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Access Accepted第562回:2018年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(後編)
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印刷2018/01/22 12:00

業界動向

Access Accepted第562回:2018年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(後編)


 今週の「奥谷海人のAccess Accepted」は,先週に引き続き,2018年に欧米市場でリリースされる予定の注目ゲームを20作,まとめて紹介しよう。大手メーカーの大型タイトルからインディーズゲームまで,さまざまなジャンルから気になる作品をピックアップしたので,2018年にどのゲームをプレイするのか,リストの中からぜひ見つけてほしい。


多くの大作が発表されそうな予感がする2018年


 2018年1月15日に掲載した本連載の第561回「2018年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)」では,2018年内に欧米のゲームメーカーからリリースされるタイトルから,筆者が注目する40本のうち20本を掲載した。その多くが2018年前半のリリースを予定しており,20本全部を遊べば2018年が終わってしまいそうな雰囲気もあるほどのボリュームだが,今週は残る20本を紹介しよう。いずれも,興味深い作品ばかりだ。

 言うまでもなく,本稿執筆にあたりリストアップした作品の中には,例えばActivisionの「コール オブ デューティ」シリーズのように,毎年リリースされているが,現段階ではまだ正式にアナウンスされていない大作もあり,そうしたタイトルはフォローできていない。以下,筆者の妄想を交えて,可能性のあるタイトルを綴ってみよう。
 まず「コール オブ デューティ」シリーズの新作だが,第二次世界大戦に原点回帰した2017年の「コール オブ デューティ ワールドウォーII」が高い評価を得たため,その路線が引き継がれる可能性は十分にある。しかし,2018年の最新作の制作を担当するのは,昨年のSledgehammer GamesではなくTreyarchになるはずなので,「Call of Duty: World at War」「ブラックオプス」の流れをくんだ作品になるのかもしれない。

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 Ubisoft Entertainmentの「アサシンクリード」シリーズも毎年恒例のタイトルだが,こちらは以前から日本を舞台にした作品が噂されている。とはいえ,同社の2018年のラインナップには期待作が並んでおり,さらに,毎年のリリースを止めてシステムを練り直した「アサシン クリード オリジンズ」がヒットを記録したことなどから,開発を急がない可能性もある。エツィオ三部作のように,「アサシン クリード オリジンズ」をシリーズ化していく方向性も考えられるだろう。

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 まだアナウンスされていない大作シリーズタイトルとしては,1年半から2年のサイクルでリリースされるElectronic Artsの「バトルフィールド」シリーズもある。「Star Wars バトルフロント II」以降,DICEの開発部隊が手持ち無沙汰でいるとは考えられず,この2018年に新作がリリースされるのは間違いない。
 すでに,「バッド カンパニー」モノの新作になるという噂も上がっているが,第一次世界大戦というテーマを引き継ぐ可能性もあるだろう。

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 動向が気になるBethesda Softworksは,2017年後半の「サイコブレイク 2」「Wolfenstein II: The New Colossus」で,発表済みの作品はすべてリリースされ,そこから先のことは何も語られていない。
 E3 2017で同社は,「The Elder Scrolls」の新作について質問した海外メディアに対して,「それを発表する前に,2つのメジャータイトルをリリースしなければならない(ので忙しい)」と発言している。その2本がすでに発売された以上,次はいよいよ「The Elder Scrolls」シリーズの新作が期待できる。2015年の「Fallout 4」では,6月の制作発表の段階でほとんど完成しており,同年内に一気にリリースまで持っていった。これと同じことが繰り返されるかもしれない。

 Sony Interactive Entertainmentは,前回の連載記事でも書いたように,2018年は新作ラッシュになりそうな気配が濃厚で。それだけに,ヒット確実な「The Last of Us Part II」を2019年まで待つ余裕がある。同様に,日本で大きな話題になった「Ghost of Tsushima」も2019年以降のリリースが予想されるところだ。

