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植松伸夫氏,霜月はるかさん,maoさんが語る楽曲制作秘話。「アンチェインブレイズ エクシヴ」OST発売記念イベントレポート
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印刷2013/01/26 21:15

イベント

植松伸夫氏,霜月はるかさん,maoさんが語る楽曲制作秘話。「アンチェインブレイズ エクシヴ」OST発売記念イベントレポート

画像集#001のサムネイル/植松伸夫氏,霜月はるかさん,maoさんが語る楽曲制作秘話。「アンチェインブレイズ エクシヴ」OST発売記念イベントレポート
 2013年1月26日,「アンチェインブレイズ エクシヴ オリジナル・サウンドトラック」「アンチェインブレイズ エクシヴ VOCAL COLLECTION」の発売を記念したイベントが,東京都内のタワーレコード新宿店にて行われた。

 「アンチェインブレイズ エクシヴ」PSP / ニンテンドー3DS)のメインテーマを手がけた植松伸夫氏と,挿入歌「ココロノカケラ」を歌う霜月はるかさん,同じく,挿入歌「Piece」を歌うmaoさんによるトークショウが行われ,後半では,霜月さんとmaoさんのライブも披露されるなど,会場は大いに賑わっていた。本稿ではその模様をレポートしていこう。

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「アンチェインブレイズ エクシヴ」公式サイト


植松伸夫氏
画像集#002のサムネイル/植松伸夫氏,霜月はるかさん,maoさんが語る楽曲制作秘話。「アンチェインブレイズ エクシヴ」OST発売記念イベントレポート
 アンチェインブレイズ エクシヴは,フリューから発売中のダンジョン探索型RPGで,2011年7月14日に発売された「アンチェインブレイズ レクス」PSP / ニンテンドー3DS)の続編タイトルだ。同作の楽曲を収録した「アンチェインブレイズ エクシヴ オリジナル・サウンドトラック」には,植松氏も参加しているバンドプロジェクト「EARTHBOUND PAPAS」が,楽曲を提供している。植松氏個人ではなく,なぜ「バンド」という形で本作に関わることになったのか。トークは,まずその辺りの経緯からスタートした。

 植松氏は,「個人としてゲーム音楽の制作に関わることはよくあるが,バンドとしてゲームのサウンドトラックを作ることはあまりない」とコメントした。なので,そういう形式の作曲を試してみるのもいいんじゃないか,と感じたのが理由の一つであるらしい。
 また植松氏によると,EARTHBOUND PAPASのメンバーは,個々で作曲/編曲までできるため,バンド形式ならさまざまな血(個性)を混ぜ合わせた音楽ができるのではないか,という理由もあったのだそうだ。
 「メンバーが多くいることによって,取りまとめることは大変だったのでは?」との質問では,「メンバーのアイデアが,『核』となるものをより面白くしてくれるんだったら,何でも取り入れていく」と回答。バンドでの楽曲制作について,非常に大きな可能性を感じていると話していた。
 また植松氏曰く,バンドでの音楽の作り方とゲーム音楽の作り方は,それほど変わらないという。むしろ,皆が出すアイデアをより膨らませていくことができて,非常に楽しかったそうだ。

 植松氏は,今回のサウンドトラックの中で「アンチェインブレイズのテーマ EXXIV Version」「混沌の王」「宿命と想いの差」の3曲の楽曲を手がけている。
 「アンチェインブレイズのテーマ EXXIV Version」は,前作「アンチェインブレイズレクス」でも収録されていた,ファンにはお馴染みの曲。前作はオーケストラを意識して作ったので,今回はロックバージョンで制作したと話していた。
 「混沌の王」はラスボスを意識して作ったらしく「後半の部分がとくに気に入っている」とのこと。「いつか後半だけをライブでやりたいな」ともらし,ファンを喜ばせる一幕も見られた。
 「宿命と想いの差」は「この曲に合うシーンは,絶対にいくつか考えられる」と思いながら作った印象深い曲だそうだ。

イベントでは,パリで行われたコンサートの映像も披露された。曲は「宿命と想いの差」。ファン達はモニターに釘付けといった様子で,映像に見入っていた
画像集#004のサムネイル/植松伸夫氏,霜月はるかさん,maoさんが語る楽曲制作秘話。「アンチェインブレイズ エクシヴ」OST発売記念イベントレポート

 続いてはmaoさんから,自身が作詞を手がけた楽曲「Piece」についてのエピソードが語られた。maoさんは「Piece」の作詞について,「(アップテンポでスピード感溢れる曲調のため)明るくてスカッとする,青空のような歌詞にしたかった」と話す。
 maoさんの歌詞は,サビが「どうしようもない痛み」や「為す術もない」といった否定的な言葉から入り,最後に希望が見えてくるようなパターンが多いとのことだが,それは「Piece」も例外ではないらしい。「明日も来るし,頑張るしかないな」という気持ちの持って行き方を,ストレートに表現した歌詞になっているという。
 また歌に関しては,サビの前の部分でかなり悩んだらしく,ニュアンスをどのようにするか,二番はどうするかなど,当時さまざまな試行錯誤があったのだそうだ。

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maoさん
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霜月はるかさん

 続いては霜月さんが,自身が作詞と作曲を手がけた「ココロノカケラ」について語っていく。「ココロノカケラ」は,同作のヒロイン,“ソフィア”のエンディングで流れる曲だが,「泣かせる感じの曲にしてほしい」とのオーダーがあったそうで「泣きメロを頑張って書くしかないと思いました」と,苦労のほどを語っていた。
 霜月さんは楽曲制作の際,まず歌詞のイメージを書いて,そのイメージを元にメロディを作るらしいのだが,今回は,ほぼイメージどおりのままの歌詞に仕上がったという。霜月さん曰く「浮かんだ情景,そのままの歌詞になりました(笑)」とのことだ。

 イベントはその後,霜月さん,maoさんによるライブが行われ,大盛況のまま幕を閉じた。
 「アンチェインブレイズ エクシヴ オリジナル・サウンドトラック」「アンチェインブレイズ エクシヴ VOCAL COLLECTION」は,それぞれ2012年11月28日に発売されている。ゲーム本編をプレイしたファンは,ぜひ手に入れて,本作の世界観に浸ってみるのもよいのではないだろうか。

霜月さんは「ココロノカケラ」を,maoさんは「Piece」を熱唱し,会場を盛り上げた
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ライブ終了後はサイン入りポスターがプレゼントされるジャンケン大会も行われた
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「アンチェインブレイズ エクシヴ」公式サイト

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