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気づいたら,獣人の足をペロペロしていた。大阪出張で見てきた特殊なゲームとコントローラ[OIGS2026]
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印刷2026/10/13 10:00

イベント

気づいたら,獣人の足をペロペロしていた。大阪出張で見てきた特殊なゲームとコントローラ[OIGS2026]

 日本だけでなく,中国や韓国のインディーイベントを取材して回っている筆者だが,日本はとくに装置に目を引かれる作品が多い。そもそもどうやって遊ぶんだろうと思い,遊んでいる人の姿を思わず見てしまうようなものだ。
 売ることをそもそも想定しておらず,物理的に遊べるのは会場だけというパターンもそこそこある。自由に作って,できあがったから見てくれって感じである。

画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / 気づいたら,獣人の足をペロペロしていた。大阪出張で見てきた特殊なゲームとコントローラ[OIGS2026]

 2026年10月3日と4日にコングレスクエア グラングリーン大阪で開催されたOSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2026でも,会場を巡っていると,いろいろ目を引かれるものがあった。
 気づいたら獣人の足をなめていた筆者が,会場で体験したものをいくつか紹介してみよう。


手も足も使わず,舌だけで。獣人をなめる「シュ〜ペロ」


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 まずは,冒頭の話から。世界靴舐推進機関の「シュ〜ペロ」は,VRゴーグルを付けて獣人をなめるゲームだ。ゴーグルを装着して,思うがままに獣人のいろいろなところをペロペロしていく。
 基本的に,プレイヤーの絵面がひどい。舞台は獣人族に敗れた2036年の世界。体のどこを,どの順番でなめるかでコンボをつなぎ,スコアを競う。

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 本作は,もともとHAL大阪の学生課題の作品だったそうだ。フリーのモデルで作ったプロトタイプが想像以上に盛り上がり,講師には「バカすぎて好き」と怒られるどころか褒められたという。
 そこからデザイナーを入れて,製品版としてのリリースに向けて制作を進めているそうだ。ウサギにしたのは,足をなめるゲームにするうえで,足といえばウサギだったからとか,結構軽いノリだったという。

 今のところ,好き勝手にペロペロして,獣人がリアクションの声を出してくれるといったものだ。筆者は期待しながら,足に舌を伸ばし,顔を下からチラチラと見てみたが,その辺はいろいろと制作中のようで,イヤな顔とかはしてくれなかった……ぐぬぬ。



ゲームセンターで遊びたい音ゲー「Conductus」


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 まさにゲームセンターの音ゲーコーナーに置いてありそうな見た目のコントローラで遊ぶ「Conductus」は,手を大きく動かして楽しむ音楽ゲームだ。

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 音ゲーとしては,流れてくるノーツに合わせてタップしたり,スライドしたりとオーソドックスなものがベース。それに加えて,手の空中の動きも追っているので,空中のノーツを手でトラッキングしたり,ノーツをタップしたときに手を大きく離すといった要素が加えられている。

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 スマホやPCでプレイする音ゲーではなく,ゲームセンターでしか味わえないような体験で,譜面もその操作に合わせて作られており楽しめた。
 このデバイスは,北陸先端科学技術大学院大学出身の人物が制作しており,ゲーム側を作っている人との会話で生まれたそうだ。
 実際にタップする部分は物理的に,空中の手の動きは上部に設置されたカメラで判定している。

 譜面は簡単なものから,音ゲーマーに向けた難しいものまで幅広く用意されている。会場で見かけたときは,ぜひ触ってみてほしい。



麺切り包丁がコントローラになる「うどんプッシャー」


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 香川県の讃岐GameNによる「うどんプッシャー」は,麺切り包丁がそのままコントローラになっている。
 包丁を動かすと,うどんがどんどんメダルゲームのプッシャーに流れていく。メダルの代わりが,うどんなのだ。包丁を大きく動かせば,長いうどんが出るので,プッシャーとしては有利になるが,物理的に腕が痛くなる。運動不足が続いている筆者の腕は,プレイのあとしばらくピクピクし続けていた。

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 3画面になっており,正面はプッシャー,右側はスコア,そして左側はミニゲームになっている。
 左側では,包丁を動かしてザルを操作し,吹き出るうどんを拾ったり,リズムに合わせて切ると天ぷらが出てきたりする。ただし,ミニゲームはあくまで本編と同時に動いているので,手を止めてしまうと,うどんの生産量が減って,プッシャーが悲しいことに。

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 この適度な忙しさ,どうやればいいんだ,みたいな焦りが楽しく,会場ではプレイを見て立ち止まり,そのまま列に並んでいる人が多くいた。
 専用コントローラのままリリースするのは難しいが,Switchなら製品として出せるかもしれない,という話も聞けた。楽しみである。



