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印刷2010/07/12 17:28

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「Magic: The Gathering」,7月16日発売の“M11”体験レポート。「Duels of the Planeswalkers」日本語版がPS3向けに配信されることも明らかに

 Wizards of the Coastが手がけるトレーディングカードゲーム「Magic: The Gathering」(以下:MTG)の最新版「基本セット2011」(以下:M11)が,7月16日に発売される。これを受けて,実際に“M11のカードを用いた対戦を体験”できるメディア向けパーティーが,7月9日に行われた。
 「Magic: The Gathering Duels of the Planeswalkers」の日本語ローカライズ版についての話も聞けたパーティーの様子を,レポートしよう。

画像集#007のサムネイル/「Magic: The Gathering」,7月16日発売の“M11”体験レポート。「Duels of the Planeswalkers」日本語版がPS3向けに配信されることも明らかに

「Magic: The Gathering」公式サイト


デッキの基本は17:6:17。プロから教わるMTGの基本構成


専用のiPhoneアプリをカウンターとして使う人も。10年前は電卓でプレイしていたものだ
画像集#001のサムネイル/「Magic: The Gathering」,7月16日発売の“M11”体験レポート。「Duels of the Planeswalkers」日本語版がPS3向けに配信されることも明らかに
 余談から始めさせてもらうが,筆者とMTGの出会いは10年くらい前のこと。(雀の涙ほどの)小遣いが入るたび近所のおもちゃ屋さんに走り,ブースターパックを買っては一喜一憂していたのはいい思い出だ。小遣いだけでは足りなくなって,親の懐から「出世払い」で虎の子を持ち出したことが即座にばれて,顔が当社比2倍になるほどの愛情を注がれたことも,トラウマにはなったが,まぁいい思い出だ。前線から退いた後も,そのときに作ったデッキやお気に入りのカードは大事に保管している。どちらかというとカードを集める方が好きで,対戦は知人とたまに遊びでやる程度だった。要するに,MTGについて知らないわけではないけれど,ほとんど初心者と変わらないといったあたりが筆者の実力だったりする。

 パーティーでは,M11のブースターパックが来場者に規定数配られた。それをその場で開封し,手に入れたカードで即席のデッキを構築して,近くの人と対戦するというのが大まかな流れだった。対戦で勝つと「勝利券」(3枚溜めるといいことがあったらしい)が与えられ,負けるとその場でブースターパックが1パックもらえた。負けた人もすぐにデッキを強化して,次の戦いに臨めるというなんとも豪華な仕様だったのだ。
 豪華なのはそれだけではなく,パーティーには,現在MTGの世界大会などで活躍するプロプレイヤーも駆けつけ,MTG未体験の参加者にルールやゲームの流れを説明したりしてくれたのだ。

画像集#013のサムネイル/「Magic: The Gathering」,7月16日発売の“M11”体験レポート。「Duels of the Planeswalkers」日本語版がPS3向けに配信されることも明らかに

 一応,筆者は経験者という扱いになり,MTGのルールについて説明を受けることはなく,いきなりマッチングして対戦。結果から先に書いておくと,ほぼすべての試合でタコ殴りにされてしまったのだが,負けるたびに貴重なアドバイスを受けることができた。とくに初戦で受けたアドバイスは非常に分かりやすく実戦的なもので,そのポイントを簡単に紹介しておきたい。というかここだけの話,以下のアドバイスを引き出すために敗戦を繰り返したことにしてあるので,くれぐれも編集部にタレ込まないでおいていただけると幸いだ。

・まずは40枚でデッキを作る
 MTGのデッキは40枚以上という規定なので,実際は50枚でも60枚でもいいのだが,まずは40枚から始めるのが良い。これは,枚数が少ないほうが,狙っているカードを引ける確率が高く,自分が組み立てたデッキのコンセプトどおりの展開にもっていきやすいからだという。また,色ごとに得手不得手があるため,2色以上を混ぜたデッキの方が汎用性が高いそうだ。

・基本は17:6:17
 MTGにはさまざまなデッキが考えられるが,まずは一番オーソドックスな「クリーチャーで相手のライフを削る」というコンセプトの構成を考える。この基本が,クリーチャー17枚,ソーサリーやインスタントといったスペルカード6枚,そして土地カードが17枚という構成だ。これを目安に,必要なカードと不要なカード,そして組み込みたいカードを選んでいく。強力なアーティファクトなどがある場合も,これを元に調整すると作りやすいとのこと。

