イベント
140人以上の来場者を集め,大盛り上がりとなった「アルテイルネットリアルフェスタ」のレポート記事を掲載
ゲームポットが設立したGPコアエッジによる,アルテイルネットの運営引き継ぎ(関連記事)以来初となる今回のリアフェスは,これまでで最多となる140人以上のファンが来場し,外の暑さに負けない熱気に満ちたイベントとなった。それでは,イベントの様子をレポートしよう。
スペシャルゲストは有川知里さんとジョニーさんの二人
クイズや抽選会,そしてモノマネショウも
そして,二人めのスペシャルゲストとして,グラビアアイドルの有川知里さんの名前が告げられると,来場者達の興奮は一気にヒートアップした。ちなみに有川さんは最近,「アルテイル 〜神々の世界『ラヴァート』年代記」にハマっており,11:00PM〜翌日4:00AM頃,フリーアリーナでゲームやほかのプレイヤーとの交流を楽しんでいるとのこと。
続いて,GPコアエッジの代表取締役社長を務める宮本貴志氏が,DJ OZMAに扮してステージに登場し,イベントの開幕を宣言した。
まず「GMイラストクイズ」は,アルテイルネットのGM達が描いたイラストを見て,それがどのカードを描いたものかを当てるという内容。3月に行われたリアフェス(関連記事)から採用されており,前回取材にあたった私自身,GM達の“傑作”を大いに楽しんだのである。
そして今回のイベントでは,このカード当てクイズに,イラストだけではなくジェスチャーを見て答えるという新たな趣向が盛り込まれていた。ここで登場したのが,宮本社長……ではなく,これまでのリアフェス参加者にはおなじみの,レスラーマスクとダイバースーツに身を包んだGM立源寺氏その人。立源寺氏と鬼切氏との息の合ったコンビネーションや,有川さんによるジェスチャーは見物だった。
GM立源寺氏からは,アルテイルネットの北米サービス開始(関連記事)を記念したイラストカードやマグカップがプレゼントされた。立源寺氏は,これらのグッズを当選者に手渡すとき,さりげなく「世界大会(の実現)を目指します」と述べていた。北米地域での現在の登録ID数はすでに5000を超えているとのことで,今後も順調にプレイヤー数が伸びていけば,世界大会開催も夢ではないかもしれない。
イクサーとしての総合力が試される「TSUNAMI」決勝大会
今回のリアフェスで行われた「TSUNAMI」は,オンラインカードゲーム「アルテイル 〜神々の世界『ラヴァート』年代記」の最強プレイヤーを決する大会,ラヴァートクラシックの一つ。
リアフェスに登場したのは,これまでに開かれたTSUNAMI予選大会「風」「林」「火」「山」を勝ち抜いた,以下の4人のイクサー(プレイヤー)達だ。
■雛鳥 りむ選手
■横山やすし選手
■まごたん選手
■香車選手
とくに注目されたのは,昨年(2007年)のTSUNAMIの覇者であり,2連覇を狙う横山やすし選手と,最近の2大会続けて決勝戦で涙を飲んでいる雛鳥 りむ選手の二人。残る二人ももちろん強豪で,香車選手は豊富な経験を持つ古参であり,まごたん選手は,7月の月間最多勝を獲得しているほどのイクサーである。
抽選の結果,準決勝戦は雛鳥 りむ選手対香車選手,横山やすし選手対まごたん選手という組み合わせで行われることになった。
さて昨年同様,今回のTSUNAMIにも特殊なルールが採用された。4人の選手は所持カード数0枚,所持グラン1万グランの状態でスタートし,15分の制限時間内にカードを購入してファイルを構築するという方式だ。
これは,有効なカードを引き当てる運の強さだけでなく,獲得したカードをもとに,より効果的なファイルを構築する能力,そしてそのファイルを使いこなすスキルといった,イクサーとしての総合力が試される試される方式といえる。
なお,準決勝の2試合については,あらかじめファイルを構築した状態でスタートし,決勝戦では試合の前に,選手達がファイルを構築する様子を観覧できるようになっていた。
準決勝の第1試合は,PCのトラブルにより,残念ながら試合が中断される結果となり,規定により,雛鳥 りむ選手が決勝へとコマを進めた。雛鳥 りむ選手は「こういう結果となってしまったが,決勝戦に向けて気持ちを切り替える」とコメントしていた。
第2試合は,冒頭から同じカードがバッティングし,激戦を予想させる出だしとなった。序盤は五分五分の勝負だったが,中盤以降,少しずつまごたん選手がペースをつかんでいき,最後には横山やすし選手が自らのHPを削って試合の幕を引いた。
制限時間終了後,感想を聞かれた雛鳥 りむ選手は,「すべて予定どおり」と手ごたえをつかんだ様子だったのに対し,まごたん選手は「ちょっと悲しいかもしれない」とやや弱気なコメント。ファイルの出来については「0%か100%」と明かしていた。
これまでオフラインイベントでの試合経験を重ねてきた雛鳥 りむ選手は,終始落ち着いた試合運びを展開。対するまごたん選手は,「ミスったんだ……」「あ……」といったチャットメッセージを送り,イメージどおりに進んでいないことを示唆しているようだった。しかしまごたん選手は,中盤で盤面の掌握に成功して試合の流れを引き寄せ,見事優勝をものにした。
イベント終了後,優勝したまごたん選手に話を聞いてみたところ,準決勝の段階から,決勝戦の相手を雛鳥 りむ選手と想定し,ファイルの構築や運用を行ったそうである。万が一,準決勝で雛鳥 りむ選手とあたっていたら,勝てたか分からないと話してくれた。実力の拮抗した上級イクサー同士の戦いともなると,ちょっとした迷いや判断ミスが,勝敗の行方を分けるのかもしれない。
惜しくも準優勝に終わった雛鳥 りむ選手は,「無冠の王者と呼ばれても仕方ない」と悔しさをにじませていたが,12月に開催予定の「ラヴァート グランドチャンピオンシップ2008」本選に出場し,2008年最強イクサーの座を獲得したいと述べ,気持ちを新たにしていた。
冒頭で述べたように,GPコアエッジとしては初めてのオフラインイベントとなった今回のリアフェスだが,運営側だけでなく参加者側についても,相変わらず,いやこれまで以上に元気なところを見せつけられた印象だ。
北米地域でのサービスもスタートし,世界へと広がりを見せつつあるアルテイルネットの今後の展開に注目していきたい。
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