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「ArcheAgeの森プロジェクト」森林づくり体験レポート。お箸制作の木工作業で,参加者の木工技能と工芸技能の熟練度が大幅にアップ!?
これは,1年前に森林環境の保全を目的として発足した「ArcheAgeの森プロジェクト」が,クラウドファンディングを通して集めたお金を,神奈川県の森林再生パートナー制度へ寄付したことに端を発するイベントだ。この活動で,神奈川県からゲームオンに感謝状が贈られている。
・ゲームオン,「ArcheAgeの森プロジェクト」で神奈川県から感謝状を授与。第2回森林づくり体験イベントの実施も予告
このパートナー制度の一環として森林ボランティア活動があり,森林環境の保全にはどんな意義があるのか,そしてどういう活動をしているのかを実際に体験できる。昨年も,クラウドファンディングに協力したプレイヤーのなかから参加者を募り,間伐作業を体験するオフラインイベントが実施された。普段体験できない作業に戸惑いながらも,参加したプレイヤーたちは結構楽しんでいたように思う。
・足柄に生まれた「ArcheAgeの森」でプレイヤーが間伐作業に挑戦!「ArcheAgeの森プロジェクト」森林づくり体験レポート
その森林ボランティア活動を体験できるイベントが,今年も開催されたわけだ。これに際して,ArcheAge日本運営プロデューサーを務める石元一輝氏は「去年と同じ内容じゃ面白くないだろう」と思ったらしく,昨年の活動区域よりもさらに森の奥に分け入って,立木の間伐作業を行う予定……だった。
しかし,開催前日の雨のために山中では霧が発生しており,そのうえ濡れた急斜面での作業は危険だという判断が下され,急遽,ArcheAgeの森にほど近い山中にある「神奈川県立21世紀の森」の森林館にて,木工体験として「箸」の制作を行うことになった。本稿では,この模様をお伝えしよう。
なお,余談ではあるが,今回のボランティア活動の前にArcheAgeの森に下見に訪れた石元氏らは,小雨が降っていたこともあってか,遭難しかけたそうだ。その体験も,今回の内容変更に影響を与えていたのは間違いないだろう。
檜の間伐材を使ってお箸作りにチャレンジ。慣れない作業に参加者も四苦八苦
森林館に着いた石元氏は,24名の参加者を前に「今日は森林ボランティアを体験してもらう予定だったんですが,21世紀の森の森林館で箸を作る木工作業を体験してもらうことになりました。この機会にエコの精神などを学んでいただければと思います」と話し,インストラクターの説明を受けて箸作りの作業に移った。
それでは,箸作りの行程を,石元氏を中心にフォトレポート形式で説明していこう。
材料となるのは,同じ長さに切られている四角い2本の木材。この木材は檜で,間伐で切り取られた枝部分を加工したものだという。これが,先ほど石元氏が話していた「エコの精神」というわけだ。
あっという間に時間は過ぎ,気が付けば1時間強も作業をしていた参加者一同。間伐作業こそ体験できなかったが,箸作りという体験もなかなかできるものではなく,さらに自分が作った箸を持ち帰ることができ,いい思い出になったのではないだろうか。伐採技能こそ上がらなかったが,きっと木工技能や工芸技能の熟練度が上がったに違いない。
※木工技能と工芸技能,伐採技能はArcheAgeにある技能
森林館を後にして,場所を移した懇親会で石元氏は「本当は間伐作業の意義と,活動の体験してもらいたかったんですが,今回は事情でダメになってしまいました。でも,自分だけの『マイお箸』を作るといった機会もなかなかないので,いい体験になったと思います。来年もあるのかどうか分かりませんが,もし機会を作ることができたら,次こそはArcheAgeの森に入って,森林ボランティア体験をしていただければいいなと思います」と述べ,乾杯の音頭を取った。
天候の都合で,ボランティア体験から箸作りにシフトした今回のオフラインイベント。昨年参加した筆者としては,より過酷っぽい森林の奥深くに分け入っての間伐作業に期待を寄せていたのだが,こればかりはしょうがない。安全第一だ。
この森林再生パートナー制度は,原則的に5年間支援を行うことになっている。つまり,懇親会で石元氏も言及していたが,来年以降もこの体験会が開催される可能性があるというわけだ。実際に行われるかは石元氏ら次第だが,今年のリベンジということで,ぜひ来年の開催にも期待したい。
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