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プレイヤーの視点をゲーム画面に表示できる視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」が国内発売決定。価格は2万9160円(税込)
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印刷2015/04/17 11:54

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プレイヤーの視点をゲーム画面に表示できる視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」が国内発売決定。価格は2万9160円(税込)

 2015年4月17日,SteelSeriesは,ゲーマー向け視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」を4月28日に国内発売すると発表した。
 Sentry Eye Tracker(以下,Sentry)は,ゲーム配信映像にプレイヤーの視点を重ねて表示することで,今どこを見ているのかを視聴者にも分かるようにしたり,視点の動きを記録してプレイの分析に役立てたりできるという,非常にユニークなツールだ。メーカー直販ページでの価格は2万9160円(税込)とされている。

Sentry Eye Tracker
画像集 No.002のサムネイル画像 / プレイヤーの視点をゲーム画面に表示できる視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」が国内発売決定。価格は2万9160円(税込)

液晶ディスプレイの下側に取り付けると,プレイヤーの視線を追跡できるSentry Eye Tracker。PCとの接続にはUSB 3.0が採用される
画像集 No.005のサムネイル画像 / プレイヤーの視点をゲーム画面に表示できる視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」が国内発売決定。価格は2万9160円(税込)

 そもそもSentryは,視線入力技術を専門とするスウェーデンのTobii Technology(以下,Tobii)とSteelSeriesが共同開発したデバイスだ。Tobiiが開発した視線入力デバイスは,東京ゲームショウにも何度か出展されているので(関連記事),見たことがあるという人もいるだろう。オリジナルのTobiiによる技術は「視線によるPC操作」に特化しているのだが,Sentryでは,それもサポートしつつ,主に「ゲーム中における視線の動きをゲーム配信に載せて,コンテンツの一部とする」「ゲーム中における視線の動きをロギングして,練習に役立てる」ためのデバイスとして作られているのがポイントである。

 ゲームの映像配信にSentryを組み合わせると,配信者が画面のどこを注視してプレイしているかが視聴者にも一目瞭然となる。FPSやMOBAはもちろんだが,格闘ゲームの対戦映像に視点の表示を重ね合わせれば,なかなか興味深い映像が見られそうだ。あるいは,シューティングゲームの達人プレイに,視点の動きを重ねて見てみるのも面白そうに思える。
 SteelSeriesが用意しているアプリケーションだと,Sentryの視点表示を重ねたゲーム映像の生配信に対応しているサービスはTwitchだけとのことだが,オープンソースのビデオ配信ソフト「Open Broadcaster Software」(OBS)を使えば,ニコニコ生放送での映像配信も可能になるとのことだ。

CES 2015で披露された,Sentryを利用して「Dota 2」の実況配信をしているデモ。ゲーム画面の上段に表示されているオレンジの丸が,配信者が見ている場所を示している
画像集 No.007のサムネイル画像 / プレイヤーの視点をゲーム画面に表示できる視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」が国内発売決定。価格は2万9160円(税込)

 一方,専用ツール「Sentry Game Analyzer」を使うと,視線の動きをログとして保存し,プレイ後に,ゲーム中,どこをどのタイミングでどれくらい見ていたかが分かるようになっている。この情報をもとにして,無駄な視線の動きを減らしたり,注視すべきポイントを改めて把握したりといったことができるわけだ。「使えば,誰でも必ずプレイが上達する」というものではないだろうが,ゲーム大会に出場するようなゲーマーなら,自分のプレイを分析するのに利用してみるというのもありだろう。
 ただ,現時点でSentry Game Analyzerによる分析に対応しているのは,「Dota 2」と「StarCraft II」の2タイトルのみとなっている。今後の対応ゲーム拡充も必要だが,プレイするゲームに合わせてSentry Game Analyzerの分析システムをカスタマイズできる機能があれば,プレイヤー側で対応することも可能となりそうなので,検討してもらいたいところではある。

こちらはDota 2のプレイをSentry Game Analyzerで分析した様子。いつ,画面上のどこを見ていたのかが記録されている
画像集 No.008のサムネイル画像 / プレイヤーの視点をゲーム画面に表示できる視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」が国内発売決定。価格は2万9160円(税込)

 かなり特殊な用途向きで,かつ,税込価格は3万円近いわけで,人を選ぶのは間違いないが,刺さる人には確実に刺さりそうなデバイスという予感もある。いくつかのショップでは店頭デモも始まっているようなので,気になったら,一度見に行ってみてはどうだろうか。

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Sentry Eye Tracker 製品情報ページ


#### 以下,リリースより ####

CES 2015で話題のアイトラッキングデバイス、いよいよ国内に登場!
SteelSeries、eSportsファンに革新的なゲーム視聴体験をもたらす
「SteelSeries Sentry Gaming Eye Tracker」
4月28日より国内販売開始

