連載
いつもの帰り道でサバイバル。Android向けアクション「白いとこ歩いたら死亡」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第154回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
思い出してほしい。小学校低学年のころ,帰宅時に「道路の白いラインを踏み外したら死亡」「建物の影から出たら消滅」などといった謎の「俺ルール」を定め,やたら致死率の高いエクストリーム競技に挑んだ記憶がないだろうか。今回紹介する「白いとこ歩いたら死亡」は,そんな「俺ルール」がそのままアプリになったタイトルだ。
「白いとこ歩いたら死亡」ダウンロードページ(Google Play)
本作に用意されているゲームモードは,「たいむあたっく」「えんどれす」「すんどめ」の3つ。それぞれ記録の出し方に違いはあるが,基本ルールはまったく同じだ。画面下の上履きマークが現在の自分の位置で,1マス上のラインの中から,黒い部分をタップすることでそのマスに進める。すると画面が1マス分スクロールするので,これを繰り返し,黒い部分のみを進んでいくのだ。
黒いマスをタップすると,画面が即座にスクロールするため,慣れればかなりの速さで進むことができる。だが,油断は禁物。もし間違えて白いマスをタップしてしまったら……残念ながら,俺ルールでは,白いマスは大海原。落ちたあなたは一瞬でサメに食われてジ・エンドである。そういうルールなんだから仕方がない。
この「俺ルール」をしっかりと守りながら,「たいむあたっく」モードでは,サメに襲われないように50歩進んだ時間を,「えんどれす」モードでは10秒の間に進めた歩数を競う。
さらに趣向が凝っていて面白いのが,3つ目の「すんどめ」モード。10秒間の間にどれだけ進めるかを競うのは「えんどれす」と変わらないのだが,なんと開始から10秒後の時点で立ち止まっていないと,その場でサメに食われて記録が無効になってしまう。しかもその時間は自分の体内時計で計らなくてはならないのだ。
いずれのモードも,プレイするうち,なぜ我々はただの帰り道にこんな苦行を課していたのだろうという不可解な思いに囚われること請け合いである。
かなりの緊張感があるものの,操作自体は「黒いところをタップ」だけの分かりやすいもので,走り抜けるかのようなスピード感を楽しめるのが本作の魅力。
電車待ちやタクシーの車内などで,気合を入れ直すために記録へ挑戦してみてはいかがだろうか。白線からサメが襲い掛かってくる姿を想像できたなら,あなたの心はまだまだ子どものように元気ということだろう。
著者紹介:トリスター&カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
白いとこ歩いたら死亡
- この記事のURL:
キーワード
(C)fieldWalking