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  • 発表日:2008/03/03
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MIDとUMPCの違いはどこにあるのか。Intel,Centrino Atom国内発表会を開催
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印刷2008/04/02 18:23

ニュース

MIDとUMPCの違いはどこにあるのか。Intel,Centrino Atom国内発表会を開催

Atomプロセッサを親指と人指し指でつまんでみせる吉田和正氏
Atom
 Intelの日本法人であるインテルは,超小型インターネット接続端末「MID」(Mobile Internet Device)向けとなるウルトラモバイルプラットフォーム「Intel Centrino Atom Processor Technology」(以下,Centrino Atom)の発表に合わせて,国内発表会を開催。登壇したインテルの吉田和正代表取締役共同社長は,携帯電話などのWebブラウザだと,インターネット上のコンテンツを利用するのに制限があるのに対し,PCベースならその問題が起こらないとしたうえで,「新しい次元の,“オープンな”インターネット端末が出てくる。そのプラットフォームとなるのがCentrino Atom」と,新プラットフォームを紹介した。


そもそもMID,UMPCとは何なのか

分かりにくいが分かりやすい(?)Centrino Atom


Atom
 Centrino Atom,そして同プラットフォームを構成する「Atom」プロセッサと対応チップセット「SCH」(System Controller Hub)については,別途掲載している解説記事が詳しいので,テクノロジーの側面についてはぜひそちらを参考にしてほしい。本稿では,製品やマーケティング的な側面についてまとめてみたいと思うが,Centrino Atomの要件について最も示唆的なのは,同ブランドのキャッチフレーズ

Full Internet Experience in Your Pocket.
(ポケットの中から始まる新しいモバイルインターネット体験)

である。
 これは,以下に挙げるCentrino Atomの要件を見てもらえば,一目瞭然だろう。

  1. Atomプロセッサ
  2. SCH(グラフィックス機能統合型チップセット)
  3. ワイヤレスのインターネット接続機能
  4. ポケットの中に入る筐体サイズ

参考出品されていた富士通製の小型PC。Windows Vistaが動作している
Atom
 そう,Centrino Atom対応を名乗るためには,ポケットの中に入らなければならないのだ。
 もっとも,“ポケットの中”といっても,Yシャツの胸部分やジーンズ,コートなどで大きさは異なる。はっきりとしたサイズは開示されていない――ベンダー向けには少なくともおおよその規定があるようだ――が,発表会で展示されていた富士通製の端末にはCentrino Atomのロゴが貼られ,一方,パナソニック製の次世代「TOUGHBOOK」はAtomプロセッサのロゴだけだったことを考えると,ジャケットやコートのポケットに入るくらいが一応の目安になりそうだ。

Atom
製品名未公開も,激しく次期「LOOX U」っぽいUMPCには,Centrino Atomのロゴが
Atom
パナソニックの法人向けPC,TOUGHBOOKの次世代モデル。こちらはAtomロゴ付き


東芝は「UMPC」として,キーボードレスのWindows Vista搭載モデルを参考出品。メインメモリ1GB,HDD容量40GBで,無線LAN機能を搭載する。片手で軽く持てたので,かなり軽い印象だ。Centrino Atomロゴ付き
Atom
 ところで,Atomを搭載する端末は,先ほどからその名が出ているMIDだけではなく,UMPC(Ultra Mobile PC)と呼ばれることもあるが,これについて「明確な基準はない」というのがインテルの回答になる。Intel/インテルとして規定するのは,あくまでCentrino Atomのハードウェア要件であり,それ以上はメーカーの土俵というわけだ。インテルとしてはMIDを「Linuxベースの,機能を絞ったインターネット(などの)端末」,UMPCを「Windows環境が動作する小型モバイルPC」と想定しているが,メーカーがそれをMIDと呼ぶかUMPCと呼ぶかは自由とのことだった。
 要するに,MIDとUMPCに,ハードウェアレベルの厳密な区別はなく,バッテリー駆動時間についても「12W/hで4時間以上駆動できることを想定している」(インテル 土岐英秋技術部長)くらいで,明確な要件はないそうだ。あるのは,ポケットの中に入る(=Centrino Atom)か否かだけで,MIDかUMPCかを規定するのはむしろ「Usage」,つまり“どう使うか”の部分のようである。