 Square Enixを始め,2K,Warner Bros. Interactive Entertainment,そしてGearbox Softwareなどからも新作の話が聞こえてこないのだが,6月のE3 2018までにその状況は激変しているだろう。
 未発表タイトルの話は以上。では,すでに発表されている欧米生まれの新作タイトルの紹介をしていこう。長い記事だが,ぜひスクロールの手を止めることなくお楽しみいただきたい。


BioWareお得意のRPGに,ジェットパックで空を飛ぶ爽快感を上乗せ
■Anthem
開発元:BioWare
発売元:Electronic Arts
発売予定日:2018年秋
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://www.ea.com/ja-jp/games/anthem


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 BioWareの新作「Anthem」は,強化外骨格を装着した傭兵「ジャベリン」を主人公とするアクションRPGだ。人類が宇宙の開拓に乗り出した時代を背景に,未開の惑星に残された古代遺跡を探検したり,狂暴なモンスターと戦っていくという。
 現時点では詳細が明らかになっていないが,BioWareらしい,ストーリーを重視したシングルプレイキャンペーンだけでなく,複数のプレイヤーが一緒にクエストに出かける「シェアードワールド」(Shared World)タイプのCo-opが楽しめるとのこと。同社の「Mass Effect」シリーズに「Destiny」「Gears of War」の要素を加え,それらを広大なオープンワールドで堪能できるゲームになっているようだ。

 「Frostbite」エンジンを使ったグラフィックスはきわめて美しく,木の葉の1枚1枚を確認できるほど緻密なジャングルや山々が描かれる。そんな土地を強化外骨格に装備されたジェットパックで飛び回るのは,かなり爽快であるはず。中東のバザールを思わせる植民者達のコロニーは良い雰囲気で,ときおり発生する嵐など,映像表現はダイナミックだ。キャラクターのカスタマイズ要素にも期待したい。


地上に逃れた七人の「大罪」を追う,黙示録の騎士フュリー
■Darksiders 3
開発元:Gunfire Games
発売元:THQ Nordic
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://darksiders.com/


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 6年ぶりのシリーズ最新作となる「Darksiders III」は,天国と地獄の戦いによってアポカリプスが訪れた世界で,「ヨハネ黙示録の四騎士」の1人が戦うというストーリーの三人称視点のアクションゲームだ。開発するGunfire Gamesには,THQ(THQ Nordicとは別のメーカー)の倒産によって廃業したVigil Games(前作までのデベロッパ)から,多くのメンバーが参加しているという。

 「Darksiders III」の主人公となるフュリーは,黒馬に乗って魔力を使う姉御肌のメイジという役どころで,シリーズ従来作の主人公だったウォーの失態により天界に囚われていた「七つの大罪」の化身達が地上に逃れたので,その後始末をするため,彼女が荒れ果てた地上に降り立つことになる。
 マップはオープンなもので,プレイヤーはさまざまな場所を訪れて七つの大罪達を見つけ出していく。武器の鞭は,攻撃に利用するだけでなく,高いところに引っ掛けて足場の悪い場所に移動することも可能。シリーズファンだけでなく,この世界観にグッとくる人は発売を楽しみにしよう。


アルチョムが,破滅後の世界を東へ進む
■Metro Exodus
開発元:4A Games
発売元:Deep Silver
発売予定日:2018年秋
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttp://www.metrothegame.com/


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 2013年に起きた核戦争で人類の文明が崩壊し,核シェルターとしても機能するように作られたモスクワの地下鉄構内で,数千人が原始的な避難生活を続けているという設定のFPSが「Metro」シリーズだ。その待望の最新作となるのが「Metro Exodus」で,2033年,外の世界を知らずに生まれ育った主人公アルチョムがシェルターから脱出し,仲間と共に荒れ果てたシベリアの大地を東へ進んでいく。

