オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
4Gamer.net
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2009/12/21 11:30

レビュー

Cooler Master初のゲーマー向けマウスは信用に足るか?

CM Storm Sentinel Advance

Text by fumio


CM Storm Sentinel Advance
メーカー:Cooler Master
問い合わせ先:CMインダストリー(販売代理店) support@cm-industry.co.jp
実勢価格:7500〜9000円(※2009年12月21日現在)
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 2009年11月,Cooler Masterのゲーマー向け製品ブランド「CM Storm」から,初のマウス製品となる「CM Storm Sentinel Advance」(以下,Sentinel Advance)が発売になった。“ツインレーザーセンサー”と銘打たれ,最大トラッキング速度235IPS(6m/s),最大加速度50Gをサポートし,最大トラッキング解像度5600DPIとなる高解像度のセンサーを搭載してきた本製品。最近,中上位クラスのゲーマー向けマウスで定番の仕様となっているマクロや重量調節といった機能も一通り揃っており,そのスペックは確かにゲーム用といったところだ。

 だが,PCゲーマーなら体験的にご存じのとおり,自作系のPCパーツメーカーから登場してきた“ゲーマー向け製品”のなかには,どこかで見たようなOEM製品で独自性に乏しかったり,ただ機能だけ豪華で,性能面では一線級のゲーマー向けマウスと比べると見劣りしたり,それでいて,値段だけやたら高かったりといったものが少なくなかった。
 果たしてSentinel Advanceは,それら「自称ゲーマー向けマウス」とは一線を画す存在なのか。今回は,このあたりを中心に考えてみたい。


大きめで曲線を多用した形状

「つまみ持ち」よりは「かぶせ持ち」向けか


全体的に曲線が多いSentinel Advance。指が触れる本体両サイドはマットな印象のラバーコート処理がなされているが,少し指が滑りやすい
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 右手用のワイヤードマウスとなるSentinel Advanceの本体サイズは83.5(W)×135(D)×40(H)mm。全体的に大きめで曲線の多い形状をしているが,親指の当たる左サイドを手前から覗くと,L字,もしくはV字といった形になっており,ここだけはあくまでもまっすぐなラインだ。
 その直線的なラインの下側にはスカートが広がっていて,ここに親指を乗せるとしっくりくる。このスカートがあるおかげで下方向への力が込めやすくなっているので,マウスをマウスパッドに押しつけてプレイする人はメリットになるかもしれない。
 一方,本体右サイドには,見た目どおりの曲線的な膨らみがある。本体奥(=右メインボタン側)に進むほど,サーフェスに対して垂直に近づいていく形状だ。

Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
全体的に丸みを帯びた形状のなかで,唯一直線的な印象を受ける左サイドの窪み。サムネイルにのみ,指示線を入れてみた
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
右サイドは見た目どおり,右方向に向かって膨らんでいる。膨らみは,本体の奥に近づくほど小さくなっていく

右サイドの膨らみにより,「つまみ持ち」しづらく,「かぶせ持ち」しやすくなっている
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 実際握ってみると,まず「つまみ持ち」を試みた場合,右サイドで膨らんだ斜面の中腹に指先が当たるため,挟もうとする力が逃げていき,手からズリ落ちやすい。二つ並んだ左サイドボタン奥側の真下に親指が来るような持ち方をすればどうにかいけそうだが,今度は,Sentinel Advanceの重心が後ろに寄り気味なため,持ち上げたとき後方へズリ落ちやすくなる。どうも「つまみ持ち」にはあまり向かないようだ。
 逆に「かぶせ持ち」だと,右サイドの傾斜が薬指や小指に沿ってフィットし,とくに不満を感じない。手のひらや親指のフィット感も良好で,「つまみ持ち」よりもずっと無難な印象になる。

本体を両側面から撮影したところ
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ

こちらは,4Gamerの比較用リファレンス「G5 Laser Mouse」(型番:G-5T)と並べてみたところ。横から見た印象は比較的近いが,それ以外はかなり異なる
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ

Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 気になる重量はケーブル込みで実測139g,ケーブルを秤からどかした参考値では同110g前後で,大型のものが多いゲーマー向けマウスのなかでは標準的な重さ。冒頭でも簡単に紹介したが,付属品として4.5g重の錘(おもり)が5個用意されているので,ここから最大22.5g重くできるわけだ。
 錘を入れるスペースは本体手前側の底面に用意されているが,しかし,先ほども述べたように,錘抜きの状態でもSentinel Advanceの重心は後ろ寄り。また,110g前後より重くする必要も感じられないので,本製品でも重量調節機能を使う機会はなさそうである。


