
    ・チェックポイントがわかり辛い
    総評
    感情を持った「変異体」と呼ばれるアンドロイドを追う捜査官のコナー。
    家政婦代わりとして働いていた家の女の子(アリス)に「守りたい」という気持ちが芽生え、アリスを守るべく父親・世間から逃げるカーラ。
    変異体として目覚め、革命を起こすべく立ち上がったマーカス。
    全く境遇の違う3体のアンドロイドが、後々は複雑に物語が絡み合っていく。
    殺す・見逃す、守るためなら何でもするか・清く正しく生きるか、共存か・戦争か。
    PVでのセリフの通り「どうなるかは君次第」なADV。

    普段はACTを遊ぶ事が多く、全く遊ばないジャンルのため発売時はノーマークでしたが、SNS等で評判がちらほら聞くことが増え、気になったので思い切って購入に踏み切った次第です。結論から言うと、購入してよかったなと今では思っています。

    まず目を引くのが物凄く綺麗なグラフィック。登場人物の見た目・表情は勿論の事、「塗れた肌」や「血がにじんだ服」等、細部に至るまでリアルに再現されています。
    ゲーム性はというと、自分で操作し様々な目的をこなしていくパートと、時々QTEっぽい事が起こるムービーシーンに分かれていますが、例えば殺人事件の現場検証では緊迫した雰囲気の曲が、そして手に汗握る緊張したシーンではその緊張感を煽る曲が、とその場にあった素晴らしい楽曲もこのゲームの長所の1つだと思います。
    また、グラフィックだけでなく挙動も非常にリアルに作られており、操作パート時に「人とすれ違う時避ける」「散乱している紙を跨ぐ」と非常に細かい挙動まで作られています。
    そしてストーリーですが、世界観こそ近未来であるものの、人種差別・格差社会、そして「アンドロイドが人そっくりな場合、どうなるのか」など、現実世界でも問題となっている、あるいはいずれ直面するであろう問題に触れているため、とても考えさせられます。(アンドロイドが自我を持ち反旗を翻す..という辺りは「ブレードランナー」に近い物があるかもしれません)
    また、ちょっとした選択肢でも後々大きな意味を持つこともよくあります。
    例えば「リスクを冒して助けた人物が、後々助けてくれる」等、まるでバタフライエフェクトよろしく物語に大きな影響を与えたりします。

    そして悪い点ですが、まず操作の暴発。
    操作パートでの問題ですが、手に取ったり何かしらアクションを起こす場合は基本右スティックを使用します。一方、カメラを動かす時も右スティックを使用するため、「カメラを動かそうとしたのにアクションに反応してしまう」「コマンドが出たので実行しようとしたら認識されずにカメラが動く」等、二度テマを踏んでしまう事が時々あり少し面倒だなと感じました。
    そして、やり直しの問題。進行中「あ、これ絶対あかんわ」という場面に直面することが時々あったり、選択肢を間違えてしまった時にやり直そうと思ったとします。
    しかし、戻るにはタイトル画面に戻るしか手段がありません。さらに再開した際にロードを挟むため、ちょっとした手間が発生します。(当方のPS4は初期型のため、proだったりSSDの方はもしかしたらロードは早いかもしれません)
    さらにこのやり直そうと思った際、一体どこまで戻るのか正確には把握できず、直前まで戻るのか、それとも戻れないのかわからないため、また少しモヤモヤします。
    (製作側としては、戻ったりせずとにかく進めて欲しい、という想いがあるかもしれませんが・・)

    悪い点を挙げたものの、作品の評価を落とすようなマイナスポイントではないと思います。
    何より深いストーリー、魅力的な登場人物、高クオリティのグラフィックとBGMは最近のゲームでも上位に入るのではないでしょうか。
    PVや紹介記事、SNS等で他人のプレイ状況を見て興味を持った人は是非遊んでみてください。きっと気に入ると思います。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 5
  • よくできた佳作 65
    • 投稿者:aihara(男性/30代)
    • 投稿日:2018/07/26
    良い点
    グラフィックが秀逸
    キャラクターの操作時に、急加速せずに自然な動き出しになり、床に落ちているものを避けて移動したりする部分など細かい部分に「哲学」を感じる
    シナリオ要素がだいじなゲームではあるが、シナリオそのものの面白さはある
    悪い点
    アンドロイド社会の実現をにらんだシナリオだが、設定にかなり無理がある
    総評
    シナリオをなぞっていくタイプのゲーム。アクション要素もあるが、そこまで難しくないので、私のようなアクション苦手勢にもやさしいです。

