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「SteelSeries Siberia 350」レビュー。伝統のデザインを採用しつつDTS Headphone:X対応のワイヤードヘッドセット,その実力に迫る
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印刷2016/07/23 00:00

レビュー

伝統のデザインを採用しつつDTS Headphone:X対応のワイヤードヘッドセット,その実力に迫る

SteelSeries Siberia 350

Text by 榎本 涼


Siberia 350
メーカー:SteelSeries
問い合わせ先:ゲート(販売代理店) 03-5280-5285
実勢価格:1万3000〜1万5000円程度(※2016年7月23日現在)
SteelSeries
 久しぶりの掲載となるヘッドセットレビュー,今回はSteelSeriesの「Siberia 350」を取り上げたい。
 SteelSeriesは,製品ラインナップの整理と命名ルールの変更に取り組んでいる。たとえばゲーマー向けマウスの「Rival」だと,製品名を「Rival 300」に変更しつつ,側面のラバーを射出成形タイプに変更するといった「リブランド+α」処理を行っているのだが,ならSiberia 350はどうかというと,新しい命名ルールの下で登場した,完全新作となるUSB接続型ヘッドセットという位置づけになる。
 2014年モデルである「Siberia v3 Prism」の後継と紹介したほうがピンとくる読者はいるかもしれない。

SteelSeriesの新旧製品名対応リスト。純然たるリネームのものもあれば,マイナーチェンジが入ったものもある
SteelSeries

 日本市場でのごたごたを経て,ようやく流通量も回復しつつあるSteelSeries。その新作には,どういう特徴があり,それはゲーマーにとって魅力的と言えるのか。発売からしばらく経ったタイミングではあるが,じっくり検証した結果をお伝えしようと思う。


これぞ「Siberiaデザイン」。伝統のミニマルさは今回も健在


シリーズ伝統,ヘッドバンドが伸縮し,ヘッドバンド長を自動調整してくれるタイプのヘッドバンドをSiberia 350も採用する。装着するとき,いちいちヘッドバンドを調整しなくてよいのと,軽量になるのが特徴だ
SteelSeries
SteelSeries
 SteelSeriewsの保守本流と言えるヘッドセット,Siberia。その新作となるSiberia 350の外観は,シリーズ伝統の「2本のパイプが左右のエンクロージャを支え,さらに2本の糸で別途ヘッドバンドを支える」ものだ。
 パイプとエンクロージャ,そして両者をつなぐアームはいずれもプラスチック製と思われるが,非常に頑丈な印象で,ちょっとやそっとで壊れる気配はない。アームはざっくり30度くらいの可動域があり,エンクロージャ(というかイヤーパッド)の下側が装着時に頭から浮かないようにという配慮がある。

 ヘッドバンドを支える合繊糸はアーム部から伸びる仕様で,装着時にはこの糸の部分が伸び縮みする。ヘッドバンド自体は非常に薄い合皮素材製だ。

SteelSeries
 本体カラーはこれまた伝統の「白+黒」と,バリエーションモデルとしての「黒+橙」。海外市場では「黒+灰」もあるが,日本では「Siberia 350 White」「Siberia 350 Black」という製品名での2モデル展開となるので,この点は注意が必要だろう。
 SteelSeriesは2013年モデルの一部ででエンクロージャへのLEDイルミネーション採用へ踏み切ったが,Siberia 350もその仕様を継承している。

Siberia 350 Black(左)とSiberia 350 White(右)
SteelSeries

本体底面側から見たカット。写真右が装着時の前面側となるが,ご覧のとおり,エンクロージャは前に向かって薄くなっている
SteelSeries
 形状は見た印象のままスリム。「小型」とまではいかないが,最近流行の大型ヘッドセットと比べると明らかに小さい。しかも,ケーブル込みの実測重量は約300gと軽い。携帯性と装着性の面で有利だ。
 ぱっと見だと開放型風ながら,その実は密閉型のエンクロージャ(=ハウジング)もそれほど大きくない。また,装着時に前方へ向かって薄くなる形状になっているため,これがまたすっきり見せる一因になっている印象を受ける。
 一方,そのサイズにもかかわらず,スピーカードライバーは50mm径で,周波数特性は10Hz〜28kHzと幅広い。