メインボタンの反発力とホイールはやや不安

サイドボタンのクリック感は良好


メインボタンは独立型。奥側(=写真手前側)をクリックする分には軽いが,手前(=写真奥側)は結構重く感じられる
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 メインボタンは,左右とも,最近では珍しさすら感じる“独立型”。近頃のゲーマー向けマウスは,外殻と一体型のメインボタンを採用したものが多数派で,いずれも連射時の感触が独立型よりも劣っているものがほとんどだったため,Sentinel Advanceには期待していたのだが,結論から先に述べると,イマイチ。スイッチの反発力が弱いのか,押した後,ボタンがひっつくかのような違和感が指に残るのである。クリックそのものは軽いだけに,これは残念だ。

 ちなみに,Sentinel Advanceは,後述する設定ソフトウェア上からボタンの反応速度――クリックしてからPCがクリックを認識するまでの遅延時間――を250μs〜32msの間で調節できる。実際,250μsと32msで反射神経テストの結果を比べてみたときに相応の違いは確認できたので,効果は間違いなくあるようだが,そもそも最速値以外の設定を必要とする場面はあるのかという疑問は残った。
 参考までに,Logitech製の「Gaming Mouse G500」と,250μs設定時のSentinel Advanceをそれぞれ,レポートレート500Hzで反射神経テストを繰り返し行ったところ,結果の平均値はだいたい同じ。「反応速度を調節できる」のは確かだが,他社製品と比べて明らかに早くできるわけではないという理解でよさそうだ。

写真でホイールの左に見えるのがプロファイル切り替えボタンで,右に二つ並んでいるのがトラッキング解像度変更ボタンだ。それぞれ,本体内蔵のフラッシュメモリに記録された設定に従ってマウスの動作が切り替わる。後者には,別の機能を割り当てることも可能だ
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 スクロールホイールに関しては,厳しい意見を述べざるを得ない。まず,クリック感が相当に重く,「よいしょっ」と,意識して押してやらなければ沈んでくれないのだ。また,ゆっくり1目盛りずつ回転させたときの,吸い込まれるような感じがほとんどなく,もそもそしている。あまり言いたくはないのだが,筆者がこれまで触れてきたゲーマー向けマウスのホイールとしては,ワースト1と言えそうなデキである。

 一方,サイドボタンは少し硬めだが,許容範囲。クリック感も良好だ。親指が収まるであろうポジションの真上にボタンがあるので,配置は「抜群にいい」とはいえないものの,困難というわけでもない。「つまみ持ち」の人だと,場合によっては押せないかもしれないが。


眩しいくらいに光りまくるLEDが印象的

本体のみでのDPI調節も可能


Storm Tactic AP Softwareから,頂上部と“ヘッドライト”部をそれぞれ独立して設定して光らせられる
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 ここまで紹介してきた写真で気づいた人も多いだろうが,Sentinel Advanceは光る。これでもかというくらいに輝きまくる。
 本体上面,ホイールの手前に埋め込まれたOLEDパネルが光り,手のひらに包み込まれる部分が光り,左右メインボタンの下が光るのだ。用意される設定ソフトウェア「Storm Tactic AP Software」によって,OLEDパネルの光以外は(消灯も含め)計8色から選んで,それぞれ独立して設定可能。設定ソフトウェアで「Rapid Fire」という設定を行っておくと,ボタンを押すたびにちかちかと明滅させることすらできる。眩しい。LAN対戦のときは,これを使って対戦相手を妨害できるのではないかとさえ思えてしまうほどだ。

LEDのカラーはそれぞれ7色(+消灯)から選択可能。Rapid Fire設定を行うと,左右メインボタンの下がクリックのたびに色を変えて光るため,非常に目障……もとい,派手なライティングを楽しめる。時節柄,クリスマスツリーの飾りになってもおかしくない(?)
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ

 OLEDパネルにはさまざまな情報が表示されるが,平常時は選択中のプロファイルと,32×32サイズのアイコン,そして動作中のトラッキング解像度設定がX/Y軸別々に表示される。2値表示なので凝った表示は行えないものの,自作のアイコンを表示させることも可能だ。
 また,トラッキング解像度変更用の[−]ボタンを3秒程度押し続けると,「mechanical DPI switch mode」に入り,パネルに表示される数値を確認しながら,スクロールホイールとサイドボタンから,トラッキング解像度を25DPI刻みで指定,記録できるようにもなっている。

それほど必要性は感じないが,あると箔がつくのも確かなOLEDパネル。右は,グレースケールの4Gアイコンを登録したところで,ご覧のとおり,自動的に2値へ変換されて表示される
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ


基本的にはドライバソフトいらず

マクロも多機能だが,使い道は?