 シリーズ従来作と同様,東欧のゲームメーカーらしいジメッとした雰囲気のグラフィックスが秀逸だが,本作では天気だけでなく四季がダイナミックに変化し,アウトドアのサバイバルに新鮮さを与えている。ゲームシステムは「オープンワールドで,リニアなキャンペーンをこなしていくもの」と説明されており,広大な荒れ地の地下や建物の中にダンジョンが用意されている,といったイメージだろうか。
 いずれにせよ,乏しい資源をやりくりしてミュータントと戦う終末期の人類の行き着く先はどこになるのか? さらなる情報公開を待ちたい。


環境破壊やいじめ問題などをファンタジーで表現
■Concrete Genie
開発元:PixelOpus
発売元:Sony Interactive Entertainment
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PlayStation 4
公式URLhttps://www.playstation.com/en-us/games/concrete-genie-ps4/


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 「Entwined」などを開発したSony Interactive Entertainment Americaのアーティスト集団,PixelOpusの最新作となるのが「Concrete Genie」だ。主人公は絵を描くのが好きな,赤いニット帽をかぶった少年アッシュで,彼の住む港町は水質汚染により漁業が廃れ,そのため多くの人が店をたたんだり,引っ越したりして過疎化が進んでいる。
 人々の心も荒んでおり,アッシュ自身も年長の少年達からいじめを受けているという状況だ。そんな彼があるとき,公害を浄化する能力を持つ魔法のペンを手に入れる。かくしてアッシュは,いじめっ子達の徘徊する街に繰り出して,壁に絵を描き始めるのだ。

 壁の絵は,パレットのようなものを使って指定されたオブジェクトを描くというシステムになっており,色によって特性が変化するモンスターを描くこともできる。彼らは壁を伝ってプレイヤーのあとをついてきたり,いじめっ子に遭遇したときに守ってくれたりするという。環境破壊やいじめという深刻な問題をテーマにした,ちょっと変わった作品として話題になることは間違いない。


武器の熱暴走に負けずに戦うメックに栄光あれ
■BattleTech
開発元:Harebrained Schemes
発売元:Paradox Interactive
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC
公式URLhttp://battletechgame.com/


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 1998年にリリースされた「MechCommander」の“精神的な後継作品”となる「BattleTech」は,「メックランス」(メック)と呼ばれる二足歩行ロボットの集団を率いてターン制の戦いが楽しめるストラテジーだ。物語はオリジナルのボードゲームの世界観に従っており,インナースフィアの掌握を狙った豪族達が引き起こした継承権戦争が背景となる。

 メックは高性能で,ジャンプやダッシュで相手の懐に飛び込めるが,遮蔽物を使ったカバーは苦手になった。武器がオーバーヒートしたときに備えて,あらかじめ退路を考えて交戦したり,地形を利用して敵の接近を阻んだりといったクレバーな戦いが必要になる。
 Kickstarterのキャンペーンはすでに成功しており,シングルプレイのキャンペーンが年内に発売されたあと,拡張パックのリリースとマルチプレイモードへの対応が行われる予定になっている。


ゾンビのはびこる世界を生き抜くサバイバーの物語
■OVERKILL's The Walking Dead
開発元:Overkill Software
発売元:Starbreeze/505 Games
発売予定日:2018年秋
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://www.overkillsthewalkingdead.com/


Access Accepted第562回:2018年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 「OVERKILL's The Walking Dead」は,アメリカで大人気のグラフィックノベル「The Walking Dead」のライセンスを正式に取得したFPSだ。「PAYDAY」シリーズで知られるStarbreezeの新作だけあって,最大4人のCo-opをベースに,ゾンビの出現によって文明が崩壊したワシントンD.C.でサバイバルを続ける一団が主人公だ。ストーリーは,グラフィックノベルやテレビシリーズとは異なる時間,異なる場所を背景とする独自の展開になるという。

