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2011年はPCでもモーションセンサーの時代? 「Razer Hydra」などがCES会場を賑わす
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印刷2011/01/10 16:54

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2011年はPCでもモーションセンサーの時代? 「Razer Hydra」などがCES会場を賑わす

CES2011,Razerのブース
Razer
 任天堂の「Wii」が起こした“モーションコントローラの波”は,Microsoftが「Kinect」を,ソニー・コンピュータエンタテインメントが「PlayStation Move」をそれぞれ製品化するといった形で,ゲーム機市場を席巻。それを受けてかどうか,2011 International CES(以下,2011 CES)の会場では,モーションコントローラでいくつか新顔が登場していた。
 そのなかでも,Razer USAの手がける「Razer Hydra」がユニークだったので,本製品を中心にPC用モーションコントローラの動向をレポートしてみたい。

Razer Hydra
Razer


磁気フィールドを使ってコントローラ×2の

位置を検出するRazer Hydra


右左ともにスティックには4個のボタン,トリガーが付いている
Razer
 Razer Hydraは,「ボールの置かれた台座」のようなセンサー部分と,そこからケーブルで伸びる,2つのスティック&ボタン付きコントローラからなるデバイスだ。右の写真のように両手に持って使う。

 2本のスティックを空中で動かすと,3Dオブジェクトを動かしたり,つかんだり,引っ張ったりといった操作ができる。もちろん,トリガーやボタンも機能しているようだった。

センサーのボール部分のアップ。スティック状のコントローラはボールの基部に接続され,ボールはUSBでPCにつながっている
Razer Razer

実際に操作しているところがこれ。両手のスティックを空中で動かし,トリガーでオブジェクトをつかんだり,両手を広げてオブジェクトを引っ張ったりという操作ができる
Razer
 ちなみに,スティックで操作しているソフトは「Razer Hydraの技術デモで専用のソフト」(Razer USA)とのことだったが,実際にはValveが開発中の「Portal 2」をベースにしたもの。Portal 2をRazer Hydra用にカスタマイズしたテスト用のアプリケーションだろう。

 ソフトウェアがValveで,Razer製品というと,2010 International CESで公開されたモーションコントローラを思い出す人もいると思う。当時のものとは形状がずいぶんと変わっているが,今回もSixense Entertainmentと共同開発とされているので,1年を経てブラッシュアップしてきたという理解でいいと思われる。

 で,そんなRazer Hydraが位置を検出する方法はなかなか面白い。いわく「ボールが作る磁気フィールドを使ってスティックの位置を検出している」。ボールが黒いので分かりにくいが,中にうっすらと直交するコイルが巻いてあること,そして「ボールが磁気フィールドを作る」という説明からすると,コイルで直交する磁界を作って,それをスティック側で検出することで位置を判断しているのかもしれない。
 いずれにしても,いま出ている他社のモーションセンサーには見られないユニークな手法が使われているといってよさそうだ。

 1年経って完成度も上がっている印象で,操作もスムーズだったRazer Hydra。いよいよ発売か……と期待が高まるが,話はそう甘くないかもしれない。というのも,このRazer Hydra,ビジターには報道関係者も含めて一切触らせておらず,トリガーを撮影すべく置いてある角度を変えようとしただけで,伸ばした手を払いのけられれるほどだった。操作させてほしいと言っても,「ダメ」とつれないお返事。

 そんなわけなので,もしかしたらなにか致命的な問題があるのかなあ,という気もするが,さらなる展開を期待したいところだ。ちなみに現在は,SDKが用意され,開発者を募っているところだそうで,その点では去年からあまり変わっていない。


Intelブースでもモーションセンサー


Intelのブース
Razer
 Razer Hydraは,Intelのブースでも同じような形でデモ展示が行われていた。やっていることはRazer USAのブースとほとんど同じ。「Razer Hydraによるエキサイティングなデモだ」と言いつつ「第2世代Coreプロセッサのパワーで実現できる」という合いの手を入れるのがIntelらしいところ。
 ちなみに,Intelはブース内を小さく区切って,コンシューマ向けのソリューションを紹介していた。CPUやチップセットなど技術志向の展示はなかったので,CESの趣旨に合わせた展示を行っているようである。

Intelのブースでは,画面下にPortal 2の文字がはっきりと見えた
Razer Razer

 Intelブースでは,Razer USAの製品であることを出しつつ,かなり力を入れてデモを行っており,多くの来場者が足を止めていた。モーションセンサー系にはIntelも注目しているのだろう。
 実際,Intelは,もう1つ,別のタイプのモーションセンサーもデモ展示を行っていた。

Intel製プロセッサ搭載のテレビセットトップボックスにモーションセンサーを取り付け,セットトップボックスの操作やゲームを楽しもうというコンセプト。上に乗っているのがモーションセンサーで,Prime Senseが手がける製品とのことだった
Razer

セットトップボックスはOrangeという企業が手がけるOrange Valeeという製品。Intel製プロセッサを搭載するそうで,「Coreプロセッサが入っている」そうだが,具体的なCPU名は明らかにされなかった。モーションセンサーはUSB接続だ。なお,白いケーブルは盗難防止用のもの
Razer Razer

デモはカジュアルなゲームの一種。人形が描かれた板が迫ってくるので,その方向に合わせて体を動かすと板をクリアできるというものだった
Razer
 上の写真を見てお分かりのように,こちらは,プレイヤー側にコントローラは装備せず,カメラからの映像認識だけでジェスチャーなどを判定するという,Kinectと似た原理のデバイスとなっている。

 ブースで行われていたデモは一種のゲーム仕立てで,エクササイズ系といった感じ。担当者は3Dのセンサーであることを強調していたが,筆者が見た限り,デモでは,左右方向の動きだけを使っており,奥行き方向の情報が使われていないように思える。
 ただし,モーションセンサーには2個以上のカメラが埋めこまれているので,原理的には奥行きが計算できるということなのではなかろうか。

中国のテレビセットメーカーTCLがブースで行っていたデモ。利用されているセンサーはPrime Senseのものだ
Razer
 ちなみに,このPrime Senseのモーションセンサーは,日本ではあまり馴染みのない,TCLという中国のテレビメーカーも利用してデモを行っていた。チャンネル操作や,簡単なゲームプレイを,モーションセンサーを使えばテレビ単体でできるというデモだ。
 TCLのデモにも奥行きの情報は使われていないように見えた。奥行きを計算するのは,テレビが内蔵するようなCPUだとややつらい,ということかもしれない。

 2011 CESのメイン会場で筆者が見つけたモーションセンサーは以上だが,Razer USAやIntelといったPC関連メーカーがこの市場に注目しているのは確かなようだ。今後,PCでどのように広がっていくのか,または広がらないのか,未知数なところはあるが,Razer Hydraのデモはなかなか刺激的で面白く,こういう操作が可能なPCゲームが出るとゲームにも新たな展開があるのかなあという気もする。今後の展開に注目したい。
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