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「モンスト」のプログラミングを小学生が体験。ワークショップ「プログラミングチャレンジ with モンスターストライク」の模様をレポート
これは,抽選で招待された小学校4年生から6年生までの計30名が,モンストの開発者ならびにプログラミングスクール「Tech Kids School」のスタッフによるサポートのもと,スマホゲームのプログラミングを体験するというイベントだ。本稿ではその模様をレポートしよう。
Tech Kids School公式サイト
参加した小学生達は,ソフトウェア統合開発環境「Xcode」を用いて,モンストのキャラクターを使ったオリジナルひっぱりハンティングゲームの制作に挑戦。最初は円形のキャラクターを動かすことから始まり,クリア画面やユーザーインタフェースの作成,画像の差し替えやサイズの変更など,段階的にゲームのプログラミングを学んでいった。
角氏は,元々家庭用ゲームの開発に携わってきた経歴を持ち,4か月ほど前にXFLAGスタジオに入ったと語る。転職のきっかけは,誰でも簡単に操作できて,かつそのレスポンスを直感的に得られるというモンストの特徴に,ゲームとしての大きな可能性を感じたことにあるそうだ。
ゲーム開発現場の紹介コーナーでは,参加者からの質問に角氏が答える一幕もあった。いくつかピックアップして紹介しよう。
「モンストの“友情コンボ”はどのように作っているのか?」という質問については,プランナーが立てた企画を元に,仕様や演出を決めていく過程が説明された。例えば,レーザーだったら何回ヒットするのか,効果持続時間はどれぐらいあるのか,色や画像はどうするかといった細かい部分を打ち合わせで決めていく。しかし1回作っただけでOKが出るケースはほとんどなく,実装されるものは,何度も調整を繰り返した結果とのことである。
角氏はモンストの登場モンスターでは,「プリンセスサンタ・オルガ」がお気に入りだという |
XFLAGスタジオののだっち氏も,けちゃら氏や角氏とともに参加者をサポート |
「ゲームの開発者になるためには,義務教育の後でどういった進路を選べばいいのか?」という質問には,角氏自身のケースが紹介された。それによると,角氏は幼い頃より大のゲーム好きだったが,プログラミングの勉強を始めたのは大学に入ってからだと当時を振り返る。大学ではブロック崩しの開発からスタートし,最終的には3Dグラフィックスのゲームまで作ったそうだが,授業を受けただけで開発者になれるわけではないとコメントしていた。何よりも大事なのは普段の勉強をしっかりやることと,ゲーム開発に対して楽しさを見出せるかどうかだという。
また,「科目のうち,算数(数学)が重要かどうか?」という質問には,必ずしも良い成績である必要はないが,知識として持っておき,必要に応じて自分で調べられるようにしておくことが大事だと答えていた。
2016年4月には,文部科学省が小学校におけるプログラミング教育の必修化を検討するとの発表を行ったが,それを受けて今回のようなイベントが,今後実施される可能性が高まるかもしれない。現在は,Tech Kids Schoolのようなプログラミングスクールも多数開講されているので,ゲームに関わる仕事に関心のあるお子さんをお持ちの親御さんは,いろいろ情報をチェックしてみてはどうだろうか。
「モンスターストライク」公式サイト
「モンスターストライク」ダウンロードページ
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