 新情報があまり公開されないまま,制作発表からすでに3年近くが経過した本作だが,現時点で判明しているのは,それぞれに異なるアビリティやスキルを持ったキャラクターが登場し,キャラクターごとにストーリーが用意されているということだ。
 突然,大量のゾンビ(“ウォーカー”と呼ばれている)が現れたりといった緊急時には,周囲の環境を利用しつつ,乏しい資源や武器を駆使して戦っていくことになるという。


有名なRTSシリーズが,ついに三国志に挑戦
■Total War: Three Kingdoms
開発元:Creative Assembly
発売元:SEGA
発売予定日:2018年秋
プラットフォーム:PC
公式URLhttps://comingsoon.totalwar.com/


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 「Total War」シリーズの最新作「Total War: Three Kingdoms」は,シリーズ初となる中国大陸進出を果たし,日本でも人気の高い三国志演義にスポットライトをあてることになった。漢王朝の衰退とともに実権を握った董卓に反旗を翻した地方の諸侯達。そこから台頭してきた魏,呉,蜀による勢力争いがテーマだ。プレイヤーは,好みの勢力を選び,中国統一を目指して国作りや戦闘に明け暮れていくことになる。

 何百人ものキャラクターで構成されるユニットを多数率いて,最大で万単位の軍団がぶつかる壮大なバトルを満喫できるシリーズだが,登場キャラクターが多そうな本作で,将軍ユニットがどのような立ち位置になるのかが気になるところ。「Total War: WARHAMMER」シリーズを見る限り,例えば諸葛孔明のような軍師が個別のユニットとして登場したりするのかもしれない。


たった3人のチームで開発する巨像攻略ゲーム
■Praey for the Gods
開発元:Praey for the Gods
発売元:No Matter Studios
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttp://www.praeyforthegods.com/


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 「Prey」の発売前後,商標権の侵害としてBethesda Softworksから待ったをかけられ,“獲物”という意味はそのままに,スペルミス風なタイトルに変更されたのが,「Praey for the Gods」だ。見た目やゲーム内容は「Prey」とまったく関係なく,どちらかというと「ワンダと巨像」をリスペクトして,その面白さを自分達で再現しようとしたプロジェクトといった感じだろうか。

 崩壊しつつある世界の端にある島にたどり着いた主人公が,なぜ冬が終わらなくなったのかを解き明かして行く物語で,神々さえも知らない世界の在り方に対する答えを求めていく。島には,それぞれに姿形の異なる巨大なモンスター達が徘徊しており,それらを攻略していくあたりも,ワンダと巨像風のゲームデザインだ。モンスターはいずれも好戦的で,遺跡を破壊しながらプレイヤーに迫ってきたり,プレイヤーをつまみ上げてダメージを与えたりするという。
 「衣類以外何もない状態」でゲームがスタートするとのことなので,アイテムの収集やクラフティング要素が用意されていることは間違いない。


夢の世界が具現化できる,圧倒的なテクノロジー
■Dreams
開発元:Media Molecule
発売元:Sony Interactive Entertainment
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PlayStation 4
公式URLhttp://dreams.mediamolecule.com/?locale=ja_JP


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 「Dreams」を開発中のMedia Moleculeは,これまで「リトルビッグプラネット」シリーズや「Tearaway 〜はがれた世界の大冒険〜」など,ユニークな作品を手掛けてきたイギリスのメーカーだ。彼らの新作は当初,「自分の夢を形にする」というという,いささか分かりにくい紹介のされ方をしていたが,実際は3D世界を好きなように作れる,どちらかといえば「リトルビッグプラネット」を強化したような作品になるようだ。
 単に夢で見た世界を具現化するだけでなく,トラップなどのギミックを配置し,それらを乗り越えてゴールに到達するといったゲームの開発も可能だという。

 DUALSHOCK4やMOVEコントローラだけで3D世界が作れてしまうという,極限まで簡略化されたシステムが圧巻だが,作った世界をサーバーにアップロードしてほかのプレイヤーに楽しんでもらったり,誰かの作成したオブジェクトやキャラクター,あるいは音楽データなどを自分の世界に利用することも可能だ。「ポイントクラウド」という技術を利用することで,どれだけオブジェクトを集中させてもハードウェアの処理に負担がかからないなど,テクノロジー面でも非常に興味深い作品となる。


