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40種類の追加使い魔や,新たなドゥクスの存在も判明した「LORD of VERMILION ARENA」第2回αテストについてのプレス発表会&先行体験会をレポート
LoVAは,スクウェア・エニックスの人気アーケードゲームシリーズ「LORD of VERMILION」(以下,LoV)の世界観をベースにしたPC向けのMOBAタイトルだ。10月17日から19日にかけて第1回αテスト(関連記事)が実施され,現在は第2回αテストの参加募集が行われている。
今回の発表会では,第2回αテストで追加予定の新要素が明らかになり,さらに,一足先にアップデートバージョンの実機プレイを体験できた。今回は,それらの情報を合わせてお伝えしていきたい。
なお,すでに発表されているアップデート内容については,12月5日に掲載した記事で確認できるので,参考にしてほしい。
「LORD of VERMILION ARENA」公式サイト
主人公の新たなステータス「出身」が判明
LoVAにおける「ドゥクス」の存在も明らかに
シリーズプロデューサーの柴 貴正氏。今回の第2回αテストに関しては「厳しい意見をたくさんもらったほうが,正式版が良くなります。どんどん厳しい意見をください」とコメント |
タイトルプロデューサーの和賀 潤氏(左),およびディレクター の黒木 崇氏(右)。黒木氏は,この後に行われた体験プレイで,実況の解説役も担当した |
まずは,本作のストーリーと,それに関連するプレイヤーの新ステータス「出身」の情報が発表された。「LoVA」のシナリオは「異世界(平行世界)同士の戦争」がテーマの1つとなっており,プレイヤーが生まれた世界,つまり出身が重要になるという。
発表された出身は,剣と魔法の世界「ヴァーミリオン」と,獣人のようなキャラクターが登場する「ライズ」の2種類だ。「ヴァーミリオン」は前回のテストから実装されていたものだが,第2回αテストからは出身を「ライズ」を設定することも可能になる。
この後の体験会で分かったことだが,キャラクタークリエイトの出身選択画面には,マスク(選択不可)状態にされた出身がさらに3種類存在していることが確認できた。選択画面の背景画などから世界観を想像できるが,詳しい説明は行われなかった。
「紅蓮の伝説が息づく,剣と魔法の世界」と称されるヴァーミリオン。キャラクターの見た目は一般的な人間に近いようだ |
新たに実装される世界「ライズ」。獣のような外見に加え,注連縄(しめなわ)や刀など,日本的な雰囲気を漂わせている |
お次は,気になる追加の使い魔について。第2回αテストから,前回の使い魔に加えてさらに60種類以上が実装されるのは,12月5日に掲載した記事でもお伝えしたが,今回はそのうち40種類の具体的な名前が発表された。
公開されたカードは以下のとおり。神族の低コスト枠を担った運命神の3人目「アトロポス」や,初代LoVからの皆勤賞使い魔「ギガス」などがラインナップされている。
■追加使い魔(一部)
◯人獣
・ガレアード
・ソエル
・フェンリル
・アカズキン
・ママリリ
・ルールー
・アルキメデス
・ペルーダ
◯神族
・アトロポス
・ラー
・ヘラ
・毘沙門天
・摩利支天
・アテナ
・朱雀
・ミカエル
◯魔種
・九尾の狐
・タルタロス
・パンドラ
・ギガス
・ソドム
・レネゲイド
・ゴグマゴグ
・ティアマト
◯海種
・キマ
・ポセイドン
・アニュイ
・アラハバキ
・バアル
・みずち
・ダゴン
・セドナ
◯不死
・シバルバー
・ユダ
・ナイトメア
・プルートー
・ゲーデ
・ベルディヤット
・安部清明
・小野篁
※上記以外にも実装予定
ここで発表は終了かと思われたが,最後に,公式サイトで公開された謎の少女の名前が「ドゥクス・ティア」であることが発表された。彼女は,過去にLoVシリーズでプレイヤーの指南役を務めた「ドゥクス」達と同様,プレイヤーを導く存在になるという。