・プレイヤーの“視線”を視聴者と共有できるゲーム配信向けデバイス
・プロゲーマーと比較・分析することでゲームパフォーマンス向上にも役立つ

ゲーミング周辺機器のグローバルリーダーSteelSeries(本社:デンマーク コペンハーゲン)は、プレイヤー視点をモニターに表示・分析することができるゲーム配信向けのアイトラッキングデバイス「SteelSeries Sentry Gaming Eye Tracker」を、4月28日より国内で販売開始します。プレイヤーの視点を視聴者と共有することで、全く新しい視聴体験を提供できるほか、視点をプロゲーマーなどと比較することで、ゲームパフォーマンスアップのためのヒントを得ることができます。価格は29,160円(税込)で、カラーはブラックの1種類です。SteelSeries公式オンラインショップならびに、SteelSeries製品取扱店にて発売します。販売店やオンラインショップ情報、設定方法などはSteelSeries公式ホームページ(http://steelseries.com/jp/)でご覧いただけます。

「SteelSeries Sentry Gaming Eye Tracker」
オンラインショップ価格 29,160円(税込)
画像集 No.002のサムネイル画像 / プレイヤーの視点をゲーム画面に表示できる視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」が国内発売決定。価格は2万9160円(税込)

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プレイ中の視点を記録・分析することが可能。他プレイヤーと比較してパフォーマンス向上のヒントに
画像集 No.004のサムネイル画像 / プレイヤーの視点をゲーム画面に表示できる視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」が国内発売決定。価格は2万9160円(税込)
モニターを通じてプレイヤーの視点を視聴者と共有できる

「SteelSeries Sentry Gaming Eye Tracker」(以下、Sentry)は、プレイヤー“視線”を追跡し、モニターにリアルタイムで表示することができる、ゲーム配信者向けのアイトラッキングデバイスです。モニターに表示されたプレイヤーの視点は、Twitchなどのライブ配信プラットホームを通じて、世界中のeSports視聴者と共有することができます。また、プレイ動画を録画して、Youtubeやニコニコ動画などの動画配信サービスで配信することも可能です。視聴者は、プレイヤーがどのような戦況で、モニターのどこに注意をはらいながら配信中のゲームをプレイしているのかが視覚的に分かるようになり、これまでにない全く新しい視聴体験を得られます。また、ゲーム配信者をより身近に感じることができます。

Sentryは、SteelSeriesの無料ソフトウェア「Engine 3」(http://steelseries.com/jp/engine)をダウンロードして使用します。ソフトウェア上で、視点の表示方法をいくつかのパターンから選択することができるほか、色や透明度などの各種カスタマイズが可能です。

Sentry Game Analyzer
Sentryを通じて収集できる、ゲーミング中の視点は勝敗を左右する重要な要素です。SteelSeriesの無料ソフトウェア「Sentry Game Analyzer」を使用すれば、プレイヤー視点を記録・分析することが可能になります。例えば、MOBAやRTSなどのゲームジャンルでは、ミニマップへの意識を常に持ちながらプレイすることが重要とされています。このように、Sentry Game Analyzerには、プロゲーマーと一緒に開発したプレイを改善するためのヒントがつまっており、フィードバックを受けることができます。また、マップやアイテム、スキルを表示するエリアをそれぞれどの程度見ていたかなど、様々な統計情報を提供します。
*「Sentry Game Analyzer」は現在、Dota 2 / Starcraft 2の2タイトルで使用することができます。今後、対応タイトルを拡充していく予定です。
*また、Sentryは「アサシン クリード ローグ(PC版)」に対応しており、視線によるカメラ操作などが可能となります。

Sentryを使用すれば、ライバルやお気に入りのプロゲーマー、さらに自らのプレイスタイルを深く理解することができ、新たな戦術の開発や立ち回りなどのスキルアップにつなげることができます。SteelSeriesは、革新的な技術を通じて、全てのゲーマーを勝利に導きます。

◇Sentryの詳細や設定方法は、下記ページをご参照下さい。
「SteelSeries Sentry Gaming Eye Tracker」製品ページ
http://steelseries.com/jp/products/controllers/steelseries-sentry-gaming-eye-tracker

製品仕様
画像集 No.006のサムネイル画像 / プレイヤーの視点をゲーム画面に表示できる視線追跡デバイス「Sentry Eye Tracker」が国内発売決定。価格は2万9160円(税込)

*Sentryを使用するにはSteelSeriesの無料ソフトウェア「Engine 3」(http://steelseries.com/jp/engine)をダウンロードする必要があります。
*ゲーミング配信時および録画時に、Sentryを使用して視点を表示させるには、無料のオープンソース「Open Broadcaster Software(OBS)」(https://obsproject.com/)をダウンロードする必要があります。
・仕様は予告なしに変更される場合があります。
・本リリースに掲載した写真は、実際の製品と異なる場合があります。


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    SteelSeries

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