カルト的人気の中世ファンタジーが,さらにパワーアップ
■Mount & Blade II: Bannerlord
開発元:Taleworlds Entertainment
発売元:Taleworlds Entertainment
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC
公式URLhttps://www.taleworlds.com/en/Games/Bannerlord


Access Accepted第562回:2018年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 日本にも熱心なファンの多いトルコ生まれの「Mount & Blade」シリーズ。その最新作が「Mount & Blade II: Bannerlord」だ。制作が最初にアナウンスされたのが2012年のことなので,ずいぶんと開発に手間取っている印象だが,途中経過を見る限り,以前のようなある種のB級っぽさがなくなり,遊び応えのありそうな作品に仕上がりつつあるようだ。

 ゲームの舞台となるカルラディアは中世ヨーロッパに似たファンタジー世界で,前作「Mount & Blade: Warband」の200年前が描かれる。強固な統制を続けてきた統一王朝が崩壊したことで,各地の勢力同士の戦争が起きている状況の中,プレイヤーも一旗揚げようと立ち上がるのだ。
 アクションRPGにシミュレーションやストラテジーの要素を合わせたようなシステムが売りで,攻城戦などの圧倒的な戦闘シーンも興味深いが,ライバル勢力との外交交渉や,町や産業への投資,交易ルートの開拓など,いろいろな楽しみ方が考えられる。5人対5人のチーム対戦も新たに紹介されており,e-Sportsへの参入も意識しているようだ。


北欧神話の神々をぶっ潰す,怒れる親父クレイトスの英才教育
■God of War
開発元:SIE Santa Monica Studio
発売元:Sony Interactive Entertainment
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PlayStation 4
公式URLhttp://www.jp.playstation.com/scej/title/gow/


Access Accepted第562回:2018年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 欧米産アクションゲームの面白さを日本のプレイヤーに教えてくれた作品の1つといえる「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズだが,最新作となる「God of War」では,父親になったクレイトスがもはや神々のいなくなってしまったギリシャのオリンポスを後にし,北欧神話で知られる北の大地へ旅するという設定だ。本作では,弓などでプレイヤーを支援してくれる息子アトレウスの存在にスポットライトが当てられている。
 これまでに発表されたデモやトレイラーを見る限り,アトレウスは反抗的で,クレイトスの知られたくない過去のいきさつや,現時点では紹介されていない母親の存在など,親子関係を中心にしたストーリーが用意されているようだ。

 クレイトスの象徴である鎖付きの剣は「ゴッド・オブ・ウォー III」で失っているので,今回はリヴァイアサン・アックスと呼ばれる斧を手にしている。また,普段は折り畳んで左腕に装着できる盾も持っており,素手での戦いもパワーアップしたという。E3 2017以降,ほとんど新しい情報が公開されていない「God of War」だったが,最近は北米向けのコレクターズエディションなどがアナウンスされており,2018年の早い時期のリリースが期待できる。


自分の中の恐怖症と対峙するホラーゲーム
■Call of Cthulhu: The Official Video Game
開発元:Cyanide Studio
発売元:Focus Home Interactive
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttp://callofcthulhu-game.com/


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 「Call of Cthulhu: The Official Video Game」は,H・P・ラヴクラフトの古典的怪奇小説「クトゥルフの呼び声」と,それをベースにしたテーブルトークRPGの公式ライセンスを取得して開発が進められている一人称視点のホラーRPGだ。1920年代のアメリカ北東部を舞台に,ダークウォーター島で起きた殺人事件を調査するためにやってきた私立探偵のエドワード・ピアースが主人公となる。

