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「戦国IXA」9周年記念のオフラインイベント「同盟の陣」をレポート。19章の開始時期など新情報が公開
本作は,戦国時代を舞台に大名配下の一城主となり,領地の内政を行いつつ,ほかの城主たちと合戦を繰り広げるシミュレーションゲームだ。同じ大名配下のプレイヤーと同盟を組み,協力して合戦を戦い抜くことになるが,今回のオフラインイベントの参加者は,その同盟単位で招待されている。宴の席で楽しむ“公式オフ会”でもあるのだ。
鎧兜や陣幕などが飾られた会場で,美味しいコース料理に舌鼓を打ちつつ,同じゲームをプレイする仲間たちとの交流を思い思いに楽しんでいる様子がうかがえた。
本稿では,そんな同盟の陣の模様を,イベント内で公開された最新情報を中心にレポートしていこう。
法螺貝の音が鳴ってイベントの開始が告げられると,ステージにスクウェア・エニックスの代表取締役社長 松田洋祐氏が登壇。氏はこのイベントが10月から12月に台風の影響で延期された経緯について触れ,被害を受けた方々にお見舞いの言葉を述べた。そして,「来年はいよいよ10周年になりますが,10周年を越えて戦国IXAはがんばってまいりますので,応援をよろしくお願いします」と,戦国IXAが今後も発展していく旨を語ってステージを後にした。
続いて,本作のプロデューサー安次嶺(あしみね)佑太氏が登壇し「来る19章,10周年の20章に向けてがんばってまいります」と来場者へコメント。
両氏の挨拶が終わったところで,ステージでは酒樽を割って酒をみんなで飲み交わす「鏡開き」が行われ,宴会がスタートする。
イベントの中盤には,安次嶺氏より「戦国IXAの今後のアップデート」についての発表が行われた。
最初の発表は,新章となる19章の開始時期について。まだ予定の段階とのことだが,2020年の2月中旬にスタートするべく準備を行っているという。また,この新章で「ワールド1」と「ワールド2+3」がついに統合されることになる。
19章で予定されている新要素についても安次嶺氏から言及があった。
「合戦2日目を前半と後半に分割」を具体的に説明すると,2日目の17時から18時までの1時間を“停戦状態”にし,このタイミングで「名声の全回復」「武将カードのHP全回復」「18時からの後半戦でのみ使える限定兵士を大量に配布」が行われる。これは,兵士不足で合戦の終盤戦に戦えないというケースを減らす目的で調整したという。
「筆頭同盟が大殿城を守る仕様を撤廃」については,「筆頭同盟だからといって守りに長けているとは限らない」という理由で,19章からはほかの同盟と同じように盟主を守ることになり,大殿城は「拠点制圧戦」で使用することになる。
19章から大殿城を含む重要拠点では「拠点制圧戦」が行われる。これによって対象となる大殿城と専用の砦は陥落することがなくなり,その代わりに拠点での攻撃戦闘に勝利すると「制圧」状態にできる。そして,制圧した同盟がその拠点を防衛できるようになるのだ。重要拠点の攻防は,これまで大殿城を守る筆頭同盟だけが行っていたが,19章からは攻撃国/防御国のすべての同盟が複数の重要拠点で激しい攻防戦を繰り広げることになる。
「拠点制圧戦」の対象になるのは,大殿城と各方角の中央にある23番砦が使用される |
「本丸の防御ボーナスの仕様変更」も行われ,全体的に防御力が底上げされる |
さらに先の話になるが,10周年の節目のタイミングで迎える20章では,「より激しく『天下統一』を目指していただく世界を作っていきます」と安次嶺氏は展望を語った。
続いて,事前に募っていたユーザーから質問や要望に,安次嶺氏が答えるコーナー「戦国IXAファンミーティング」が行われた。
最初の質問は「ワールド1+2+3統合でカード上限は何枚になるのか」というもの。現状ワールド1,ワールド2+3でそれぞれ武将カードの上限が500枚であり,合戦では使っていないが消すに消せないカードなどで,上限近くまで持っている人も少なくないだろう。
そんな状況のなか,安次嶺氏から出された回答は「600枚」。サーバーへの負荷も考慮して出されたギリギリの枚数との説明だったが,会場からは不満の声もあがり,その声を受けて安次嶺氏は再考してみるとコメントしていた。ただ,1000枚は無理なようで,今から少しずつカードを整理したほうが良さそうだ。
「名声・兵士が足りない」や「2日目に兵士が足りない」など,物資不足からくる合戦後半戦のゲームバランスについての意見も多く寄せられた。こちらは運営チームとしても把握しており,前述した「合戦2日目を前半と後半に分割」などさまざまな方策を立てていくとのことだ。
コーナーの最後には「サービスはいつまで続くの!?」という直球すぎる質問も飛んだが,安次嶺氏は「サービスを終了する予定はありません」と力強く宣言していた。
また,安次嶺氏から来場者に向けて逆に質問する場面もあった。そのなかで一番印象に残ったのは「新武将はもっと強くするべきか」という質問だ。もともとは「新武将はもっと強く」と「旧武将との差は大きくしないほうが良い」という二択の質問だったが,会場からの「旧武将を強くしてほしい」という声を反映して急遽三択に。結果としては「旧武将を強くしてほしい」を選ぶ来場者が多数を占めた。今後のアップデートにどう反映されていくのか注目していこう。
この後は,「新井風味」によるダンスパフォーマンスや,会場限定のプレゼント抽選会など,参加者を楽しませるためのコーナーが設けられた。
そして最後は,ゲーム内のスペシャルイベントを決める恒例のルーレットだ。来場者がダーツを撃ち,当たった数字のイベントが実施される。
5人の参加者のルーレットの結果は,1回目が「武将育成セット! 豪華ログインキャンペーン」,2回目が「天戦の片鱗10枚プレゼント!」。3回目はルーレットの4番と5番の間に当たり,安次嶺氏が太っ腹なところをみせて,「天合成SS候補をアンケートで決定します!」と「SS合成成功のたぶ【祝】カードゲット!」の2つが同時開催に。続けて,4回目が「毎日ログインで金2100(300金×7日間)」,5回目が「戦国くじ【金】が400金&戦国くじ【銀】が200金!」という結果になった。
さらに,サプライズ演出として,追加でもう一回ルーレットを回すことに。しかも,すでに当たっている“済”の場所にダーツが刺さったら「全部」,すなわち1から8番のイベントすべてが実施される。会場からの「全部」コールの後押しもあって,6回目はちょっとズルをしながらも“済”ということになり,例年通り豪華なスペシャルイベントが行われる予定だ。実施時期や詳細は後日公式サイトでアナウンスされる。
「同盟の陣」のすべてのプログラムを終えると,安次嶺氏は「みなさんが楽しいと言っていただけるコンテンツを作っていくことが使命だと思っていますので,スタッフ一同がんばっていきます」とコメントし,イベントを締めくくった。
「戦国IXA」公式サイト
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