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[Gamescom]BioWareは“前作を超える続編”に自信あり。プレイアブル出展の「Dragon Age 2」はかなり野心的な作品
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印刷2010/08/21 16:40

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[Gamescom]BioWareは“前作を超える続編”に自信あり。プレイアブル出展の「Dragon Age 2」はかなり野心的な作品

 Electronic Artsの商用ブースで業界関係者向けに展示されていたのが,欧米では2011年3月に公開される予定の「Dragon Age II」PC/PS3/Xbox 360)である。前作「Dragon Age: Origins」PC/PS3/Xbox 360)は2009年末に発売され,欧米メディアのレビュー平均が90点に届くほどの評価を受けただけでなく,総計で300万本を超えるヒットとなった。設立から30年近い歴史を持つElectronic Artsにとって,史上最も売れたロールプレイングゲームになったというから,開発元のBioWareにとっては鼻の高い話だろう。

Dragon Age 2

 その続編を「前作と同じような内容にして無難にリリースさせる方法もあったが,それではBioWareのプライドが許さない」と語るのが,同社でDragon AgeシリーズのブランドマネージャーをこなすDavid Silverman(デイビッド・シルバーマン)氏だ。そこでBioWareの開発チームは,ビジュアル,ストーリー,そしてコンバットの3点を大幅に見直し,「前作を超える続編」を作り出そうと野心を燃やしているのである。

 まず,グラフィックス面において大きな変化が見られるのが,Dragon Age 2の見た目はよりビビットでハッキリとしたものになっている点だ。シルバーマン氏の話では,前作は十分に美しいグラフィックスであったものの,例えばゲームシーンのスクリーンをキャプチャして,その他多くのRPGと比較しても,Dragon Ageを特徴付けるだけの魅力が少なかったという反省点があるのだという。確かに,前作はリアリティ重視だったためか,かえって森の緑や灰色の岩肌などニュートラルな色彩が目立つ結果になっていた。

Dragon Age 2

 今回のデモでは,赤や青,オレンジといった原色も引き立っており,Gearbox Softwareの「Borderlands」ほど冒険的ではないものの,アーティスト達の頑張りがうかがえるものになっている。何より,キャラクターのモデルやデザインが魅力的で,その表情も格段に豊かになっているのが分かる。
 シルバーマン氏は公言しなかったものの,このあたりの分野では絶賛された「Mass Effect」シリーズの影響を受けているか,キャラクター技術そのものを応用しているのかもしれない。前作では無言だった主人公の“声”や,ダイヤル式会話選択システムがDragon Age 2で採用されているのも,そうした影響の1つであると思われる。

 また,2つめの変更点であるストーリー面でも興味深い趣向が取り入れられている。前作では,1年間ほどの出来事を1つのストーリーにまとめるという,工夫のないものになっていたが,これでは途中の寄り道が多いほど全体的に間延び感が生じ,クライマックスまでの積み重ねが散漫になっていた。
 そこでDragon Age IIで採用されたのが,「Framed Narrative」という手法である。これは,日本語では「作中作」(もしくは劇中劇)とも言われるもので,1つのストーリーの中で別のストーリーを語らせる手法だ。映画では「羅生門」や「アマデウス」など,多くの名作で古くから利用されている。

Dragon Age 2

 Dragon Age IIでは,宗教組織ChantryのSeekerである女性Cassandraが,混乱するThedas大陸にとって主人公Hawkeの存在が大きなカギになると見込んで,Varricという意地の悪そうなドワーフの商人風の男から,その居場所や人物像を掴もうとしているシーンがあり,彼らの話の中で,Hawkeの過去から現在までが語られていく。
 このことで,Dragon Age IIのストーリーは“間延び”から開放され,10年を超える長いスパンの出来事を“良いトコどり”して進めていくという,前作にはなかったFramed Narrativeになっているわけである。

 今回のデモでは,Hawkeが妹のBethanyとの旅の途中でHurlockやOrgeに襲われているシーンから始まり,2人の協力もむなしくHurlockの軍団に取り囲まれたところで,突然ドラゴンが出現して周囲を炎で包み,インタラクティブシーンが終了。直後にVarricとCassandraの会話シーンが挿入される。
 どうやら,Varricが何か隠し事をしていると感じているらしく,Cassandraはその話の内容を信じておらず,2人の駆け引きが終わったところで,再びHawkeのシーンに戻るという流れになっていた。


かなり弁の立つ様子のBioWareブランドマネージャー,デイビッド・シルバーマン氏。ジョーク混じりの説明で,今後のBioWareの顔役になりそうな勢いだ

 今回はHawkeと妹のBethanyだけではなく,弟のCarver,名前のない母親(Mother),そして旅の途中で出会ったというAvelineとWesleyという,総勢6人のグループである。かなりドラマチックなシーンもあり,ここではネタバレを避けるために深入りはしないが,Hurlockに取り囲まれたところで現れたドラゴンの正体は,実は前作にも登場した“The Witch of the Wild”という異名を持つFlemethなのである。
 ここで,Hawkeの力量を見込んで手助けしたのだという「別の角度からのストーリー」が語られ,それに合わせて,プレイヤーも同じ場所ながら異なる状況のゲームを2度プレイすることになるのだ。

 デモでは,当然ながらDragon Age IIの3つめの変更点であるコンバット部分も解説されたが,上記のムービーシーンを省いた,この6人(実際にパーティメンバーとしてコントロールできるのは3人)による戦闘シーンについては,今回Gamescomの一般向けショーフロアでもプレイできるようになっていた。
 それによると,本作ではゲームをポーズしてそれぞれのメンバーのアクションや移動を設定する「Strategic Combatシステム」から,かなりテンポの良い,アクションを重視したスタイルになっている。もっとも,シルバーマン氏は「これはPlayStation 3やXBox 360の持ち味に合わせて改良したもの」であるらしく,PC版にはStrategic Combatシステムが,そのまま残されているとのこと。

 前作は複数あったプレイアブルキャラクターが,今回はHawke1人(もっとも,Warrior, Mage,Rogueのクラスを選べる)になり,ストーリーはより直線的なものになるなど,全体的には枝葉がそぎ落とされている印象もあるが,グラフィックス,ストーリー,そしてコンバットにおける変更点はどれも納得のいくものばかりで,さすがBioWareだと唸らせられる。
 すでにプレイアブルデモが公開されていたことも,順調に開発が進行していることをうかがわせるもので,BioWareファンなら2011年3月の発売が待ち遠しくてたまらないはず。なんとか,日本語版がリリースされることを願うばかりだが……。

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