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インディーズゲームの小部屋:Room#350「OlliOlli」
せっかく4日間フルで東京ゲームショウに行ったのに,展示されている新作ゲームを1つもプレイしなかった筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第350回は,Roll7の「OlliOlli」を紹介する。本作は,ノンストップで進むスケートボードに乗って,華麗なアクションを決めつつゴールを目指すアクションゲームだ。
今回,4Gamerは3日目に新たなレジェンドを作ってしまったようだが,この件についてこれ以上深く掘り下げるのはやめておこう。個人的には最高に面白かったけど!
ゲームの目的は,スケートボードに乗って途中で止まったり,転倒したりすることなくゴールインするというもの。キーボードでもプレイできるが,かなり素早い操作が必要となるため,ゲームパッドを用意したほうがいいだろう。
Xbox 360コントローラを使用した場合の操作は,左スティックでジャンプとトリック,Aボタンでスケートボードの加速と着地,RボタンとRトリガーでジャンプ中のスピン動作となる。
この中で最も重要な操作は,もちろんジャンプとトリック……ではなく,いかにうまく着地するかだ。スケートボードが地面に着く一瞬手前でAボタンを押すと着地がきれいに成功し,減速することなくそのまま滑走できるが,失敗するとバランスを崩したり,転倒してしまったりする。
一度でも転んでしまうとスタート地点からやり直し。失敗したときの豪快な転びっぷりは,見ているだけでも相当痛そうというか,あれ,完全に死んでますよ……。バランスを崩した場合はしばらくすると体勢を立て直せるが,次の障害物の回避に間に合わないこともあるので,着地には細心の注意を払おう。
どのステージでも,ゴールまで辿り着ければひとまずクリアとなるので,まずは完走することを目標にするといいだろう。何度かプレイしてコースを把握したら,次はいろいろなテクニックを試してさらにハイスコアを目指そう。各ステージには5個のチャレンジが用意されており,これらをすべてこなすと,さらに高難度のステージがアンロックされる仕組みだ。ステージ数は計50,チャレンジは全部で250と,なかなか遊びごたえがある。
本作ではオンラインリーダーボードも用意されており,世界中のプレイヤーとハイスコアを競うこともできる。ただ,リプレイ機能が無いため,トッププレイヤー達の走りを見て参考にできないのが残念だ。
スケボーゲームといえば「トニー・ホーク」シリーズが真っ先に思い浮かぶが,操作が難しすぎて30分であきらめてしまった筆者としては,簡単操作で遊べる本作は非常にありがたい。同じような経験をしたことがあるという人には,ぜひとも本作をオススメしたい。
そんな本作のPC版は,Steamにて1280円で発売中。また,本日(2014年9月24日)より,PlayStation StoreにてPS4/PS3/PS Vita版のダウンロード販売が始まる予定なので,興味を持った人はお好きなプラットフォームでぜひお試しあれ。
■「OlliOlli」公式サイト
http://www.roll7.co.uk/#!olliolli/c1ic0- この記事のURL:
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