 イヤーパッドはつやのある合皮素材を採用した黒色ながら,内側の一部分だけは橙で,なかなかおしゃれ。厚みは実測約19mmといったところか。柔らかく,装着感は良好だ。筆者が装着した限り,耳たぶがイヤーパッドに当たる感じはしなかった。

白+黒モデルと黒+橙モデルで,イヤーパッド周辺のデザインは多少異なる前者のほうが明るい。また,ヘッドバンドの裏も前者は黒,後者は橙と色分けされている
SteelSeries SteelSeries

マイクをしまった状態
SteelSeries
 左耳用エンクロージャに,SteelSeriesお得意の「しまえるマイクブーム」を内蔵するのはこれまでどおり。使うときは先端を引っ張り出して利用することになる。
 マイクブームの長さは,マイク部分が実測約20mmで,ブーム部分が実測約105mm。相変わらず非常に自由度の高いブームパーツで,印象はよい。なお,マイク部分には空気孔らしきものが表裏それぞれ1つずつ見えるが,表側の孔はダミーとなるシングルマイク仕様のようだ。
 なお,製品サイトによると,マイクは指向性(unidirectional)を持ち,周波数特性は50Hz〜16kHzとのことである。

マイクは口に向ける側(左)とその反対側(中央)に穴がある。ブームの設置自由度は相変わらず高い(右)
SteelSeries SteelSeries SteelSeries

こちらがインラインリモコン。音量調整用のボリュームノブしかないので,長さは実測約35mmと,非常に小さい。「やっぱりあったほうが便利なので,邪魔にならないサイズで復活させました」といったところなのかもしれない。なお,ケーブル長は全長約1.6m。少し太めのビニール皮膜タイプで,着脱には対応していない。装着して動かすと,少し引っかかる印象はあった
SteelSeries
 操作系はちょっとユニークで,マイクのミュート有効/無効切り替えのみ左耳用エンクロージャの装着時後方側に搭載し,ヘッドフォン出力ボリュームは,左耳用エンクロージャから伸びるケーブルの実測約42cm先にあるインラインリモコン側に実装している。

 Siberia v3 PrismでSteelSeriesはマイクミュートスイッチを左耳用エンクロージャの後ろ側に搭載しつつ,「インラインリモコンは邪魔で,そもそも音量は別のところで調整できる」として,音量コントローラを省いた(関連記事)。これはかなり思い切った決断だったわけだが,フィードバックとしては「やはりリモコンがないと音量調整しにくい」というものが多かったのだろう。

左耳用エンクロージャの装着時後方下寄りにマイクミュートの切り換えスイッチがある。上げるとミュートが有効だ。一応,ミュートが有効になると奥に橙のマークが見えるのだが,装着時にこれを確認するのは不可能である
SteelSeries SteelSeries
装着感は文句なしに軽く,長時間のゲームプレイでも負担にならないだろう。イヤーパッドの下側が少し浮いて音が漏れる場合は,イヤーパッドを装着時の下方向に少し引っ張ると「浮いた感じ」に対策できる
SteelSeries SteelSeries
ヘッドバンドの外側にはSteelSeriesのロゴがある(左)。ケーブルはよくあるビニール皮膜タイプだ(右)
SteelSeries SteelSeries


DTS Headphone:Xなど,設定はすべてSteelSeries Engine 3から


 本体側の機能がシンプルなのは,より細やかな制御を,統合型アプリケーション「SteelSeries Engine 3」(以下,Engine 3)から行う前提になっているからだ。

Siberia 350を接続した状態からEngine 3を実行したところ。初回起動時はファームウェアのアップデートが入ったりするが,ここに「そのほかの,PCに接続されているSteelSeries製デバイス」と一緒にSiberia 350は並ぶこととなる。製品名をダブルクリックすれば,詳細メニューを開ける仕様である
SteelSeries

