連載
多彩な仕掛けがあなたを悩ませる。スマートフォン向けパズルゲーム「Quell」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第237回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
ゲームのジャンルにはさまざまなものがあるが,その中でも「パズルゲーム」は,好き嫌いがハッキリと分かれるものではないだろうか。だが,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「Quell」(iOS / Android)は,絶妙な難度とシステム,そして美しいグラフィックスにより,パズル嫌いでも楽しめそうな,完成度の高い作品になっている。
「Quell」ダウンロードページ(App Store)
「Quell」ダウンロードページ(Google Play)
プレイヤーの目的は,青い半透明の球体「雨粒」を操作し,ステージに配置された「パール」をすべて入手すること。雨粒は上下左右にスワイプすることで,その方向へと動くが,1度動いたら壁に接触するまで止まらないという性質を持っている。むやみに動かしてもクリアは難しいので,先の展開をしっかり考えよう。
画面には最短のクリア手数が表示されており,いかにそれに近い手数でクリアできるかで,クリア評価も変わってくる。
「何かにぶつかるまで止まらない」という基本システムはよく見かけるものだが,本作のキモはステージに設置されたさまざまな仕掛けにある。
1度通過すると壁がせり上がり,それ以降通過できなくなる「ゲート」や,特定の場所へ瞬間移動する「ワープゾーン」,触れると雨粒が弾けてミスとなる「スパイク」など,ユニークなものばかりだ。
ステージ序盤では1種類の仕掛けが2〜3個配置されているぐらいだが,中盤からは複数種類の仕掛けが1度に多数登場し,プレイヤーを悩ませる。
ゲーム中,画面左上にある「一時停止ボタン」を押してメニューを開き,「ヒント」をタップすれば,文字通りクリアのヒントを見ることができる。ただし,ヒントを見るには各ステージを最短手順でクリアすると獲得できる「コイン」が必要だ。
コインはリアルマネーでの購入もできるので,手早くクリアしたいという人は,自分の懐具合と相談してもいいだろう。
システムはシンプルだが,飽きがこないBGMと多彩な仕掛けのおかげで,じっくりとハマれる本作。パズル好きはもちろん,普段はパズルを遊ばないような人にもプレイしてもらいたいタイトルだ。
続編となる「Quell Reflect」もリリースされているので,本作が気に入ったという方はぜひこちらもプレイしてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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