 エドワードは,調査を進めるうちにさまざまな怪奇現象を体験していくことになるが,本作では,キャラクターの持つ潜在的な恐怖症,「フォビア」(Phobia)をゲーム開始時に設定するという,テーブルトークRPGのルールを利用したシステムが採用されている。
 プレイヤーキャラクターの持つ高所,閉所,暗所といった恐怖症がゲーム内で誘発され,それによってSAN値(Sanity=正気度)が刻々と変化し,プレイに影響をおよぼす幻覚を見たりするようになる。敵から逃げる場合にも,例えば窓の外に逃げるかクローゼットの中に入り込むかといった選択肢をキャラクターのフォビアに合わせて選ぶ必要があるのだ。


物資の少ないゾンビ世界を仲間達と生き抜こう
■State of Decay 2
開発元:Undead Labs
発売元:Microsoft Games
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC/Xbox One
公式URLhttps://www.stateofdecay.com/


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 2013年にXbox 360向けにリリースされた「State of Decay」は,Xbox Liveでの配信開始後,わずか48時間で55万本のセールスを達成し,現在までに500万本というスマッシュヒットになった。その続編が「State of Decay 2」で,前作同様,ゾンビの出現で文明が崩壊した世界を背景に,希少な食糧やアイテムを探し求めて探索を繰り返しつつ,大群で押し寄せてくるゾンビと戦ったり,ベースキャンプの増強に努めていくというサバイバルアクションになっている。

 一番の特徴となるのが,最大4人のプレイヤーによるCo-opの採用だ。本作には現実的で広大な世界が作り込まれており,食料や弾丸,ガソリンなどすべてのものに限りがある。そのため,仲間がいればそれだけ必要な物資を見つけやすくなるし,より遠い場所の探索もしやすい。しかし,きっちりと計画を立てて行動しないと,貴重な資源を不必要な探索で無駄にしてしまうことにもなり,そうした緊張感がゲームにリアリティを与えている。ゲームエンジンとしては最新の「Unreal Engine」が使われており,4K解像度にも対応する予定だ。


富と名声を集めて,インド洋最強の海賊を目指せ
■Skull&Bones
開発元:Ubisoft Singapore
発売元:Ubisoft Entertainment
発売予定日:2018年秋
プラットフォーム:PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://www.ubisoft.com/en-us/game/skull-and-bones/


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 E3 2017で初めて制作がアナウンスされて以来,新情報があまり公開されていない「Skull&Bones」だが,今のところ2018年後半のリリースが予定されている。Ubisoft Entertainmentのシンガポールスタジオがメインとなる初めてのプロジェクトだが,「アサシン クリード4 ブラックフラッグ」の海戦における水面の表現や物理効果の開発に携わったスタジオだけあり,帆船同士のリアルな海戦にフォーカスした作品になるという。

 舞台となるのは18世紀のインド洋を中心とした広大な海域で,ヨーロッパの帝国主義国家の影響力もここまでは及んでいない。プレイヤーは複雑なストーリーに縛られることなく,ライバルの海賊船団と交戦したり,新しい交易路を開拓したりして,海賊としての生きざまを追い求められる。
 海賊として有名になるほど名声と財産が増え,それを狙って強大な敵が襲い掛かってくる。巨大の帆船に乗り,ズラリと並んだ大砲を撃ちまくって,海戦をめいっぱい楽しみたい。


軽快なアクションで摩天楼を行き交うスパイダーマンになれる
■Marvel’s Spider-Man
開発元:Insomniac Games
発売元:Sony Interactive Entertainment
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PlayStation 4
公式URLhttps://www.playstation.com/en-us/games/marvels-spider-man-ps4/


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 Insomniac Gamesが開発中のアクションゲーム「Marvel’s Spider-Man」は,Marvelの全面協力により,初代スパイダーマンのピーター・パーカーと,現行のコミックスの主人公マイルズ・モラレスが共存するという,一風変わった新たなスパイダーマンワールドが展開するという。