    悪い点でも書いたのですが、シナリオは意欲的で面白さはあるのですが、いい点と悪い点が両方目立つものになってしまっています。

    私はけっこう、設定に無茶があるようなシナリオを目にすると、「練られていない」と感じてしまってさめてしまう傾向がありまして。

    もちろん、ある程度のご都合主義は本来スパイスになっていいものだと思うんですが、本作ではご都合主義を超えた、超科学的な設定がアンドロイドに対してほどこされています。
    特にアンドロイドの動力源です。私がプレイした中では、どのようにアンドロイドがエネルギーを補充しているのかが判然としませんでした。作中ではブルーブラッドという要素が供給源のようなのですが、それをある程度補充できればかなりの期間可動し続けられそうなんです。
    それってかなり夢の技術で、そんな技術があればアンドロイドどころの騒ぎではないと思うのです。そして、そのブルーブラッドを生産しているのが一社独占(たぶん)。
    独占であることはまあ設定としてその会社を際立たせているし単純化したかったのでしょうが、AIの技術もまたすごいものをもっているとなると、先端技術を2つも保持していることになるわけです。
    また、アンドロイドがかなり人間に近く、ほとんど違いを感じないという設定ではあるのですが、そうすると肌だったり骨格を用意するとなると、素材の革命も必要でしょう。アンドロイドは外骨格っぽい感じでしたが、そうするとバレるのではと…。素材で似せているのではなく、ホログラム表現で人類を錯覚させているのかもしれませんが。それもまた別の技術が必要ですよね。

    いや、もちろんね、こういったアンドロイドそのものへの指摘ってのが野暮なのはわかっているんですが、現代の社会は多くの先行研究・基礎研究に基づいて成立しているわけで。たとえば自動走行システムを目指そうとしているGoogleだって、車自体は作っていないですし、テスラ・モーターズもさまざまな企業の特許を活用しているわけです。
    技術がコモディティ化したり、特許が切れたりするには、本作の設定の年号ではまだ早い。実現可能な世界を飛び越した技術があるとなると、現代から地続きの世界を見せている以上、それに対する説得力って減ってしまうと思うのです。
    もちろん、単純化したいというシナリオライターの意図はわかるんですが、それでも本作はアンドロイドの存在がメインのテーマなので、もう少しだけ説得力がほしかったなと。

    でもまあ、いろいろ考えてしまうのは、逆にアンドロイドに対しての問題提起はできてるってことでしょうし、本作が持つテーマ性という面は実現できているのかもしれないなとも感じます。
    ゲームを遊んで単純に面白いだけじゃなくて、何かしらの意見が出るってのは、作品としての価値は高いということでしょうからね。

    本作、最近のゲームにありがちな、開発年数がそこそこかかっている作品だとも聞いています。
    そして、昨今のAIブームって、数年前の開発開始時よりもかなり活発になっていると思うのです。すると、ユーザーなどの知識もアップデートされます。ある意味、現実が創作を超えているといいますか、AIに関する世論やら技術の進み方がけっこう作中とは別の方に進んでいるような気もするんですよね。
    そこらへん含めて、面白い・興味深い点の多いタイトルでした。
    プレイ時間
    10〜20時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 4 4 2 3
  • 実存を選べ 100
    良い点
    * (アメリカの)現代社会問題をアンドロイドを通して象徴し表現している。差別の問題、移民労働者問題。
    * 人間が生み出した知性体と人間との関係をテーマにしている。映画「エイリアン」「ブレードランナー」のリドリー・スコット監督的なテーマ。
    * 物語の分岐が膨大にあり、プレイヤーの選択が物語に大きく影響を与える。生き方を選ぶという快感がある。
    * アドベンチャーゲームで選択肢を選ぶのが大好きなプレイヤーにとってはたまらない出来。
    * このゲームでしか味わえないようなゲーム体験を味わうことができる。
    悪い点
    * プレイヤーの選択のみがストーリーに影響を与えてほしいのだが、すばやく操作を求められるイベントの入力の出来不出来で重大なストーリー分岐が発生してしまう
    * しかし難易度設定でこの問題は緩和することができる模様(私は難しい方=EXPERIENCEDでずっとやってた)
    総評
    まるで映画のような作り方をしている。ゲーム内ムービーが映画のようだということではなく、設定やストーリーがただゲームのためのものなのではなく社会や思想を表現している。
    今作の舞台は近未来のデトロイト。デトロイトはもともと自動車産業で栄えた都市だが、現代では生産拠点が賃金の安い外国に移ってしまった結果産業を失い廃墟となっているという。そして近未来のデトロイトはアンドロイド産業で復興している。ただし、労働の多くはアンドロイドが担っており、人間は高い失業率で苦しんでいる。アンドロイドには自由意志も人権もなく、奴隷のように扱われている。街では失業者たちが反アンドロイドを訴えている。非常にリアリティのある社会描写だと感じた。