マニュアルより。複数キーの同時押し程度なら,Macroを使わなくてもキー割り当て画面から設定可能だ。また,「押している間だけセンサーの反応を止める」というユニークな機能や,A4Techのマウスでおなじみ「3xFireボタン」のような機能も用意されている
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 先ほど簡単に紹介したが,Sentinel Advanceは,本体に容量64KBのフラッシュメモリ「Sentinel-X」を搭載している。各種設定を行うためには,Storm Tactic AP Softwareを含んだドライバソフトウェアをセットアップしなければならないが,設定内容はマウス側に保存されるので,一度保存したら,その設定は,ドライバの入っていないPCでも利用可能だ。

 設定はプロファイル単位で保存され,本体内に登録できるのは最大5種類。うち一つは,トラッキング解像度以外を変更できないトラブルシューティング用となっているので,実質的には4種類となる。
 Windows側の設定と共通の「MOTION SENSITIVITY」「DOUBLE CLICK SPEED」はメモリには保存されないことと,「BUTTON RESPONSE TIME」が全プロファイルで共有されることは押さえておきたい。

Script設定メニュー
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 イマドキのゲーマー向けマウス上位モデルらしく,マクロ機能も一通り揃っている。Sentinel Advanceでは単純なキー/ボタン操作のみを対象とした「Macro」と,変数を用いた条件分岐やマウスポインタの位置操作も可能な「Script」の2種類が設定可能だ。
 記録できるマクロは一つ当たり124bytesまでで,4種類あるプロファイルのうち1〜3の,ボタン3〜7に1種類ずつ割り当てられる。なぜ4番めのプロファイルに登録できないのか,マニュアルに記載はないが,事実として,プロファイル4のボタン割り当てメニューにはマクロ関連の項目が表示されなかった。

Storm Tactic AP Softwareのメインメニュー。画面下に五つ並んだタブでプロファイルを選択して,設定を追い込んでいく。ぜひ2枚ともサムネイルをクリックして,拡大して見てほしいのだが,プロファイル4にだけ,マクロの項目が用意されていない
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ

Storm Tactic AP Softwareの起動時には,[CASUAL GAMING]と[PRO GAMING]二つのモードから片方を選択するよう求められるが,両者の違いはマニュアルにもとくに記載されておらず,詳細はよく分からない
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 一方,ScriptはMacroと異なり256bytesまで保存可能で,さらにボタン1〜7へ登録できる代わりに,プロファイル全体で最大六つしか保存できないという制限がある。先述したとおり,変数とGOTO・IFのような命令を使った条件分岐や,ポインタの自動操作も行えるので,MMORPGのような,複雑な操作を自動化したい局面でも物理的には設定可能だろう。
 ただし,FPSでマクロを使うケースは考えづらいし,MMORPGのようなタイトルだと,そもそも規約でこのようなスクリプトは禁止されたりしていることが多いので,MacroもScriptも実際に使う機会はほとんどないと思われる。


マウスパッドとの相性はRazer Mambaに酷似

同時リリースのマウスパッド2種も試してみた


 次は恒例,マウスパッドとの相性検証結果レポートになる。表1に示した,筆者の軽量級ゲーム専用機で検証してみたいと思う。


 テストに当たっての設定とテスト方法は下記のとおりだ。

●CM Storm Sentinel Advanceの設定
  • ファームウェアバージョン:不明
    (※確認できる箇所が見つからなかった。公式Webサイトで公開されている「ソフトウェアバージョン1.0に向けたファームウェアアップデート」を適用してみたり,元に戻したりしてみると,「3328」「4071」というバックアップができていたので,4071かもしれない)
  • ソフトウェアバージョン:1.2
  • トラッキング解像度:5600DPI
  • レポートレート(≒ポーリングレート):500Hz
  • Windows側設定「マウスのプロパティ」内「速度」スライダー:中央
  • Windows側設定:「ポインタの精度を高める」:オフ

●テスト方法
  1. ゲームを起動し,アイテムや壁の端など,目印となる点に照準を合わせる
  2. マウスパッドの左端にマウスを置く
  3. 右方向へ30cmほど,思いっきり腕を振って動かす「高速操作」,軽く一振りする感じである程度速く動かす「中速動作」,2秒程度かけてゆっくり動かす「低速動作」の3パターンでマウスを振る
  4. 振り切ったら,なるべくゆっくり,2.の位置に戻るようマウスを動かす
  5. 照準が1.の位置に戻れば正常と判断可能。一方,左にズレたらネガティブアクセル,右にズレたら加速が発生すると判定できる

 テストに用いたゲームタイトルは「Warsow」(Version 0.5)。本テストにおいて,ゲーム内の「Sensitivity」設定は,「180度ターンするのに,マウスを約30cm移動させる必要がある」0.15に設定し,読み取り異常の発生を分かりやすくさせている。
 そして,テスト結果を示したのが表2だ。