 マンハッタン島を裏で牛耳っていたギャングのフィスクが逮捕・収監されたことにより,表向きはチャイナタウンで慈善事業を行う,Mr.ネガティブことマーティン・リーが,鬼の面をかぶった私設犯罪集団デーモンを操り,フィスクの後釜を狙うという物語になっている。23歳という設定のピーターは,根強いスパイダーマン悪玉説に悩まされながら,ユリ・ワタナベ署長の協力のもと,デーモン達と戦っていく。
 「Sunset Overdrive」を開発したデベロッパだけに,パルクールやスウィングを使った軽快な移動や攻撃も魅力の1つになりそうで,スパイダーマンやMr.ネガティブのほか,どのようなヒーローやヴィランが登場するのかも興味深い。


セルアニメ風の独特のグラフィックスが魅力
■The Last Night
開発元:Odd Tales
発売元:Raw Fury Games
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC/Xbox One
公式URLhttp://oddtales.net/


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 フランスのゲーム開発者ティム・ソーレー(Tim Soret)氏を中心に制作が進められているゲーム,「The Last Night」は,もともとソーレ―氏が6日間で作成したFlashゲームをベースにしたもの。
 ドット絵で描かれたアートをセルアニメのように何枚も組み合わせ,さらに,それぞれのアートの照明効果やカメラワークを手作業で調整するという細かい作業が行われた結果,これまでのゲームにはないようなグラフィックスに仕上がっている。Steamの公式プロダクトページでもムービーやGIF画像が公開されているが,とても2Dのゲームとは思えない。

 本作は,1982年の映画「ブレードランナー」から生まれた,「フューチャー・ノワール」と呼ばれるジャンルの作品で,生まれてすぐの乳児の脳内にチップを埋め込み,人生を完全にコントロールする未来世界が舞台になる。主人公のチャーリーは,事故によってチップから解放されたため,「二級市民」としての扱いを受けてはいるが,自由に行動できる。そんな彼はやがて社会の裏の部分を知り,命を狙われることになるという。


世界に居座る巨大モンスター達を,仲間とともにハントしよう
■Dauntless
開発元:Phoenix Lab
発売元:Phoenix Lab
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC
公式URLhttps://playdauntless.com/


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 Riot Gamesの出身者を中心に設立されたデベロッパ,Phoenix Labsの処女作「Dauntless」は,「モンスターハンター」シリーズに影響を受けたというアクションRPGで,すでにアーリーアクセス版がリリースされている。形を変化させ続ける浮遊大陸,The Shattered Islesを舞台に,どこからともなく現れてくる巨大なモンスター「ベヒモス」に対して,「スレイヤー」と呼ばれる戦闘集団が戦いを挑んでいくという内容で,最大4人のプレイヤーが協力して戦うCo-opが満喫できる。

 現時点ですでに30種類近いベヒモスが登場しているが,ベヒモスはそれぞれ属性が異なっており,手強い相手の場合,4人のプレイヤーが協力しても20分以上にわたる激戦が繰り広げられることがあるという。
 武器の選択やコンボの習得なども重要で,プレイヤーキャラクターのカスタマイズなどを含めて,やり応えのあるゲームデザインに仕上がりつつある。ゲーム内イベントもすでに開催されており,コミュニティの盛り上がりにも期待がかかる。


どんな高層ビルでも破壊できる,究極のアクションゲーム
■Crackdown 3
開発元:Reagent Games/Sumo Digital
発売元:Microsoft Games
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC/Xbox One
公式URLhttps://www.crackdown.com/


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 初代「グランド・セフト・オート」の生みの親として知られるデイヴィッド・ジョーンズ(David Jones)氏の新作ハチャメチャアクション「Crackdown 3」は,E3 2014で制作がアナウンスされて以来,開発状況がほとんど公表されないまま制作が続けられているタイトルだ。E3 2017で2017年末の発売がアナウンスされたが,結局は延期となった。
 2007年発売の「Crackdown」は,日本でも「ライオットアクト」としてリリースされたので,知っている人も少なくないはず。