 というわけで,下がSiberia 350用の設定メニューとなる。

Siberia 350用設定メニュー。右が基本機能の欄だ
SteelSeries

SteelSeries
 エンクロージャから伸びる引き出し線の先にある「LED」から,LEDイルミネーションを設定できる。色は約1677万から選択でき,光り方は固定の「ステディー」,時間経過とともに少しずつ色が変わる「ColorShift」,光が流れるようなエフェクトになる「多色ブリーズ」,消灯する「イルミネーション無効化」から選択できる。

左から順に赤,緑,青,水,黄,橙,紫,桃,白と設定したところ。違和感のない色が出ている
SteelSeries

SteelSeries
 というわけで右の設定項目を見ていくが,ここで目を惹くのは,なんと言っても「DTS Headphone:X」のロゴだろう。最近,DTS Headphone:Xは人気のようで,ゲーマー向けヘッドセットにおける採用例が増えてきているが,Siberia 350もその1つというわけだ。

 「DTS Headphone:Xとは何か」という話はLogitech G(日本ではLogicool G)製のヘッドセット「G633 Artemis Spectrum Surround Gaming Headset」のレビュー時に,一通り行っているので,興味のある人はそちらを参照してほしい。
 ものすごく簡単に要約すると,実際に存在する部屋(やホール)における「音の鳴り方」を計測して,その測定データをリアルタイムに演算し,再生する音に付加することで,実在する空間の残響をサラウンドでシミュレートする技術である「マルチチャネル・コンボルーションリバーブ」(Multi-channel Convolution Reverb)をヘッドフォンおよびヘッドセットで実現するものである。
 音響品質の高い,実在する部屋でサラウンドサウンドを聴いている効果を,ヘッドフォンやヘッドセットで得ようとする技術と言い換えてもいいだろう。

SteelSeries
 Siberia 350におけるDTS Headphone:Xのプリセットは,デフォルトの「ゲーム」と,「ムービー」「ミュージック」の3つ。ユーザーがDTS Headphone:Xの有効化にあたって行うべき作業は,スライドスイッチで機能を「オン」にして,プリセットを選ぶだけだ。細かな――人によっては煩雑だと感じるかもしれない――設定項目は一切ない。

 その下にあるのは5バンドのグラフィックイコライザで,こちらは7種のプリセット「バランス」「パフォーマンス」「イマージョン」「エンターテインメント」「ミュージック」「ボイス」とは別に,ユーザーが調整した内容を保存できる「カスタム」も利用できる。
 イコライザの効果は,「いかにも」な嫌らしい感じではなく,割と自然な印象で,その分,極端な変化はない。変化の幅が極端なイコライザは扱いづらいので,実用的だと言えるだろう。

イコライザのプリセットは計7種。ユーザー設定を保存するカスタムも利用できる
SteelSeries SteelSeries

 その下がマイク関連で,「マイク音量」はシステムと連動したマイク入力レベル調整ノブとなる。「マイク自動最適化」は,いわゆるいわゆる自動音量調整を行うAGC (Auto Gain Control)またはDRC (Dynamic Range Control)と呼ばれる機能の有効/無効を切り換える項目だ。

波形はあくまでイメージ画像なのだが,「オフ」(左)と「オン」(右)では波形が変わるのが分かる。「有効化すると,大きい音が小さく,小さい音が大きくなって,一定の枠内(≒一定の音量)で安定するということを言いたいらしい
SteelSeries SteelSeries

 ちなみに,実際の設定は,メニューウインドウの下にある「ライブプレビュー」スライドスイッチを「オン」にして,設定内容をリアルタイムに反映させるよう指定したうえで,音を聞きながら設定していくことになる。
 すべての設定が終わったら,ライブプレビューを「オフ」にして[保存]ボタンを押す。この流れでやらないと,設定変更内容をリアルタイムでモニタリングできなかったり,プリセットをうまく保存できなかったりするので要注意だ。


