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ソニー,新型ハイエンドスマホ「Xperia 5 II」を発表。120Hz有機ELパネルとゲーム向け機能の強化に注目だ
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印刷2020/09/17 16:04

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ソニー,新型ハイエンドスマホ「Xperia 5 II」を発表。120Hz有機ELパネルとゲーム向け機能の強化に注目だ

 2020年9月17日,ソニーモバイルコミュニケーションズ(以下,ソニーモバイル)は,オンラインイベントで,スマートフォンのフラグシップラインナップに加わる新製品「Xperia 5 II」(エクスペリアファイブ マークツー)を世界市場に向けて発表した。日本を含む国と地域で2020年秋以降に出荷を予定している。

グローバルモデルのXperia 5 II
画像集#002のサムネイル/ソニー,新型ハイエンドスマホ「Xperia 5 II」を発表。120Hz有機ELパネルとゲーム向け機能の強化に注目だ

 国内価格や販路は,現時点で明らかにされていないが,海外におけるメーカー想定売価は,米国で約950ドル(税別),欧州地域で899ユーロ(税込)となっている。単純計算すると,日本では10万5000〜11万5000円程度に落ち着きそうだ。
 実機の写真と合わせて,Xperia 5 IIの特徴を紹介しよう。

カラーバリエーションは左からピンク,ブルー,グレイ,ブラックの4色展開
画像集#015のサムネイル/ソニー,新型ハイエンドスマホ「Xperia 5 II」を発表。120Hz有機ELパネルとゲーム向け機能の強化に注目だ

 名称から推測できるとおり,Xperia 5 IIは,2019年冬春モデルとして国内販売された「Xperia 5」の後継機種にあたる。そのXperia 5は,フラグシップモデルに勝るとも劣らないスペックの高さが特徴で,2020年8月のニュースでも報じたとおり,8月末にSIMフリーモデルの販売が始まったばかりだ。それを考慮すると,Xperia 5 IIは,まずは2020冬春モデルのフラグシップ端末として,国内大手キャリアから登場すると考えるのが妥当だろう。

 Xperia 5 IIの主なスペックだが,ソニーモバイルが「フラグシップレンジ」と銘打つだけあって,上位モデルである「Xperia 1 II」に匹敵し,一部はそれを上回る内容だ。
 搭載するSoCは,Qualcomm製の「Snapdragon 865」で,5G通信機能は「Sub6」(※6GHz未満の周波数帯を使う通信)の周波数帯に対応する。ディスプレイは,6.1インチサイズの有機ELを採用した解像度1080×2560(FHD+),横持ち時のアスペクト比が21:9のものだ。最大リフレッシュレートは120Hzで,HDR表示にも対応する。

ディスプレイ解像度は1080×2560ドットで,HDR表示にも対応する。横持ち時のアスペクト比は21:9だ
画像集#003のサムネイル/ソニー,新型ハイエンドスマホ「Xperia 5 II」を発表。120Hz有機ELパネルとゲーム向け機能の強化に注目だ

 ちなみに,上位モデルのXperia 1 IIは,解像度1644×3840ドットでHDR表示対応の有機ELパネルを搭載しているが,最大リフレッシュレートは60Hzで,表示補間技術を用いることで90Hz相当の操作感を実現していた。一方,Xperia 5 IIは,ネイティブで120Hzを実現している点に注目したい。

リフレッシュレートは120Hzに向上した。黒挿入による残像低減技術も組み込まれている
画像集#004のサムネイル/ソニー,新型ハイエンドスマホ「Xperia 5 II」を発表。120Hz有機ELパネルとゲーム向け機能の強化に注目だ

 タッチパネルのレポートレートは,240Hzに対応しており,素早い操作を取りこぼしにくくなった。加えて,従来製品でも搭載していたゲームエンハンサーは,ゲームプレイ時の処理性能制御に加えて,リフレッシュレートやタッチのレポートレートなどを細かく調整できるように改良されている。

タッチパネルのレポートレートは,従来比4倍の240Hz対応に。120Hz表示と240Hzのレポートレートによって,タッチ操作のレスポンスは35%改善するという
画像集#005のサムネイル/ソニー,新型ハイエンドスマホ「Xperia 5 II」を発表。120Hz有機ELパネルとゲーム向け機能の強化に注目だ

 この120Hz駆動ディスプレイに加えて,ゲーム機能向け機能「ゲームエンハンサー」が強化されたのもXperia 5 IIの特徴だ。

ゲームエンハンサーを用いて,リフレッシュレートやタッチ操作の感度をプレイ中に調整できる
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デフォルトの性能設定は3種類あり,ユーザーが選択できる。さらに,充電しながらのプレイ時に端末が熱くなり過ぎて処理性能やバッテリーの劣化に悪影響をないようにする設定「HSパワーコントロール」も追加した
画像集#017のサムネイル/ソニー,新型ハイエンドスマホ「Xperia 5 II」を発表。120Hz有機ELパネルとゲーム向け機能の強化に注目だ