 シリーズ最新作では,未来都市ニュー・プロビデンスに君臨する巨大企業TerraNova Worldwideに対して,エージェント達が再び戦いを挑むことになる。ユニークなのは,街の完全破壊が可能なほどの物理表現を実現していることで,Microsoftのクラウドサーバー「Microsoft Azure」に物理効果の演算をリアルタイムで処理させることで,どんな高層ビルでも華麗かつ粉々に粉砕できるという。オープンワールドで好き放題,究極の破壊っぷりが満喫できそうだ。


1990年代の名作を,現代風にアレンジした精神的後継作
■Underworld Ascendant
開発元:OtherSide Entertainment
発売元:505 Games
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PC
公式URLhttp://www.underworldascendant.com/


Access Accepted第562回:2018年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(後編)

 1992年にリリースされ,FPSジャンルの発展にも寄与したと言われる一人称視点のRPG「Ultima Underworld」。その開発を行ったLooking Glass Technologiesのベテラン勢が集結したOtherSide Entertainmentがクラウドファンディングの成功によって開発をスタートさせたのが「Underworld Ascendant」だ。開発にはかなり時間がかかっているものの,2018年1月中旬に行われたゲームイベントでプレビュー版が公開されたとのことで,ようやくゴールが見えてきたようだ。

 「ウルティマ」の名前は使えないが,この「Underworld Ascendant」の舞台となる地下世界は「ステイジアン・アビス」と呼ばれており,精神的後継作品の雰囲気がバリバリと漂ってくる。プレイヤーは地下世界を自由に移動し,勢力争いを繰り広げているドワーフやダークエルフ,あるいは謎のキノコ人「シャンブラー」などの勢力に加担したり対抗したりしつつ,プレイヤーごとに異なるヒーローと物語を作り上げていくのだ。独自開発のゲームエンジンによるグラフィックスが特徴的な雰囲気を生み出しており,往年の名作を現代的なビジュアルとシステム楽しめるのではないかという期待がかかる。


何千体というゾンビに追われながらのサバイバル
■Days Gone
開発元:SIE Bend Studios
発売元:Sony Interactive Entertainment
発売予定日:2018年内
プラットフォーム:PlayStation 4
公式URLhttps://www.playstation.com/en-us/games/days-gone-ps4/


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 ゾンビをテーマにした作品は増える一方だが,オレゴン州に本拠を置くSIE Bend Studiosの新作サバイバルアクション「Days Gone」もそんな作品の1つだ。
 疫病の蔓延によって文明が崩壊した2年後,人々が「フリーカー」と呼ばれるゾンビのような生き物に変貌した人口密集地を離れ,太平洋岸の森林地帯でひっそりと生活する生存者達。主人公のディーコンは,バイクを駆って孤独な生活を続けるはぐれ者だ。

 「Days Gone」の最大の魅力は,一画面に数千体が表示されるフリーカーの大群で,彼らが高速で襲ってくる姿は恐怖そのもの。物影に隠れていても群れは増えていくばかりなので,なんとか脱出しなければならない。もちろん,銃器を使って正面から戦うこともできるが,ステルスを駆使して逃げることも可能だ。このあたりは,プレイヤーの持つアイテムや,ダイナミックに変化する天候や季節によっても異なるという。フリーカー以上に強敵になりそうなのが,盗賊となった生存者で,彼らと戦うミッションも多く,ゴア表現もかなりキツめ。うまくやれば,フリーカーに盗賊を襲わせることもできるという。


著者紹介:奥谷海人
 4Gamer海外特派員。サンフランシスコ在住のゲームジャーナリストで,本連載「奥谷海人のAccess Accepted」は,2004年の開始以来,4Gamerで最も長く続く連載記事。欧米ゲーム業界に知り合いも多く,またゲームイベントの取材などを通じて,欧米ゲーム業界の“今”をウォッチし続けている。
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