    このアンドロイド設定はいくつもの社会問題を象徴している。

    人種差別。例えば作中のバスはアンドロイドの乗る区画と人間の乗る区画とで車内が区分けされている。これは昔アメリカのバスで黒人専用席と白人専用席とが分けられていたのを踏まえている。そして、アメリカで人種差別と戦う公民権運動の始まりのきっかけとなったのは1955年のモンゴメリー・バス・ボイコット事件、つまり疲れた黒人労働者がバスの白人専用席に座ったことなのだ。
    少しだけネタバレしてしまうが、アンドロイドによる社会運動を展開していくのにあたり、平和路線か暴力路線かを選択するというのが重要な要素になる。これは、やはり公民権運動においてキング牧師のとった非暴力不服従方針と、ブラックパンサー党などのとった武力闘争方針とを踏まえている。この二者は映画やコミックスの『Xメン』においてもプロフェッサーXとマグニートーとにそれぞれ代表させて対置された方針だ。アンドロイド闘争の描き方は公民権運動の歴史を踏まえている。

    人間の失業者がアンドロイドに仕事を奪われているから奴らを追放しろと訴えているのは、やはりアメリカに流入してくる不法移民の労働者に対する危機感をアンドロイドに仮託して表現しているものだと考えられる。メキシコとの国境に壁を築くとアピールしたトランプ氏が大統領に選ばれたのは、自分たちの仕事が奪われるという白人労働者層の不安が原動力のひとつだったはずだ。アンドロイドは労働市場において人間社会の驚異として位置づけられている。

    そして、自分たち人間が生み出した機械に自分たちと同等の権利を認めることができるのかという問いかけも含んでくる。これはAIの発達が目覚ましい現代・および近未来において現実の社会が直面するかもしれないテーマだ。
    人間は自らが作り出した下僕と地球の覇権を争わねばならないかもしれない。これは歴史上でも直面したことのない問題だ。
    映画『2001年宇宙の旅』では、人間と人工知能とが知的生命体としての覇権を争い、人間が勝利する。
    映画『エイリアン コヴェナント』では、人間が作り出したアンドロイドが、人間の創造主(人間にとっての神)すら絶滅させて、エイリアンを研究して自らが創造主になろうとする。
    創造主と被造物との闘争というのはSF的なテーマで、つまり未来に遭遇すると予測されている問題についての予行練習だ。どちらに軍配を上げるのかは作品によっていろいろに描かれてきた。では今作ではどう描かれているか。見届ける楽しみがあった。


    アドベンチャーゲームの醍醐味は、選択肢を選ぶことを通して生き様を示せることだと思う。自分のありたい自分を選ぶ。実存というやつだ。
    三人の主人公それぞれに重大な選択の機会がある。それを選ぶとき、自分はそういう人間なんだということを表明することになる。私は非常に興奮した。

    映画であれば一本道の確定した物語があるので物語を通して制作者の主張を表現することができるが、ストーリー分岐のあるアドヴェンチャーゲームの場合はむしろ主張を行う主体はプレイヤーなのかもしれない。人間とアンドロイドとの関係、自分と他人との関係はこうあるべきだというのをこのゲームをプレイすることを通してプレイヤー自身が表現することができる。映画と違うインタラクティブ性を持つゲームならではの体験だ。


    なのだけど、物語展開とは別の水準でやはり制作者たちの意図やメッセージを読み取ることができるのだなと気づいた。

    アンドロイドというのは人間にとって徹底的な異者であり、我々はそれとどう関係すべきなのかということを考えさせるのがこのゲームだ。
    そして、主人公がアンドロイド側、異者側であることが面白い。現実世界において異者は排除されがちだ。人種差別、マイノリティ差別。それがエスカレートするのは、「相手の気持になって考えることが出来ない」という共感能力の欠如に原因を見出すことはできると思う。逆に言えば共感体験をさせれば世界は寛容の側に動くかもしれない。
    つまり、デトロイト・ビカム・ヒューマンがアンドロイドを主人公にしてアンドロイドとしての生き方をプレイヤーに体験させるということは、ただゲーム体験にとどまるだけではなく、プレイヤーの共感能力を拡大させて世界をより良くする効果すら狙っているのではないだろうか。
    このゲームを通してアンドロイドの解放を願ったプレイヤーなら、たとえば20年後に本当にアンドロイドが知能を持って人間社会に対して権利を要求した際、彼らに肩入れする主義者になっているのではないか。
    さらに、それはアンドロイドに限らず、すべての異者、人種や国籍や性的指向や宗教やなんでも、異なる相手に対して自分が向ける眼差しの視野を広げることにつながっているのではないだろうか。

    デトロイト・ビカム・ヒューマンは、ゲームとして面白いだけではなく、現実世界をより良く変える意図すら秘めた、神話的名作なのだ。100点!
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 5 5
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