「モンスターハンターポータブル 3rd×信州渋温泉」のコラボは今回も“本気”。釣り大会やユクモ村と化した温泉街巡りのレポート（第2部）を掲載

　昨日「こちら」の記事でお伝えしたように，カプコンの「モンスターハンターポータブル 3rd」（および「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G」）と長野県の信州渋温泉とのコラボ企画，「モンスターハンターポータブル 3rd×信州渋温泉〜ユクモノ気分で、狩り・釣り・祭りだ、ドンドコドーン！！〜」が，2011年7月31日〜8月27日の期間で開催されている。

　レポート第1部では，モンハン特急「スノーモンキー」や8月14〜17日，25日，26日に開催される「ユクモノ盆踊り大会」，各種コラボフード/ドリンクが提供される「モンハン屋台村」，コラボお土産グッズなどを取り上げたが，今回の記事では，温泉街の見どころを中心に紹介していこう。なお，記事内に記載した各種商品類の価格は，特記しない限りすべて税込価格となる。

「モンスターハンターポータブル 3rd×信州渋温泉〜ユクモノ気分で、狩り・釣り・祭りだ、ドンドコドーン！！〜」特設サイト

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写真を見れば分かるように，ユクモノ温泉マークが入った赤い垂れ幕が，町中に装飾されていて，気分を盛り上げてくれる。ホテルやコラボ店舗といった施設のみならず，一般の家屋も協力しているという徹底ぶりである。ちなみに個人的な印象としては，2010年12月〜2011年1月に開催された前回のイベントよりも，垂れ幕で装飾された家屋が多くなったように感じられた

こちらは，映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったとも言われている，旅館「金具屋」。右の写真は9代目（予定）の西山氏（左）と，カプコン パブリシティ企画推進室 室長の萩原良輔氏（右）のツーショット

渋温泉で購入できるコラボグッズの一部。中には前回のイベント限定品を復刻したものもある

ハンター釣り大会！ G級を釣り上げよ！

　今回のコラボイベントの目玉の一つといえるのが，「ハンター釣り大会！ G級を釣り上げよ！」だ。これは，横湯川そばに作られた巨大な釣り堀で釣り体験ができるというもの。
　利用料金は，1200円/1000ゼニー（30分）または1800円/1500ゼニー（1時間）で，釣竿/釣り餌/バケツの貸出（※持参した釣竿は使用不可），そして釣った魚を“こんがり魚”に焼いてくれるサービス込みとなる。また，30cm以上の“G級”を釣り上げたハンターには，景品がプレゼントされる。
　餌の取り付けや釣った魚を針から外す作業は，スタッフが代わりにやってくれるので，魚を触るのが苦手な人も安心だ。


　なお，30分の場合は3匹まで，1時間の場合は5匹までは料金内に含まれるが，それ以上釣った場合は追加料金（1匹あたり300円）が発生する。ちなみに，1匹も釣り上げられなくとも，30分では1匹，1時間では2匹焼き魚を提供してくれるのでご安心を。

　筆者も釣りを体験してみたが，5分もしないうちに2〜3匹釣り上げられるほどの入れ食い状態。釣り上げた魚のリリースは禁止なので，食べられるだけの量を釣ったところで終わりにしたが，ハンター並みの食欲があったら，G級を釣るまでとことんやってしまいそうである。
　なおこの釣り大会は，雨天時や川が増水しているときなどは中止となるので，その点はあらかじめ了承してほしい。

コラボメニュー提供店舗

　温泉街で，モンハンコラボメニューを提供している店舗を紹介しよう。今回は以下の5店舗が対象で，新ユクモパスを持っていれば，通常より割引価格でコラボメニューを注文できる。もちろん，コラボメニュー以外の通常メニューも提供されている。
　なお，今回取材したのは平日だったため，午後の一部時間帯（いわゆるアイドルタイム）に“準備中”となっている店舗もあった。14：00過ぎに現地で食事を取ろうと思っている人は注意してほしい。