第1回αテストの要望はしっかり反映
個性的な新使い魔も多数登場
アップデート内容の発表が終わると,さっそく体験会がスタートした。本作はゲームに必要な人数が多い(7人vs.7人)ため,最初にチュートリアルの時間を設けた後,3回のマッチングが行われるという形式が取られた。
キャラクタークリエイトで調整できた要素は,髪型と頭部の形状と種類,各種カラーなどで,それだけでは少々物足りなく感じるかもしれないが,装備品がかなり個性的なので,自分だけのキャラクターを作れる。
続いて,第2次αテストから登場した「簡易チュートリアル」を体験した。簡易とはいっても,その実かなり丁寧な内容だった。ゲームの基本的なルールや動作は,このチュートリアルをプレイすれば習得できるはずだ。
腕慣らしも終わったところで,ついに試合のときがやってきた。新使い魔も気になるところだが,まずはゲームシステムの違いを探るため,前回登場していた使い魔を使用して参戦した。
数分間プレイしてみると,ゲームバランスに大幅な変更が加えられていることが実感できた。インタフェースなど,パッと見,画面上の違いは少ないが,マナや経験値の貯まるスピードが大きく異なっていたという印象だ。
とくに中立ミニオン(どちらの勢力にも属さないモンスター)から得られるマナと経験値は,かなり増加しているようだ。ミニオンとの戦闘の有無で大きなレベル差が発生するため,前回のテストのときのようにミニオンを完全に無視した立ち回りをしていたら,戦闘で力負けしてしまうだろう。
第1回αテストの問題点として挙げられていた「範囲攻撃スキルの撃ち合い」に関しても,調整が見られた。「バハムート」のビッグバンフレアなど,強力な範囲攻撃スキルは,クールダウン時間が大幅に延長。以前のように気軽に大技を撃つのは不可能になったが,その代わり威力が向上している。
バハムートの例では,範囲攻撃スキル「ビッグバンフレア」のクールダウン時間が100カウント(召喚時)に延長された代わりに,威力が160(召喚時)に上昇した。
また,試合終了後のリザルト画面も,前回のテストから変化した。デッキ表示などはそのままだが,最終レベルなどの細かな情報をピックアップできるようになり,利便性が向上した。
システムやゲームバランスの変化を実感したところで,次は新カードの能力検証を行ってみよう。上記のように3回のプレイしかチャンスがなかったので,すべての新カードを見ることはできなかったが,筆者が「これは!」と感じた使い魔を紹介したい。
最初に使ったのは,40コスト魔種の「九尾の狐」。所持スキルは,パーティー全員を3秒間ステルス状態(敵プレイヤーから視認されない状態)に変える「隠形の呪」だ。先に紹介したバハムートなど,強力な範囲スキル持ちとタッグを組ませれば,それだけで敵に甚大な被害を与えられる。
続いて筆者が使用したのは,人獣の70コスト使い魔「ペルーダ」と,同じく人獣の50コスト使い魔「ガレアード」だ。ペルーダは指定した地点に通行不可能な壁を設置する能力を持ち,ガレアードは効果時間中に施設攻撃力を上昇させる。この2つは,プレイヤー相手の戦いではなく,タワー戦などを重視した珍しいカードとなる。
ガレアードでタワーを叩き折る爽快感と,壁で敵を通路に押しやったときの,してやったり感は,これらのカードでしか味わうことのできない感覚だ。
以上,このほかにも多くの注目すべき使い魔がたくさんいるのだが,詳細は第2次αテストで確認してほしい。
3回の対戦が終了したところで,イベントは終了となった。第2回αテストは,12月22日から28日の期間で実施される。応募締め切りは12月17日までなので,参加したい人は早目に応募を済ませておこう。
「LORD of VERMILION ARENA」公式サイト
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