・クリーチャーは右肩下がりのカーブを描くように
 低コストのクリーチャーと,高コストのクリーチャーは,右肩下がりのカーブを描くように組み込んでいくのが良い。低コストのクリーチャーをやや多めにし,高コストにいくほど数を減らしていく。3〜4マナで召喚できるクリーチャーが,デッキの中心になるように意識するとバランスをとりやすい。同種族のクリーチャーが場に出ていると能力が強化されるといったカードをスパイスとして入れるのも有効だという。


 この3点を意識して組んだあとの筆者のデッキに対しては,MTGプレイヤー達も口々に「きつい」とか「かなり強力だ」といった感想をもらしていた。自分でも確かに手応えを感じる強さだった。使っていたのが筆者でなければ,もっと戦功をあげていたに違いない。まさに猫に小判である。ともあれ,デッキの作り方に迷っているプレイヤーや,これからMTGを始めようという人は,ぜひ参考にしてほしい。

「Tactics」は2011年初頭のサービス開始を予定

「Duels of the Planeswalkers」のローカライズも


画像集#005のサムネイル/「Magic: The Gathering」,7月16日発売の“M11”体験レポート。「Duels of the Planeswalkers」日本語版がPS3向けに配信されることも明らかに
 さて,パーティーにはWizards of the Coastの真木考一郎氏と,森 慶太氏のお二人も参加しており,同社がSony Online Entertainmentと共にサービスを予定している「Magic: The Gathering - Tactics」PC/PlayStation 3)および「Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers」の日本語版についての話を聞いてきたので,こちらについてお伝えしよう。

 「Magic: The Gathering - Tactics」は,MTGの世界観を受け継ぎつつも,攻撃の距離やクリーチャーのサイズといった新しい概念を取り入れ,ストラテジー要素を強化したオンライントレーディングカードゲームだ(関連記事)。現時点では課金のモデルも未確定で,2011年初頭のサービスを予定しているということ以外,あまり情報がない。しかし,6月の「E3 2010」で公開されたトレイラームービーを見る限りでは,ゲームシステムについてはかなり開発が進んでいることがうかがえる。

画像集#014のサムネイル/「Magic: The Gathering」,7月16日発売の“M11”体験レポート。「Duels of the Planeswalkers」日本語版がPS3向けに配信されることも明らかに

 また,Tacticsのサービスを開始する前に,2009年6月より海外のXbox Live Arcadeで配信されている「Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers」を日本語にローカライズし,PlayStation 3向けに配信することが決定しているという。「Duels of the Planeswalkers」はTacticsとは異なり,従来のMTGをそのままデジタルに移したコンテンツ。使用できるカードは制限されるものの,MTGのルールを覚えるのには最適で,なにより,MTGのゲーム性をそのままオンラインで楽しめるのが大きな魅力となっている。
 「Duels of the Planeswalkers」日本語版の配信も2011年初頭を予定しているとのことなので,Tacticsと共に楽しみにしておこう。
 ちなみにこの日本語版は,国内のXbox LIVE アーケードでの配信も検討されているが,現在のところ配信日は未定となっている。

 一通りの質問に答えてもらったあと,森氏は「内部では,現在デジタル部門の強化が進んでいます。『Duels of the Planeswalkers』『Tactics』の配信後も期待してください」と前向きに話してくれた。

画像集#011のサムネイル/「Magic: The Gathering」,7月16日発売の“M11”体験レポート。「Duels of the Planeswalkers」日本語版がPS3向けに配信されることも明らかに

 オンライン版の話を伺い,アドバイスに真剣に耳を傾けながら本格的な対戦にしびれ,気がつけば宴もたけなわ。対戦の合間に,プロとして活躍しながら,ショップの経営もしているというプレイヤーと話す機会があった。
 「MTGは世界各国でプレイされています。対戦や会話をとおして世界中の人と繋がっていくのが楽しい。自分のショップで,見知らぬ人達を繋げていくことが楽しい。人との繋がりそのものが,MTGの醍醐味なんです」。そう語る彼に,「オンライン版,期待してください」というWizards of the Coastの森氏の言葉が重なったりした。M11で,Duels of the Planeswalkersで,そしてTacticsで,距離や言語の壁を越えて,世界中のあらゆるプレイヤーとの新しい「繋がり」が生まれる可能性を感じられた,とても楽しいひとときだった。

「Magic: The Gathering」公式サイト

「Magic: The Gathering - Tactics」公式サイト(英語)

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