※「相性の程度」は,高速/中速/低速動作において問題がなかったか,あったとすればどういう問題が生じたかを示したもの。○は「問題なし」,△は「基本的に問題ないが,まれにおかしな動作が見られる」,▲は「ポインタの移動中,異常な動作が高確率で見られる」,×は「使い物にならないレべルの異常が発生する」ことをそれぞれ示す。なお、ここでいう異常とは,「動作中にポインタが反応しなくなる」「ポインタがあらぬ方向へ飛んでしまう」「動かす速度によって,マウスの実際の移動距離と画面上でのポインタの移動距離が変化する」など。「反応しなくなる高さ」は,マウスの底に1円玉を重ねていき,センサーが応答しなくなる高さ(=リフトオフディスタンス)を示したものだ

 ご覧のとおり,樹脂製で目の粗い「SteelSeries SP」でセンサーが反応しないという相性問題は生じたが,それ以外は問題なし。センサー性能に関しては良好と言っていい。
 一点,注意が必要なのは,2500〜5600DPI設定時に,布系マウスパッド上で利用すると,クリック時の圧力によるわずかな沈み込みよってセンサーが反応してしまうことが多々あったこと。2500DPI未満にするとほとんど見られなくなったので,目くじらを立てる必要まではないと思われるが,布系パッドとの組み合わせには気をつけておいたほうがよさそうである。

どうしても気になったので,こっそり分解してセンサー部分を覗いてみたのだが,センサーらしき型番は見当たらず,確証は得られなかった。いや,単に見落としていたら申し訳ないが
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 ……この結果に,既視感がある読者もいると思う。そう,「Razer Mamba」だ。Sentinel Advanceが搭載するセンサーは「5600 DPI Storm Tactical Twin-laser Sensor」と呼ばれているが,この結果を見る限り,“素性”はRazer Mambaのセンサーと同じではないかと勘ぐりたくなってくる。実際のところ,相性だけでなく,リフトオフディスタンスも――1円玉単位というアバウトな計測方法によるものだが――一致しており,さらに,使っていると得られる「フォロースルーが短い」感覚も,近いものがある。

布巻ケーブルの取り回しやすさは,可もなく不可もなし。「SteelSeries Kinzu」より気持ち柔らかく,「DRTCM03」より気持ち硬い程度だ。少し癖をつけてやれば,引っかかることはなくなる
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 なお,表2で示したように,今回はSentinel Advanceと同時リリースされたマウスパッド2種,「CM Storm CS-M FPS Tactics DC」「CM Storm CS-X Battle Pad DP」もテスト対象に入れてみたが,どちらも作りは悪くない印象であることを付記しておきたい。
 テストに使った限りでのインプレッションだが,滑りやすさでは G-TF≒Razer Mantis Speed≧Battle Pad DP>Qck Mass≧FPS Tactics DC といったところ。筆者の手元にある,どの布製パッドとも感触は微妙に異なるので,布系ユーザーなら,一度試してみてもいいのではなかろうか。


「かぶせ持ち」派なら使ってみる価値あり

とにかく派手なマウスが欲しい人にも


製品ボックス
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ
 Sentinel Advanceは,筆者が最初に想像していた「PCパーツメーカーの自称ゲーマー向けマウス」のような,扱いに困る完成度の製品とは異なり,十分,ゲーム用途に耐えられるセンサー性能を持っている。メインボタンとスクロールホイールに不満が残るのはなんとも残念だが,「かぶせ持ち」派のプレイヤーであれば,試してみる価値のある存在には仕上がっているといえる。

 ただでさえ光ったりして目立ちやすい製品の多いゲーマー向けマウス市場にあっても,群を抜いて目立つ派手さを持つのも,Sentinel Advanceの大きな特徴といえるだろう。個人的には,「光らなくていいからもっと軽くして」というのが正直なところだが,LANパーティのような場で,見た目に差を付けたいとか,職場や学校で注目を集めたい(なんなのこの人,的な意味で)という需要には十二分に応えられると思う。

LANパーティに関連して,Sentinel Advanceには,PCケースの拡張スロット部を使って「ただUSBポートから引き抜くだけで盗まれてしまう」問題に対処するスロットカバー「StormGuard」が付属する。PCケースで知られるCooler Masterらしい配慮だ
Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ Cooler Master初のゲーマー向けマウス「Sentinel Advance」レビュー。その実力,侮ることなかれ

 価格も含め,人を選ぶマウスなのは確か。そのため,全力で勧めることはできないが,条件をクリアし,かつ,明らかなマイナスポイントを許容できると判断できた人なら,入手して後悔することはないはずだ。
  • 関連タイトル:

    Cooler Master(旧称:CM Storm)

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
トピックス
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:07月17日〜07月18日