ニュース
AMD,「FirePro」ブランドのAPUを発表。GCNベースのFirePro Wシリーズも
FirePro A320&A300
主なスペックは表1に示したとおりだが,CPUコアのベースクロックが高く,「AMD Turbo Core Technology」では最大で4GHzを超えてくるのが特徴だ。
組み合わせられるGPUコアは384基とのことなので,Radeonでいえば「Radeon HD 7660G」相当,といったところだろうか。ピーク性能はCPUコアとGPUコアの合算で,単精度が最大736 GFLOPS,倍精度が最大184 GFLOPSとされている。
気になるのは,組み合わせられるマザーボードが「SAPPHIRE PGS AM 3 mainboard」(製品情報ページより原文ママ)とされているところ。Trinityベースの一般PC市場向けデスクトップAPUはFM2パッケージを採用する見込みだが,今回,マザーボードの製品名に「AM 3」とあるのは引っかかる。このあたりは最終製品が登場するのを待つ必要があるだろう。
なお,PGSというのはSapphire Technologyのプロフェッショナルグラフィックス向けブランド「Professional Graphics Solution」のことである。
FirePro W9000・W8000・W7000・W5000
ところで,AMDは6月の「AMD Fusion Developer Summit 2012」で,デュアルGPU仕様のグラフィックスカードを“FirePro W9000”として公開していた。だが,最終製品がこうしてシングルGPU仕様で登場してきたことにより,あのときのカードが「New Zealand」(開発コードネーム)である可能性は高まったと述べてよさそうである。
FirePro A300シリーズ製品情報ページ(英語)
FirePro W9000製品情報ページ(英語)
FirePro W8000製品情報ページ(英語)
FirePro W7000製品情報ページ(英語)
FirePro W5000製品情報ページ(英語)
FirePro A300のニュースリリース(英語)
FirePro Wシリーズのニュースリリース(英語)
- 関連タイトル:
Radeon Pro,Radeon Instinct
- この記事のURL: