［Gamescom］PSPの欧州限定新モデル「PSP E-1000」は，現行機よりもやや軽い。表面は指紋が目立たないマット仕様に

　2011年8月16日（現地時間）に行われたSony Computer Entertainment Europeによるプレスイベントで発表された，PSPの新モデル「PSP E-1000」が，Gamescomに出展されていた。さっそく触ってきたので，その印象をお伝えする。

表面がマット仕上げになっているため，現行機と比べて指紋は目立たない

　最初に基礎情報をおさらいすると，PSP E-1000は，欧州を含むPAL地域のみで発売予定のモデルで，価格は99ユーロ（約1万900円）。ちなみに，現行機であるPSP-3000の価格は130ユーロだ。機能面での特徴は，無線LAN機能が取り除かれていることで，それ以外の情報は公開されていない。



　デザイン面では，表面がマット仕上げになったほか，L/Rボタンが黒く変更されている。また，PSボタン，ボリュームボタン，STARTボタン，SELECTボタンは独立したボタンではなくなり，帯状のタッチセンサー内に配置される形となった。そのためクリック感はなくなっているが，頻繁に押す部分でもないので，それほど気にならない。

　背面は，ほぼ全体が開くようになっており，ロックする機構はとくない。くぼみに指をかけて力を入れると簡単に開くので，鞄の中でなにかの拍子に開いてしまう可能性はそれなりに高そうだ。

本体背面はほぼ全体が開くようになっており，UMDだけでなくバッテリーパックも見える

　本体サイズは172.4（W）×73.4（H）×21.6（D）mmで，重さは223グラム（バッテリーパックを含む）。PSP-3000のサイズは169.4（W）×71.4（D）×18.6（H）mmで，重さは189グラムなので，PSP E-1000はわずかに大きくなり，若干重くなっている。
　
　今のところ日本での発売予定はないため，それほど気にする必要はないが，無線LAN機能がないため，アドホック通信を用いた対戦/協力プレイなどが行えない点には注意したい。

本体左側面と，右側面には，端子やボタン類は一切ない

USB接続端子は本体上部に設置されている。また，L/Rキーを押した感じは，現行機とあまり変わらなかった

本体下部には電源スイッチ，ヘッドホン端子，ACアダプター端子がある