表面加工が鏡面で,会場の光を反射してしまっているが,銀色だった東芝の試作機。このまま登場するのか,いつ登場するのかなどすべて不明だが,タッチスクリーン操作で表示させられるソフトウェアキーボードなど,ずいぶん完成度は高い印象だった
Atom Atom

土岐英秋氏。よく見るとジャケットにAtomプロセッサが留めてある
Atom
 さて,せっかくなのでほかの要件についても見てみると,3はなかなか興味深い。ノートPC向けブランド「Intel Centrino Processor Technology」では,Intel製のWi-Fi(=無線LAN)モジュール搭載が“Centrinoを名乗る”条件となっていたが,今回は要するに「どこのモジュールでもかまわない」わけだ。これについて吉田氏は「一刻も早く市場へ(製品を)出すためには,必ずしもIntel製品にこだわる必要はない」と述べ,無線LANでもWiMAXでも3G携帯電話(機能)でも,最終製品として市場投入できることを優先した結果であると示唆していた。

Atom(中央上)とSCH(右)と1円玉。SCHには「(Intel 9xxなどといった)製品型番はない」(土岐氏)とのこと。ちなみに氏いわく「DX9Lは,DirectX 9世代のグラフィックス機能で,Windows Vistaを満足に動作させるものと聞いている」そうだ。DirectX 9 Ex互換?
Atom

2008年秋に北米市場へ向けて出荷される予定のクラリオン製ポータブルナビゲーションシステム。MiND(Mobile Internet Navigation Device)という開発コードネームが与えられている
Atom
 ところで,発表会で展示された製品を眺めるに,当初はUMPCというか,PCベンダー主導の製品展開がなされそうである。Centrino Atomを構成するハードウェアの価格は下に示したとおりで,Core 2ファミリーと比べると非常に安価なのが分かる。「純然たる性能では,ノートPCとは比べものにならない。MID(やUMPC)で提供するのは,“フルインターネット体験”というノートPCの機能の一部」(吉田氏)とのことで,MID/UMPCさえあればPCなんて不要,というわけにはいかないが,PCゲームの一部でも動いてくれれば,第1世代としては十分歓迎できるだろう。搭載製品は2008年夏以降に登場見込みとなっている。


ミラクルリナックスの展示機では,Linux上でWebブラウザが動作し,“普通に”Google Mapsを利用できるようになっていた
Atom
 なお発表会には,Centrino AtomにおけるIntelのパートナー各社が出展していた。そのうちの一社に,ハードウェアベンダーの注文に応じてカスタム版のMID向けLinuxを提供するミラクルリナックスがあったが,同社の吉岡弘隆取締役CTOは,ワイヤレスの高速なインターネット接続環境と構成部品が今回の発表で揃ったとし,「今後は,MIDの機能に特化したデバイスを,各メーカーがどう提案できるかにかかっている。ブレイクスルーは必要だが,それを成し遂げたところがフロントランナーになるだろう」と述べ,アイデア次第でMIDは「オンライン/ネットワーク接続型ゲームにおける何らかの端末になり得る」(吉岡氏)とした。
 氏は一例として「モバゲータウン」を挙げていたが,仮にWindowsベースでなくとも,インターネット端末兼モバイルゲーム端末としてのMIDは,確かに相応の価値がありそうだ。オンラインゲームが持つ機能一部をMID用に移植する,なんてことも可能と思われ,ゲームデベロッパ/パブリッシャのCentrino Atomプラットフォームに対する取り組みにも期待してみたい。

インテルはMID向けに,Linux開発環境の推進を図るほか,総額100万円以上という利用モデル/アプリケーションのコンテストも開催する
Atom Atom
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