市販のドアノブで左右に進む「ドアライダー」


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 ハードウェアとか研究所の「ドアライダー」は,市販のドアノブ2つで遊ぶ。
 左のノブを引くと左へ,右を引くと右へ,両方を同時に引くとジャンプ。ドアに乗ったキャラクターが自動で前へ進むので,車や障害物を避けながら,できるだけ遠くを目指す。
 やることはそれだけだ。そもそも両手でそれぞれ別のドアノブを握ることなんてないので,変な感じだ。

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 操作方法はシンプルで,ドアノブでなんか変なことをしているのが面白い。身近なものだから,ちょっと触ってみたくなるし,見ただけでやることが分かる。イベント会場ならではの作品だ。



ぶら下げたJoy-Conがパター,ギターがシャベル


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 宮澤卓宏氏の「パターキング」は,Joy-Conをぶら下げ,パターのように振ってミニゴルフをするNintendo Switch向けのゲームだ。
 トイレットペーパーを転がす「紙がない!」や,声で音を真似る「声マネキング」のように,操作の仕掛けで遊ぶゲームを作ってきた人の作品である。

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 「パターキング」は,実際にパターゴルフを再現したというより,独特な遊び方にしたというものだ。Switchのコントローラをブランコのようにして操作するので,ボールを打つときのブレがデジタルじゃなくて,アナログ側で起こる。
 コントローラが落ち着くのを待ったり,思いっきり打つときに,ちょこっとだけ身体の位置を調整して,まっすぐ動くようにしたりと,慎重さが楽しい。

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 OIGSの2日前には,HORIの「GUITAR LIFE -LESSON1-」のギターコントローラをシャベルのように持って遺物を掘る「遺跡掘り」の配信も始まった。本来の使い方ではないというのに,HORIも喜んでくれて,かなりノリノリだったという。




 基本的にギターをシャベルのように動かすだけなのだが,シャベルの掘る強さがギターのネックを握る強さに依存している。しっかり掘るにはかなり力を入れないといけないので,これが結構疲れる。

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 「うどんプッシャー」のあとにプレイしたので,運動不足の筆者の腕にはこれがとどめとなった。「遺跡掘り」の登場で,音楽を練習できて,運動もできるとは,なんとお得なコントローラだろうか。
 「遺跡掘り」の掘りは,HORIにかけているのだろうか。



カメラの前で印を結ぶ「BE 忍者」


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 カメラを使った作品で,「BE 忍者」というものもあった。実際に自分の手を動かして,印を結ぶと忍術が出る。
 マウスもキーボードも使わない。敵を攻撃するときは,素早く印をどんどん結んで,目標の数だけ結べたら攻撃が成功するといった具合だ。いざやってみると,手が思うように動かせなかったり,頭がこんがらがったりと,普段とは別の部分が鍛えられたような気もする。

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 印を素早く,正確に結んでいけると,めちゃめちゃ気持ちいい。カメラの認識精度もしっかりしていて,手が画面内に映るように意識していれば,結構速く判定される。
 会場で体験した人には,判定用AIの学習に使っていいかと許可を取ったうえで,データも収集していた。さらに進化しそうだ。

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 ミニゲームも用意されていて,印を時間内にいくつ結べるかといったモードを体験した。結構素早くできたつもりだったのだが,制作者さんはその倍近いハイスコアをたたき出していたので怖い。本職は忍者じゃなかろうか。

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 OIGS 2026に,個人開発者Fortgs氏の「BE 忍者」が出展された。プレイヤーが手で結んだ印をカメラで認識し,忍術を繰り出して戦うゲームだ。マウスもキーボードも使わず,印を結ぶ動作だけで遊ぶ本作を見てみよう。

[2026/10/07 10:38]


麺棒のノズルで火を消す「SOKYU: OPERATION RESCUE」


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 横浜の元町デジタルものづくりラボによる「SOKYU: OPERATION RESCUE」は,災害現場をテーマにしたゲームだ。
 会場では,麺棒をもとに作ったガンタイプの放水ノズルで火を消す消防体験をした。プレイヤーの操作は,アナログスティックではなく,放水ノズルを向ける方向で行う形だ。

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 移動モードと放水モードは,レバー部分を前に倒すか後ろに倒すかで切り替えるといった具合だ。メカメカしさと,手作り感のあるコントローラで印象に残っている。

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画像ギャラリー No.037のサムネイル画像 / 気づいたら,獣人の足をペロペロしていた。大阪出張で見てきた特殊なゲームとコントローラ[OIGS2026]

 以上,筆者がOSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2026で見てきた特殊な作品たちをいくつか紹介してみた。会場ならではの作品があるのが,こういったイベントの楽しさの1つだろう。
 体験型のものは,大人になると周りの目が気になってしまうという人もいるだろうが,気にする人はいないので,ぜひ子供たちのように全力で楽しんでみてほしい。

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    シュ〜ペロ

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