■やりやそば
「ユクモノ渓流冷やしそば〜ユクモ温泉たまごをのせて〜」（850円/750ゼニー）

「モンスターハンターポータブル 3rd」プロデューサーの辻本良三氏と，“MCハギー”としておなじみ（？），カプコン パブリシティ企画推進室 室長の萩原良輔氏のサイン入りPOPやTシャツも飾ってあるので，ぜひ足を運んでみてほしい。もちろん蕎麦もオイシイよ！

■徳味
「覇竜麺」（1050円/980ゼニー）

その名のとおり，アカムトルムをテーマにしたラーメンで，味付けはちょっと辛め。ベテランハンター向けに，辛さ2倍の“怒り状態”を注文することもできる

■幸鮨
「オトモの祭り寿司」（1100円/900z）

太巻きと細巻きでアイルーの肉球をイメージしたお寿司。筆者が食べたものにはワサビも入っていたので，苦手な人はワサビ抜きにしてもらえるか，お店で確認してほしい

■からんころん
「ユクモ村のおもてなし汁」（800円/750z）

ユクモ村のおもてなし汁には，野菜と肉がたっぷり入っている。店舗の場所は，表通りから1本裏に入ったところなので，探すときは写真を参考にしてほしい

■福庵
「アイルーパフェドリンク」（800円/700ゼニー）

温泉街巡りのルート設定をミスって現物の写真を撮る前に帰りの時間になってしまったので，アイルーパフェドリンクの写真はなし。なので実際に注文して実物を確認してね！　……ゴメンナサイ

新九頭巡りスタンプラリーと特別なオトモアイルー「シブザルー」配信

　渋温泉にある9つの共同浴場（外湯）を巡る“九湯巡り”を，MHP3rdに登場するモンスターにちなんで“九頭巡り”としたのが本企画。前回からモンスターを一新した「新九頭巡り」だけでなく，「旧九頭巡り」として，前回のスタンプラリーも同時に行える（旧九頭巡りは一時中止されていたが，8月2日より再開）。
　なお，九頭巡りの手ぬぐいは，新旧ともに1枚1000円/800ゼニーで販売されており，一番湯「初湯」近くにある“加工屋”，または渋湯橋近くの新ユクモパス引換/販売所で購入できる。
　なお，スタンプラリーのゴールは，本来は渋高薬師だが，筆者が訪れたときには，猿が出没するため加工屋に変更されていたので気を付けてほしい。見事スタンプラリーをクリアすると，加工屋で「特製クエストクリアストラップ」がもらえる。また加工屋では，MHP3rdのオトモアイルー「シブザルー」の特別配信がイベント期間限定で行われている。

　それともう一つ，五番湯「松の湯」と六番湯「目洗の湯」の近くには，「番外湯・ぽかぽか足湯」があり，こちらでもスタンプを押すことができる（※スタンプラリーに必須ではない）。
　ぽかぽか足湯のスタンプを押して加工屋に行くと，「ぽかぽかアイルー村G」デザインのバヤリース缶がもらえるのだが，数量限定となる。15：00頃，筆者がクリアしたときにはすでに配布が終了していたので，欲しい人は早めに行動するか，加工屋の自動販売機で購入しよう。

こちらは本来のゴール地点となる渋高薬師

●一番湯「初湯」 （新）ウルクスス （旧）クルペッコ	●二番湯「笹の湯」 （新）ディアブロス （旧）ティガレックス亜種	●三番湯「錦の湯」 （新）リオレイア （旧）ロアルドロス
●四番湯「竹の湯」 （新）ウラガンキン （旧）アグナコトル	●五番湯「松の湯」 （新）ドボルベルク （旧）ベリオロス	●六番湯「目洗の湯」 （新）ジエン・モーラン （旧）ナルガクルガ
●七番湯「七操の湯」 （新）イビルジョー （旧）ハプルボッカ	●八番湯「神明滝の湯」 （新）アカムトルム （旧）リオレウス	●結願湯「渋大湯」 （新）ウカムルバス （旧）ジンオウガ

