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ASUS渾身のゲーマー向けスマートフォン「ROG Phone」が11月23日に発売決定。価格は約13万円
Qualcommと共同開発したというクロックアップ版「Snapdragon 845 Mobile Platform」(以下,Snapdragon 845)を採用し,外付けの専用クーリングユニットが付属するという独創的な端末の国内発売日は11月23日,気になる価格は11万9500円(税込12万9060円)となっている。
※2018年11月16日20:30頃追記
製品写真などを追加し,情報をアップデートしました。
本体と同時に発売となるROG Phone用周辺機器のラインナップと価格は以下のとおり。
- TwinView Dock:3万4800円(税込3万7584円)
ROG Phoneをはめ込むと2画面携帯ゲーム機風にできる周辺機器 - Mobile Desktop Dock:2万2800円(税込2万4624円)
外付けのディスプレイやキーボード,マウス,有線のGigabit Ethernetなどを接続できる据え置き型ドッキングステーション - ASUS Professional Dock:1万1980円(税込1万2938円)
USBハブ型の小型ドッキングステーション - ASUS WiGig Display Dock:3万4800円(税込3万7584円)
高速無線LAN規格WiGig(IEEE 802.11ad)対応のWireless HDMIアダプタ - Gamevice for ROG Phone:8980円(税込9698円)
ROG Phoneをはめ込んで携帯ゲーム機風に使えるようにするゲームパッド - ROG Phone Case:4580円(税込4946円)
ROG Phone専用ケース(ジャケット)の単品販売モデル。ROG Phone本体に1つ付属している
ROG Phone本体については,詳細なレビュー記事を掲載したので,そちらも参照してもらうとして,本稿では発表日にASUS Store Akasakaで行われた新製品発表会の様子を簡単にレポートしよう。
「ROG Phone」レビュー。確かにこれは「ゲーマー向けスマートフォン」だ
ASUSが開発した新型スマートフォン「ROG Phone」は,「これが真のゲーマー向けスマートフォンだ」と言わんばかりの派手なルックスと機能を有する端末だ。だが,ゲームにおける使い勝手や性能はどうなのだろうか。ハードとソフトの特徴を詳しく紹介しつつ,ベンチマークとゲームプレイで実力を検証してみた。
発表会でROG Phoneの説明を担当したASUSの日本法人であるASUS JAPANのシステムビジネス事業部テクニカルプロダクトマネージャーの阿部直人氏は,新端末の特徴として,まず性能の高さを大きく取り上げた。
また,高性能を持続させるには端末の冷却が重要ということで,外付けのクーリングユニット「Aeroactive Cooler」を付属させることで,ゲームの長時間プレイにも耐えられるとしている。
AirTriggersは,本体右側面の上側と下側に内蔵された超音波センサーで,右側面を上にして端末を横持ちした状態でセンサー部分をタッチすると,ゲーム画面における任意の位置をタップできるというもの。たとえばFPSであればトリガーボタンの上に,レースゲームであればブレーキボタンの上にタッチのポイントを置けば,ROG Phoneの側面をタップすることで,銃を撃ったり車のブレーキをかけたりできるというわけだ。
ゲストとして登壇したプロゲーマーのチョコブランカ選手も,実際にAirTriggersを使ってレースゲームの「アスファルト9:Legends」(以下,アスファルト9)をプレイし,反応の良さやプレイしやすさに感銘を受けたようである。
阿部氏は,ROG Phone本体だけでなく,専用周辺機器の数々もデモを交えて紹介した。会場で大きな反響――というか笑い――を呼んだのは,ROG Phoneを取り付けると2画面ゲーム機になるTwinView Dockだ。デモでは,下側にあるTwinView Dock側の画面でゲームをプレイしながら,上側にはめ込んだROG Phoneの画面でYouTubeの動画を見たり,もう1つ別のゲームをプレイする様子を披露し,2つのアプリを同時に動かしても動作が快適であると,性能面の優秀さもアピールしていた。
つまり,Mobile Desktop DockにディスプレイとUSBキーボード,USBマウスをつないで入力を割り当てれば,スマートフォン用ゲームをPCゲーム風にプレイできるようになる。スマートフォン用のFPSやバトルロイヤルゲーム,MOBAをプレイしていて,「キーボードとマウスで操作したい!」と思ったことのある人には,うってつけのアイテムかもしれない。
もう1つのドックであるASUS Professional Dockは,USB Type-C接続の小さなドックであるが,HDMI出力や有線LANポートも備えているのがポイントだ。
また,Gamevice製のROG Phone専用外付けゲームパッド「Gamevice for ROG Phone」は,こちらもAirTriggersやMobile Desktop Dockのように,ゲーム画面上にボタンやスティック操作を割り当てることで,携帯ゲーム機風にAndroidゲームをプレイできるようになるというもの。これもゲーマー向けスマートフォンらしい周辺機器と言えよう。
ASUS JAPANではROG Phoneの発売に合わせて,さまざまなイベントを企画しているとのこと。ASUS Store Akasakaでは,ROG Phoneを使ってアスファルト9をプレイし,発表会でチョコブランカ選手が記録したタイムを上回る成績を残した人に,ROGロゴをかたどったクッションをプレゼントするイベントを行うという。
発売前にROG Phoneや周辺機器を試してみたい人は,ASUS Store Akasakaに足を運んでみるといいだろう。
●ROG Phone(ZS600KL)の主なスペック
- メーカー:ASUSTeK Computer
- OS:Android 8.1
- ディスプレイパネル:6インチ有機EL,解像度1080×2160ドット,アスペクト比 9:18,最大リフレッシュレート90Hz,最大輝度550cd/m2,HDR対応
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 845」
・CPUコア:Kryo 385(最大2.96GHz)×8
・GPUコア:Adreno 630
・モデム:Snapdragon X20 LTE - メインメモリ容量:8GB
- ストレージ:内蔵512GB,UFS 2.1対応
- アウトカメラ:
・メイン 有効画素数約1200万画素(カラー),画角83度,F1.8
・サブ 画素数未公開,画角120度 - インカメラ:有効画素数約800万画素,画角84度,F2.0
- 対応SIM:nanoSIMカード×2,デュアルSIMデュアルスタンバイ対応
- 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1
/2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /28 /29 /32, TDD LTE Band 34 /38 /39 /40 /41 /46 - 対応3Gバンド:Band 1/2/3/4/5/6/8/19
- バッテリー容量:4000mAh
- 待受時間:未公開
- 連続通話時間:未公開
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac+IEEE 802.11ad
- Bluetooth対応:5.0+LE
- FeliCa対応:×
- USBポート:USB 3.0 Type-C
- その他のインタフェース:4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1,ROG Phone独自端子×1
- スピーカー:前面ステレオ
- 公称本体サイズ:76.1(W)×158.8(D)×8.3(H)mm
- 公称本体重量:約200g
- 本体カラー:ブラック
「ROG Phone」レビュー。確かにこれは「ゲーマー向けスマートフォン」だ
ASUSが開発した新型スマートフォン「ROG Phone」は,「これが真のゲーマー向けスマートフォンだ」と言わんばかりの派手なルックスと機能を有する端末だ。だが,ゲームにおける使い勝手や性能はどうなのだろうか。ハードとソフトの特徴を詳しく紹介しつつ,ベンチマークとゲームプレイで実力を検証してみた。
ASUSTeK Computer公式Webサイト
- 関連タイトル:
Republic of Gamers
- この記事のURL:
(C)ASUSTeK Computer Inc.