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XQ2566Xの価格は「オープンプライス」で明らかになっていないが,おおよそ16万円前後とのことだ。
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BenQのeスポーツ向け液晶ディスプレイといえば,中間調(Gray to Gray)応答速度の速さを重視して,TN方式液晶パネルを採用する「XL」シリーズが,eスポーツプロ選手や競技会などで使われている。
しかし昨今では,原理的に液晶パネルよりも高速表示に適した有機ELパネルを採用するディスプレイや,液晶パネルでも画質に優れるIPS液晶パネルを採用するディスプレイに,最大リフレッシュレート500Hz台の製品が登場しており,リフレッシュレートだけならTN液晶パネルの優位性は失われつつある。
またeスポーツといっても,「Counter-Strike」シリーズや「League of Legends」といった長年の定番ゲームだけでなく,「VALORANT」や「Apex Legends」,「PUBG」や「Fortnite」といった比較的新しいゲームを多くのゲーマーがプレイするようになり,プロシーンも盛んだ。
こういった状況を踏まえてBenQが送り出した新しい「XQ」シリーズは,eスポーツでもバトルロイヤル系ゲームをプレイするプロゲーマーを狙った製品に位置付けられているという。
XQ2566XおよびXQ2766Xの大きな特徴は,BenQ独自の残像感低減技術「DyAc Technology」(ダイアク テクノロジー)の最新版である「DyAc 3」を採用することで,より優れた残像感の低減を可能としている点にある。
初代DyAcは,液晶パネルの1方向のみにLEDバックライトを備えたディスプレイ向け技術だった。それが2024年登場の「XL2546X」では,パネルの左右端にLEDバックライトを備えたディスプレイ向けの「DyAc 2」に進化した。
それらに対してXQ2566XのDyAc 3では,Fast TN液晶パネルの裏側に複数のLEDバックライトを平面状に並べた,「直下型バックライト」を用いるようになったのが大きな違いである。
ある意味では,バックライトのエリア駆動技術に近いものだが,DyAc 3はあくまでも,eスポーツ向けの残像感低減に特化しているのが特徴であるそうだ。
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DyAc 3と最大360Hzの高速表示を組み合わせることで,500Hz表示が可能な有機ELディスプレイよりも残像感が少なく鮮明な映像を表現できると,BenQではアピールしている。
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もうひとつの特徴は,24.1インチモデル,27インチモデルのどちらも,解像度が2560×1440ドット(WQHD,1440pとも)であることだ。
24インチ級のXLシリーズは,解像度1920×1080ドットのフルHDを頑なに守り続けていたが,とくに中〜長距離での撃ち合いが多いバトルロイヤル系ゲームでは,遠くの敵の視認性が良くない点が問題視されることもあったとのこと。
そこでXQシリーズは解像度を上げたことで,遠くの小さな敵も見やすくなったわけだ。
ディスプレイ内蔵の画質調整機能にも,XQシリーズではバトルロイヤル系ゲームを意識した機能が加わった。
まずゲーム別に最適化された画質調整プリセットを選べる「ゲームカラーモード」という機能は,以下の4種類のゲーム向けに調整された画質を選択できるものだ。
- FPS1モード:PUBG
- FPS2モード:Apex Legends
- FPS3モード:Fortnite
- FPS4モード:Delta Force
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さらに,「カラーフィルター」という機能もある。これは,とくにバトルロイヤル系ゲームでエリアが狭くなるエフェクトによって,敵を視認しにくくなる現象への対策として実装された機能だ。
「BlueZone」「RedRing」「BlueStorm」の3種類から任意のものを選び,エフェクトの強度(※0〜10までの11段階)を選択すると,画面全体の彩度やコントラストを自動で調整する。
たとえば画面全体が赤く染まって敵が見にくくなるような状況でも,色の変化を減らすことで視認しやすくできるわけだ。
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あくまでもディスプレイ内部で画面全体にかける画質調整の一種なので,表示遅延が増えたり,ハードウェアチート扱いされたりしないのも利点である。
そのほかに,XLシリーズの特徴のひとつであるディスプレイ左右に取り付けて周囲の風景を見えなくすることで画面への集中を高める遮蔽板「アイシールド」も進化している。
ディスプレイ本体との取り付けがマグネット式になったので,着脱が容易になったうえ,何かがぶつかっても壊れにくくなったそうだ。
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これまでのゲーミングディスプレイにはなかった,新しい機能もある。ディスプレイ内部に加速度センサーを内蔵することで,ディスプレイのチルト角度や設置場所による左右への傾き具合を,画面に表示できるのだ。
これも,eスポーツのプロ選手が,大会などでディスプレイの角度を調整するときに,自分のディスプレイと同じ角度に調整しやすくするための機能である。
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それに加えてXQシリーズは,内蔵するBluetooth通信機能とNFC機能を使って,スマートフォン向け設定アプリ「ZOWIE Sync」をインストールしたスマートフォンを簡単にワイヤレス接続して,スマートフォンからディスプレイの設定を選択,調整できる点も新しい特徴である。
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TN液晶パネルに直下型LEDバックライトを組み合わせて,残像感を低減するというこれまでにないディスプレイであり,eスポーツプロ選手やプロを目指すゲーマーには,なかなか魅力的な製品といえそうだ。
なお,BenQは今回の新製品で,新しい取り組みとしてサードウェーブのゲーミングPC「GALLERIA」とのコラボレーションも実施する。
GALLERIAのデスクトップPCにXQ2566Xをセットにした製品を,XQ2566X本体と同じ8月19日に発売するそうだ。
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●XQ2566Xの主なスペック
- パネル:24.1インチ,Fast TN方式
- バックライト:直下型LED,フリッカーフリー
- パネル解像度:2560×1440ドット
- 垂直最大リフレッシュレート:360Hz
- ディスプレイ同期技術:Adaptive-Sync対応
- HDR対応:非対応
- 輝度:350cd/m2(標準)
- 表示色:約1677万色
- コントラスト比:1000:1
- 視野角:左右170度,上下160度
- 中間調応答速度:未公開
- 映像入力インタフェース:DisplayPort 1.4×1,HDMI 2.1×3 そのほかの接続インタフェース:3.5mmミニピンヘッドフォン出力×1,S Switch専用端子×1
- USBハブ機能:非対応
- スピーカー:非搭載
- チルト(上下回転):−5〜+35度
- スイーベル(左右回転):左右45度
- ピボット(縦回転):非対応
- 高さ調整:上下155mm
- VESAマウント:100×100mm
- 公称消費電力:80W未満,0.5W以下(待機時)
- 公称本体サイズ:576.15(W)×191.6(D)×372〜527(H)mm(※スタンド含む)
- 公称本体重量:約6.9kg(※スタンド含む)



