●番外湯「ぽかぽか足湯」
ちなみにこの足湯，本来は「休足処 信玄」という足湯で，近郊の温泉寺にゆかりのある戦国武将，武田信玄の旗印である武田菱を模した湯船になっている

●加工屋
モンハングッズの販売が行われているほか，教官やニャン次郎，マイアイルーらの等身大モデルも展示されている

リアル集会浴場

　イベント期間中，温泉街の各地には，MHP3rdをプレイできる“リアル集会浴場”が，以下4か所に用意されている。入場できるのは，新ユクモパス所持者のみなのでご注意を。
　なお，渋コミュニティセンターのリアル集会浴場ではダウンロードクエストの受信が可能だが土日のみの営業となる点，333（スリー・スリー）では19：00以降入場できるのは20歳以上のみとなる点には注意しよう。
　また，今回は333に入ってみたのだが，限定コラボドリンク（※アルコール飲料）が提供されていた。コラボメニュー制覇を目指している20歳以上の大人は，リアル集会浴場も訪れてみるといいだろう。

●モンハン屋台村
営業時間　10：00〜19：00
PSPのバッテリー残量が不安な人は，ACアダプターを持って出かけるといいかもしれない。なお，リアル集会浴場の中には，ACタップが用意されている場所もある

●333（スリー・スリー）
営業時間　10：00〜18：30/19：00〜23：00（※19時以降は20歳以上のみ入場可）

●夢の里 営業時間　10：00〜19：00

●渋コミュニティセンター2F 営業時間　10：00〜19：00（※土日のみ）

狩猟神社

　前回のコラボに引き続き，狩猟祈願ができる狩猟神社が設置されている。屋台村などで絵馬を準備して奉納しよう。

お土産販売店など

　わかたけ製菓，松本製菓，西山製菓，小古井製菓では「アイルーまんじう」を購入できる。お店によって味や焼印が異なるので，ぜひ実物で確認してみてほしい。
　また，松田屋では「ユクモノ下駄」，たまりや酒店では「にごり酒 オトモ」「大吟醸 雪中貯蔵酒 天鱗」「AIROU BEER ケルシュ」「MONSTER HUNTER BEER ゴールデンエール」というコラボグッズの販売が行われている。
　また，渋温泉射的ではモンハン仕様の射的が楽しめる。期間中は“ポイントのお預かり”にも対応するとのこと。

小古井製菓	わかたけ製菓
松本製菓	西山製菓

たまりや酒店

松田屋」

渋温泉射的

　というわけで，「モンスターハンターポータブル 3rd×信州渋温泉〜ユクモノ気分で、狩り・釣り・祭りだ、ドンドコドーン！！〜」のレポートは以上となる。
　筆者は前回も取材で訪れたのだが，一度行った人でも，もう1回訪れたくなるほど力が入ったものだと感じられた。なお，今回のコラボ店舗の一つである，やりやそばのご主人に話を聞いたところ，前回のコラボのときを含め，リピーターも多いとのこと。
　カプコンと渋温泉の気合がかなり込められたこのイベント，モンハン好きならきっと楽しめるはずだ。ぜひ夏休みを利用して渋温泉を訪れてみてほしい。

「モンスターハンターポータブル 3rd×信州渋温泉〜ユクモノ気分で、狩り・釣り・祭りだ、ドンドコドーン！！〜」特設サイト

「モンスターハンターポータブル 3rd」公式サイト

「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G」公式サイト

本稿の写真をすみずみまでチェックした人なら分かると思うが，あちこちにMHP3rdプロデューサーの辻本良三氏と，カプコン パブリシティ企画推進室 室長の萩原良輔氏が写っている。これは，萩原氏がMCのUstream番組「ハギとこ」（番組サイト）のロケを行っていたのを撮影したもの。番組放映日は近日中に告知予定のようなので，そちらもお楽しみに