 また21:9という縦長アスペクト比ゆえに発生しやすい手のひらでの誤操作を防ぐ「パームリジェクション」機能も,視覚的に設定できるようになっている。

通知機能の制御や,Androidの「ナビゲーションバー」を表示させなくする設定を個別にカスタマイズすることで,ゲームに集中できる環境を作れる
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パームリジェクションを行う領域は,左右で個別に設定可能だ
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引き続き「DUALSHOCK 4」によるゲームの操作に対応する
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 ハードウェアにおけるポイントとしては,冷却構造にグラファイト製シートを採用することで,発生する熱を効率よく拡散する仕組みを採用したそうだ。

冷却構造にグラファイト製シートを採用することで,熱を分散しやすくなった
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 アウトカメラは,Xperia 1 IIから引き続いて3眼式カメラユニットを採用する。カメラの構成は,焦点距離24mm(35mmフィルム換算,以下同)の標準ワイドと,焦点距離16mmのウルトラワイド,そして焦点距離70mmの望遠の3種類。各レンズには反射を低減するカールツァイスの技術「ZEISS T*(ティースター)コーティング」を施すといったレンズユニットの特徴は,Xperia 1 IIに近い。ただ,標準ワイド以外の開放F値がやや低いほか,測距(深度)センサーを搭載しないという違いもある。

ウルトラワイドから望遠まで3つのレンズで対応する
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ZEISS T*コーティングを施した3眼のカメラすべてで人間の目にピントを合わせる「瞳AF」を利用できる。なお,Xperia 1 IIが搭載しているToFセンサーは省かれた
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デジタル一眼のノウハウを取り入れたカメラアプリのPhoto Proや,映画的な動画撮影をできる「Cinema Pro」といった独自アプリがプリインストール済み
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 デジタル一眼カメラの使い勝手を取り入れたカメラアプリ「Photo Pro」を引き続き採用しているのに加えて,リアルタイムの「瞳AF」に対応するなど,デジタル一眼レフカメラ「α」シリーズ譲りの機能も,Xperia 5 IIは継承しているとのことだ。

 そのほかに,本体内蔵ステレオスピーカーの向きが,両方ともに正面向きとなり,ソフトウェア側でも左右の音質調整を加えたことによって,スピーカー利用時の音質が大きく向上しているのも特徴だ。周囲を気にせずスピーカーから音を出してプレイできる環境では,ゲームサウンドを存分に楽しめることだろう。

スピーカー配置を見直して,いずれも正面を向く配置に改めた
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本体右側面には,操作ボタンが集中している。写真左側から,カメラのシャッターボタン,Google Assistant起動ボタン(長押しで動作),指紋認証センサー搭載「電源/スリープ」ボタン,音量調整ボタンとなる。なお,Google Assistant起動ボタンは,隣にあるシャッターボタンとの誤操作を防ぐ目的で凹構造になっていて,起動もボタン長押しに設定されている
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専用の別売りスタンドカバーも販売の予定だ
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 Xperia 5 IIの主なスペックはのとおり。

表 Xperia 5 IIの主なスペック
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
OS 未発表
ディスプレイパネル 6.1インチ有機EL,解像度1080×2520ドット,アスペクト比 9:21,HDR表示対応
プロセッサ Qualcomm製「Snapdragon 865」
・CPUコア:Kryo 585×8(最大2.8GHz)
・GPUコア:Adreno 650
メインメモリ容量 8GB
ストレージ 128GB,256GB
アウトカメラ 3眼式
・標準:約1200万画素,24mm相当,F1.7,光学式手振れ補正
・超広角:約120万画素,16mm相当,F2.6
・望遠:約1200万画素,70mm相当,F3.4,光学式手振れ補正
インカメラ 約800万画素,23mm相当,F2.0
対応5Gバンド 未公開(市場により異なる)
対応LTEバンド 未公開(市場により異なる)
対応3Gバンド 未公開(市場により異なる)
無線LAN対応 未公開(市場により異なる)
Bluetooth対応 未公開(市場により異なる)
バッテリー容量 4000mAh
待受時間 未公開
連続通話時間 未公開
USBポート USB 3.1 Type-C
公称本体サイズ 68(W)×158(D)×8(H)mm
公称本体重量 約163g
本体カラー ブラック,グレイ,ブルー,ピンク

Xperia 公式Webサイト

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