やや低弱高強の出力周波数特性。DTS Headphone: Xはマルチチャネルの音の分離がよい


SteelSeries
 というわけで,テストに入ろう。
 まずは試聴からだが,2016年7月時点だと,PCにインストールしてある「iTunes」を用いた音楽試聴テストと,「Razer Surround」の有効/無効を切り替えながら行う「Fallout 4」および「Project CARS」のインゲーム試聴テストによって,インプレッションを語ることにしているので,今回もそれに倣う。
 ただし,Siberia 350は前述のとおりDTS Headphone:Xをサポートするため,ゲームにおけるマルチチャネルサラウンドの試聴ではDTS Headphone:X有効が前提となる。

 まずはiTunesでステレオの音楽コンテンツを聞いてみると,高音がきらびやかな一方,低音は「重低域まで存在しているものの,押し出しは強くない」という,開放型ヘッドフォンのような聞こえ方が印象的だ。
 どちらかといえば高域重視の音質傾向ながら,「低弱高強」とまではいかない感じで,「バランスとして高域重視」という程度である。
 スピーカードライバーと耳との物理的な距離がやや遠く,耳に張り付かないように感じられるのもいい。高域の歪みも(音量を極端に上げない限り)少なく,開放感を感じるため,全体的に上品な音質傾向だと感じられる。

本稿の序盤でもお伝えしたとおり,Siberia 350のエンクロージャは密閉型だ。穴はLEDイルミネーションの光を通すためのものであって,開放型ではない
SteelSeries
 ただ,一点注意が必要なのは,Siberia 350で,ボリュームを調整すると自動的にラウドネス補正が入る点である。筆者が確認した限り,Siberia 350では,ボリュームを下げていっても低域の減少度合いが小さいが,これはこれは本来のラウドネス特性ではなく,「ラウドネスを補正することで生じる周波数変化」だ。なので,主力ボリュームは絞れば絞るほど,低音のほうが強く聞こえるようになる。重低音ではなく,低音のあたりが残るイメージだ。
 イコライザは前述のとおり,繊細な効き方なので,うまく好みのプリセットが見つかれば,イコライザ処理した音を楽しめるだろう。

SteelSeries
 では,ゲームだとどうだろうか。DTS Headphone:Xのゲームプリセットを有効化して聞いてみると,DTS Headphone:Xの特徴でもある「音の分離」というか,各チャネルの分離がよく,定位は分かりやすい。たとえばFallout 4で視界が回転すると,ほぼ360度音が回って聞こえる。さすがにダイアログ(セリフ)は脳内の真ん中から聞こえるものの,効果音は鳴っている方向から聞こえるのだ。
 Siberia 350の持つ高域特性の優秀性が,DTS Headphone:Xにおけるサラウンドサウンド表現にも奏功しているのだと思われる。

 筆者としては,DTS Headphone:Xの持つ大きな優位性の1つに,サブウーファ信号(以下,LFE信号)が入ったときに低音がドンと出てくる挙動があると考えているのだが,これはProject CARSで確認することができた。
 Project CARSは,縁石に乗り上げると「ゴリ」っという重低音がLFE信号として付加されるのだが,「ずっと低音鳴りっぱなし」でなく,LFE信号が入ったときだけ重低音が鳴っているのを確認できる。これは,音情報としての縁石乗り上げを聞き分けるのにとても役立つ。

Razer Surround Proの設定。「FL/FR」はかなり狭めた。センターが若干ズレているのは,筆者の「そのときの耳の状態」がそうだったのだろう
SteelSeries
 ちなみに,バーチャルサラウンドプロセッサを「Razer Surround Pro」へ変更してみると,最近のRazer Surround Proっぽいというか,重低域ではない低域を少し足して,高域を少し丸めて落ち着いた音質傾向が得られた。また,これは「いつからか」がはっきりしないのだが,Razer Surround Proでは音圧を少し加える(≒音量感を増す)ようになっているため,同じSiberia 350というハードウェアを使っても,聞こえ方はDTS Headphone:X有効時とはかなり異なる。

