EA，人気シリーズの第2弾，「シムシティDS 2」を3月19日に発売

　エレクトロニック・アーツは3月19日，都市育成シミュレーション「シムシティ DS2〜古代から未来へ続くまち〜」を発売する。タイトルにあるDSとは，デンジャラス・ソフトとかデラックス・スーパーの略ではなく，ニンテンドーDSに対応したソフトという意味なので，残念ながらPC版ではないなんてことは，言わなくても分かりますかそうですか。ワールドワイドで発売されてヒットした前作，「シムシティDS」に続き，日本のエレクトロニック・アーツが開発したDS版シムシティシリーズの最新作だ。
　プレイヤーが市長となり，あの手この手で自分の街を成長発展させて住民の福利厚生を図るというコンセプトは変わらないが，今回は「時代」の概念が登場する。時代の変化によって，住民のニーズや街の文化が変化していき，さまざまな時代の街作りが楽しめるという具合なのである。

時代と場所によって変わる街の風景

　ゲームのメインとなる「チャレンジモード」には，古代フェイズである「古代あけぼの時代」から，未来フェイズの「おんだんかのけつまつ」まで五つの時代フェイズがあり，それぞれの時代を経て未来を目指すのである。道は一本ではなく，例えば古代から次のフェイズに移るに当たって，「ニッポンかいこく時代」と「ヨーロッパげいじゅつ時代」から一つを選べたりする。時代が進んでも街の構造自体は変わらないが，それぞれの建物は次第に近代化していき，「町火消」が「消防署」になったりして見かけがどんどん変わっていくという楽しさもある。


　さらに，前作では市長室に押しかけて苦情を申し述べるだけだった住民に対し，今度は能動的に働きかけられる「シムシート」も搭載。適当な住民をピックアップして，「キミ，今幸せ？」というようなことを聞けるのである。この機能により，住民により深い愛着が生まれ，功徳を積んだより素晴らしい市長への道が開けるのである。もっとも「金がないのだ。黙っていろ」というようなこともないとは言い切れないけど。
　さらに，ゲームオーバーなしで自由に都市が作れる「フリープレイモード」や，各時代/国にふさわしい衣装を着込んだキャラクターなど，ほかのいろいろな部分もパワーアップしている。
　換骨奪胎は日本のお家芸。本家の面白さを失うことなく，そこに新しさやプレイのしやすさを付け加えたシムシティDS 2。PCゲームじゃないけど，よろしかったらぜひ。