 具体的に述べると,Fallout 4だと同じ音量レベルでも音量感が増し,低域が増えた印象を受ける。一方,Project CARSだと,DTS Headphone:Xで感じた「LFE信号の有無による聞こえ方の違い」は大きくなく,重低音が重低音として鳴っているというよりは,重低音も低音として鳴っている印象があった。そもそも低強高弱気味の落ち着いた音なので,好みならこちらを使うのもアリだとは思うが,サラウンドの分離感や開放感,リアの音源の把握はDTS Headphone:Xに軍配が上がる。Project CARSにおける「リアで鳴っている音」の把握は,Razer Surround Proだと難しいのが,DTS Headphone:Xでは容易,というレベルで異なるので,この違いは大きいと言うほかない。FL/FRやセンターのダイアログといった音の定位感は変わらないが,それだけにリアの違いが印象に残る。


マイク入力は,USBマイクらしいざらっとした質感


SteelSeries
 続いてはマイクである。
 マイクテストにあたっての計測方法は解説ページを参照してもらえればと思うが,USB接続型ヘッドセットのマイク入力というのは,これまでチェックしてきたほぼすべての製品で「サンプリングレートが低い」傾向が出ており,そしてそれはSiberia 350も同様だ。そもそも公称の周波数特性が50Hz〜16kHzと狭いが,下の波形グラフを見てもらっても分かるように,お世辞ににも「リファレンスに近い」とは言えない周波数特性となっている。

緑の波形がリファレンス,橙の波形がSiberia 350のブームマイクを測定した結果となる
SteelSeries

 スペックどおりと言えばスペックどおりで,50Hz弱くらいから16kHz付近までは有効だ。ただ,3.5kHz付近を頂点に,50Hzくらいまでダダ下がりとなった「山が大きすぎ,低域がなさすぎ」仕様のため,USB接続型ヘッドセットのマイク入力らしい,ざらっとした音になってしまった。
 ただ,よく言えば,低域をカットする一方,3.5kHzのプレゼンス(※)ど真ん中を強調しているため,低ビットレートが前提のゲーム内チャットでも,何を言っているかは分かりやすい。筆者のレビューでよく出てくる,「音質よりも伝わること重視」のマイクというわけだ。

※ 2kHz〜4kHz付近の周波数帯域。プレゼンス(Presence)という言葉のとおり,音の存在感を左右する帯域であり,ここの強さが適切だと,ぱりっとした,心地よい音に聞こえる。逆に強すぎたり弱すぎたりすると,とたんに不快になるので,この部分の調整はメーカーの腕の見せどころとなる。

 なお,Engine 3にあるマイク自動最適化機能の有効/無効だが,効果なしということはなく,有効/無効で違いは感じられるものの,小さい声でしゃべったときでも相手に伝わるレベルまで声が大きく補正されるかといえばノーだ。過度の期待は禁物である。


価格を考慮すれば完成度は上々。DTS Headphon:Xの効果も高い


製品ボックス
SteelSeries
 Siberia 350の実勢価格は1万3000〜1万5000円程度(※2016年7月23日現在)と,昨今の多機能なゲーマー向けヘッドセットの中では,むしろ安価なほうに入る。定評ある軽量デザインで,高域の再生を重視した比較的上品な音になっており,しかもDTS Headphone:Xの実装に破綻はなく,効果も高いというのは,価格を考えると上々だろう。
 マイク品質は好みが分かれるというか,筆者は好きではないが,USB接続型ヘッドセットのマイクはだいたいこういう音質傾向なので,Siberia 350の音だけ特別に低いというわけでもない。USB接続型ヘッドセットらしいマイク特性だ。

 まとめると,Siberia 350は,いい意味でとても無難なワイヤードヘッドセットである。これまでのSiberiaシリーズ主力モデルがそうだったように,Siberia 350も,長くゲーマーから支持される製品になるのではなかろうか。

SteelSeries

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SteelSeriesのSiberia 350製品情報ページ(英語)

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